2016年3月 5日

後悔しています!


息子の言うことを聞いていれば・・・、
あの悲劇は起こらなかった・・・。
小学1年生の息子の方が、47才の自分より、
あの場では冷静だった・・・・。

悔やんでも、悔やみきれない。
息子の言う事を聞いていれば・・・、
釣り竿を無くすことは・・・、なかった・・・。

そんな、悶々とした後悔の日々を送っている中谷です。

その悲劇は、毎度のように、
多摩川へ子供たちと出かけた時、起こりました。

その日は 青空が広がり、
2月とは思えない行楽日和。
あまりの天気の良さに「今日は多摩川でたっぷり遊ぶぞ~」と宣言。
子供たちも「やった~~!」と大喜び。
キャッチボール用のグローブから、釣り竿、
タモ編み & おやつまで持って、
多摩川に出かけました。

まずは、親子でキャッチボール。
「う~ん。絵に描いたような、幸せな家族の光景だ~。 
最高の休日やなぁ~俺って幸せ・・・・・。」
とここまでは良かったのですが、
悲劇はここから起こったのです。

キャッチボールの後、釣りへ。
しかし、なかなか魚は釣れません。
「ちょっと退屈だな~。
もっとワクワクしたいな~。」と感じた私は、
竿をそのまま「置き竿」にして、
ガサガサ探検にでかける事にしました。
(ガサガサ探検とは、
川や沼の草下にいる生き物を網でガサガサすくって捕まえる事)
(置き竿とは、えさをつけたまま釣りの仕掛けを
川や沼などに入れっぱなしにする事)

その時、小1の息子は 
「仕掛けを川に入れたままで流されない?」と一言。

今思えば、この一言をしっかり聞いておけば良かったんです。
聞いておけば・・・。
しかし 私は「大丈夫。流れほとんどないし。
それに、ガサガサしている間に魚かかるかもよ~」
今思えば 魚を釣り上げたいという欲に負けただけの、
何の根拠もない判断でした。

20160305.jpg 
(タモ網でガサガサ探検。私より冷静な息子)


何度かガサガサをし、小さなエビをゲット。
虫とりケースに入れるため、置き竿を
していたところに戻ろうとしたところ、少し先で、
急にスーッと竿が動き出したではありませんか。
一瞬私は、「あっ!大きな魚がかかっている」と思いました。
しかし竿は、少しづつスピードを上げ、
竿先が川の中に入り始めたのです。

そこで私は初めて気付きました。
「竿が流されている!」
「あ~~~~」と大声を上げ私は走りました。
しかしどんどん竿が川に入っていきます。
「竿が~(持っている中で一番値段の高い)竿が~」
(括弧の中は心の叫び)
もう少しで、竿に手が届きそう!というところで、
竿は急にスピードを上げ、完全に川の中に入ってしまいました。
「あ~~」
「どうしたの?」と子供たちの心配する声
「竿が~(持っている中で一番値段の高い)竿が~流された~~!」
(括弧の中は心の叫び)

流れに乗った竿は、ものすごいスピードで、
どんどん流されていきます。
「大変だ~」「追いかけろ~」親子三人で、
川岸を思いっきり走りながら追いかけます。
しかし追いつけないほどの速さ。竿は見えなくなるほど、
どんどん小さくなっていきます。
「あーどこまで行くんだろ~」と目をこらしていると、
遠くでルアー釣りをしていた人が、
「だいぶ先までいっちゃたよ。
ルアーに引っかけようとしたけどだめだった」と声を上げました。


「これはもう追いつけない」と肩を落としていると、
上の娘が「あの竿高いの?」
「うん(うーん見抜かれている)」(括弧の中は心の叫び)
「なら、あきらめないで、追いかけよう!」
だいぶお金の価値観がついてきているな~などと、
妙に感心しつつ、子供に励まされ、
自転車で下流に向かいました。

途中、途中、自転車を降りて、親子三人で探します。
釣り人に竿が流されてこなかったか聞いたり、
流れがとまっていそうなところで目をこらしたり・・・、
しかし、タイムオーバー。
結局 竿は見つかりませんでした。

独身時代から使ってきた大切な竿 
さすがに肩を落として歩いていると、

娘「大丈夫?明日になったら出てくるかもよ。」
私「思いっきり遊ぶつもりが、
後半は、竿探しだけになっちゃたなー。ごめんな。」
息子「僕の言ったことちゃんと聞いてれば良かったのに-」
私「そうだなー」


夕暮れの多摩川、三人自転車を押しながら、
子どもに諭されつつ帰ったのでした。

PS 心の整理がつかない私、
「20年近く使ったんだから、もとはとったはずだ。」などと
ずいぶんせこい考えで、納得しようとしている今日この頃です。

投稿者:中谷文彦 | 投稿時間:10:00 | カテゴリ:中谷文彦 アナウンサー | 固定リンク

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