3月2日

JAPA-NAVI 山形 庄内地方

今回の舞台は、山形県の庄内地方。番組では、極寒でも満員のちょっと変わった旅館や、冬のみに日本海沿岸で行われる伝統の岩のり摘み、地上最強生物といわれるクマムシの研究などをしている慶應義塾大学先端生命科学研究所、研究所周辺を「サイエンスパーク」として開発するプロジェクト、地域の女性にも人気のうす焼きせんべいをご紹介しました。

「極寒でも満員!ある旅館の秘密」

鶴岡市中心街から車で40分ほどの場所にある、一軒の旅館。目の前は日本海ということもあり、冬になると吹雪混じりの寒風が吹く地域です。そんな場所にある旅館に、なぜか人がたくさんやってきます。実は閑散期対策として冬のみラーメン業を始めたところ、口コミが広がり大人気になったのです。
旅館「琴平荘」
住所:山形県鶴岡市三瀬381-46
ラーメンの営業は10月1日~5月末まで。営業時間は午前11時~午後2時、定休日は木曜日。

お客さんをとりこにする、中華そば

店の看板メニューは、中華そばのあっさり味。麺は中太のちぢれ麺。麺をはじめ、チャーシューやスープの材料でもあるトビウオの焼き干しなど、メンマとのり以外はすべて自家製にこだわっています。

旅館だからこその人気

食べる場所は大広間なので、テーブルとテーブルの間はゆったり、くつろぎながら食べることができます。待ち客は、大広間の後ろのスペースのほか、別の広間や廊下でも待ち時間をのんびりくつろぐことができます。

本業の旅館は?!

ラーメンを始めた当初は、あくまで冬のみの営業でしたが、今では10月~5月まで、8か月に渡ってラーメン業をしています。夏は団体客は受けつけていますが、少人数の場合はお断りすることもあるそうです。

極寒の海から岩のり

庄内地方の日本海沿岸で冬のみに採れる、岩のり。岩のりとは、岩場に生える天然ののりのことで、岩場にへばりつくように生えます。冬になると、岩のり摘みをする地域の方々の姿がちらほら見られます。極寒のなか摘んだ岩のりを使って食べる料理は、絶品。まさに「冬のお宝」をご紹介しました。

岩のり摘み

岩のり摘みができるのは、基本的に波が1.5メートル以下で穏やかな日。波が穏やかな日は、朝7時~午後3時頃まで岩のり摘みが行われます。本間ヨシエさんが住む地域では、1シーズン3,000円で漁業権代わりの木札を購入すれば、誰でも岩のり摘みができるそうです。

庄内の冬の名物詩、寒ダラ汁

庄内の冬の名物詩といえば、寒ダラ汁。真冬の日本海でとれた寒ダラは、身がしまっていてプリップリ。そこに岩のりを入れることで、磯の香りとのりの香りがいっそうおいしさを際立たせます。ほかにも白米に焼きあぶった岩のりを巻いてしょうゆをつけた、「岩のりおにぎり」も愛されています。

地上最強生物 “クマムシ”

鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所。ここには、クマムシを研究している研究室があります。驚異のストレス耐性を持つことから、地上最強生物と称されています。その驚くべき耐性や、クマムシの研究をしている研究者の方にクマムシの魅力を教えてもらいました。

なぜクマムシは地上最強生物といわれるのか?

クマムシには「乾眠」と呼ばれる特質があります。乾燥することによって仮死状態になるものの、水をかけると再び動き出します。この乾眠状態になると、100度の高温・マイナス273度の超低温・7万5千気圧にも耐えることができるとされています。
「慶應義塾大学先端生命科学研究所」
住所:山形県鶴岡市馬場町14-1

クマムシの乾眠という能力が持つ可能性

クマムシの乾眠という能力が、将来、私たちのとても身近なところにも関係してくる可能性があるとのこと。番組では、クマムシの生物学を研究されているクマムシ博士こと堀川大樹さんに、その具体的な可能性について聞きました。
また、スタジオでご紹介したクマムシのぬいぐるみに関しましては、ネット販売での購入が可能です。

サイエンスパークについて

慶應義塾大学先端生命科学研究所は2001年に鶴岡市の誘致によって建設されました。今では、研究所の成果から生まれたベンチャー企業群も研究所のすぐそばに居を構えています。さらに、国内外からやってくる研究者やその家族がやって来ても快適に過ごしてもらえるよう、研究所そばの14ヘクタールの広大な敷地に、「サイエンスパーク」の開発という壮大なプロジェクトが進んでいます。
サイエンスパークを手がけている民間企業
「YAMAGATA DESIGN株式会社」
住所:山形県鶴岡市覚岸寺字水上 246 番地 2

“超うす型”で人気のせんべい

庄内といえば、米どころでも有名。庄内米を使った、半世紀もの間、ソウルフードとして愛され続けているおやつがあります。それが、うす焼きせんべい。厚さわずか2ミリほどの“薄さ”が特に女性にウケているとのこと。番組では、せんべいの工場としては日本一長いといわれている酒田市にあるせんべい工場を訪ね、味と薄さの秘密などをご紹介しました。

日本一長いといわれるせんべい工場?!

酒田市にあるせんべい会社の工場は、なんと全長545メートル。なぜこんなにも長いかというと、精米から生地作り、包装、出荷まですべての行程を工場で一貫生産しているからです。
「オランダせんべいFACTORY」
住所:山形県酒田市両羽町2-24
工場見学:午前9時~午後4時(最終入場:午後3時40分まで)

また、スタジオでご紹介した瓶に入ったトッピングソースを購入ご希望の方は、「オランダせんべいFACTORY」までお電話でお問い合わせ下さい。
VTRでご紹介した薄焼きせんべいに関しては、「酒田米菓」のホームページからも購入できます。

ゲスト:金子貴俊さん、室井佑月さん
VTRゲスト:金子貴俊さん
リポーター:橋詰彩季アナウンサー(NHK山形放送局)