5月19日

グリーンスタイル 初めての有機栽培

有機栽培は「難しい」というイメージがありませんか?しかし、自然の力を使うのでかえって楽ともいえる栽培方法なのです。家庭のベランダで気軽に始められる有機栽培のやり方を紹介しました。

有機栽培に挑戦!

土の準備

有機栽培では、園芸用の培養土は化学肥料がもともと入っているので避けましょう。
市販の有機栽培用の土を使うか、自分で土を配合するのがおすすめです。

<土を配合する場合>
赤玉土の中粒と腐葉土を用意し、「赤玉土2:腐葉土1」の割合で混ぜて水を加えて湿らせます。水の量は土の重さに対して60パーセントが微生物の活動しやすい量です。土を手で握って、形がくずれない程度が目安です。

肥料の準備

<発酵済みの肥料がおすすめ>
微生物が活動しやすいよう、有機栽培では有機物肥料を使います。肥料には鶏ふん、米ぬか、油かすなどがありますが、そのまま使うと発酵して臭いが気になることがあります。
発酵が終わったものがあり、臭いも軽減されるので家庭菜園に向いています。市販の有機栽培用の肥料であれば、袋に「発酵済み」「ぼかし」と書いているものを使うのがおすすめです。

有機栽培用の肥料に「バッドグアノ」というものがあります。コウモリのフンで、長い年月をかけて洞窟のなかで自然発酵した質の高い肥料です。

<ペレットタイプがおすすめ>
肥料には粉状のものやペレットタイプがあります。ペレットタイプは風で飛ばないので、家庭菜園で使う場合におすすめです。

<肥料の量>
小さめのプランターなら、ひとつかみ程度の肥料を土に混ぜておきましょう。

プランターに土を入れる

まず、鉢底石をプランターに入れます。その上に、肥料を混ぜた土をふんわりと入れたら、手で押し込まずにプランターをゆすって土を落ち着かせていきましょう。水やり用に、土の上部には高さ1~2センチほどのスペースを空けてください。

虫の除去や間引きなどの管理法

農薬は使わず、虫は手で取りながら管理しましょう。虫がついたり穴が空いた野菜でも、洗って食べられます。

なお、ベビーリーフは、アブラナ科とキク科の葉を一緒に植えると、特定の虫がつきずらくなります。2週間ほどで間引きながら食べられます。

ハツカダイコンは間引くときにコツがあります。ハツカダイコンは双葉の向いている方向に、根が伸びます。プランターの端に根が当たると乾燥しやすく傷んでしまうので、少しでも広く根が伸びる方向にそろえて間引くとよいです。

追加の肥料は必要?

30日くらいで収穫する野菜なら必要ありません。
トマトは60日~90日で収穫を行うので必要です。

エダマメを一緒に植えると

エダマメの根には小さなコブがあって「根粒菌」という微生物がいます。根粒菌は空気中の窒素を取り入れて、植物の栄養とします。一緒に植えると、野菜の育ちがよくなります。

専門家ゲスト:佐倉朗夫さん(明治大学特任教授)