7月3日

女のニュース 今こそ注意!身近な危険生物

神戸港や名古屋港で相次いで発見された外来種「ヒアリ」。アメリカでは年間100人以上が刺され、死亡していると言われています。でも、心配すべきはヒアリだけではないんです。私たちの身の回りでは、危険生物がどんどん増えており、出会う確率も格段に上がっています。今回は、知られざる危険生物たちの対処法について、お伝えしました。

住宅街に潜む危険生物たち

まずは、北アメリカが原産のアライグマ。ペットとして輸入されてきましたが、今では野生化し、日本全国に住み着くようになりました。特に、住宅街でその数を急速に増やしています。アライグマは、狂犬病ウイルスを媒介するといわれているため、見つけても絶対に近づかないようにしましょう。さらに、かつて話題になったセアカゴケグモも、今や、44の都道府県で確認されています。排水溝の裏やエアコンの室外機や自動販売機の下、サンダルの中など身近なところにもよく見つかるようになりました。見つけたら払い落とし、殺虫剤で殺しましょう。さらにインドや中国原産のツマアカスズメバチも九州で発見されています。巨大な巣を作る性質を持ち、ハチの数も多いため、巣を見つけたら絶対に近づかないようにしましょう。

山や海に潜む危険生物たち

野生動物の血を吸って成長するマダニ。動物たちの生息域が広がるに従って、野山で私たちが出会う機会も増えているといわれています。マダニにかまれると、SFTSウイルスという致死率の高いウイルスに感染する恐れがあります。山に入るときは、虫除けスプレーを忘れずに。もしマダニを見つけたら、払い落とすか、病院でとってもらいましょう。また、オーストラリアなど暖かい海に住み、フグと同じ猛毒を持つヒョウモンダコも、海の温暖化によって、関東や北陸にまで姿を見せるようになりました。磯遊びやスキューバダイビングのときに出会う可能性がありますが、見つけても決して触らないようにしましょう。

ヒアリの定着を防ぐには?

今話題のヒアリ、今後国内に住み着く可能性は否定できません。定着を防ぐには早めの発見と駆除が大切です。ヒアリは巣を作るとき、アリ塚を作る性質があります。在来種にはない性質ですので、もし見つけたら、近くの環境事務所に連絡してください。

専門家ゲスト:五箇公一さん(国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター)
ゲスト:矢嶋智人さん、ともさかりえさん
VTRゲスト:岸本年郎さん(ふじのくに地球環境史ミュージアム 学芸課 準教授)
リポーター:手嶌真吾アナウンサー(盛岡局)