9月11日

40代からの脳梗塞対策

ある日突然襲いかかる病気・・・「脳梗塞」。脳梗塞にならないようにするためには、実は40代からのケアが重要だと、専門医は強く警告しています。女性の場合、“更年期”のある体の変化が脳梗塞につながるからです。
番組では、50歳で脳梗塞を発症した磯野貴理子さんが生放送で体験を告白。その原因とは?命を救った行動とは?教訓を学びました。また、脳の専門医が日々実践している予防法を大公開。そして、脳梗塞の前兆を見逃さないポイントや、もし発症したとしても、適切に処置を受ければ命が助かる最新治療法もご紹介しました。

脳梗塞のリスクは、更年期の女性の体の変化にあった!

「お年寄りの病気でしょ?」なんて思われがちな脳梗塞ですが、40代から意識することで、グッとそのリスクが下げられます。それは、女性の場合、更年期になると、突如上がることがある「血圧」の管理でした。

更年期高血圧で脳梗塞になるワケ

女性の血管は、女性ホルモンの一種「エストロゲン」によって血管のしなやかさが保たれています。しかし、更年期に入ると、エストロゲンは減少。それによって、これまで守られていた血管のしなやかさが失われ、脳梗塞の大きな原因である動脈硬化が進み、血圧は上昇。脳梗塞のリスクを高めるのです。しかし、この血圧が上がったことを気付かない女性も多くいます。だからこそ、更年期になると血圧の管理が重要です。男性は、女性よりも若い時期から高血圧になりやすく、注意が必要です。
取材協力:中村敏子さん(関西福祉科学大学教授)

「心臓」が原因で脳梗塞になることも

心臓は4つの部屋に分かれていますが、その心房と呼ばれる部屋でけいれんのような症状が発生してしまう「心房細動」という不整脈の症状が出ると、左心房の血液がよどむことで、血栓と呼ばれる血の塊が発生。その血栓が、血流に乗って脳に運ばれることで脳梗塞を引き起こしてしまうのです。

脳血管内科の先生みずからがやっている予防法を公開!

脳の専門医、山本晴子さんにみずから実践している予防法を教えていただきました。
ポイントその(1)は『ちょっと早歩き!』ふだんの運動に少し負荷をかけるだけで、何もしない人に比べて30%脳梗塞のリスクは減らせるというものでした。
その(2)は、食事のときに食物繊維を多めにとることで、リスクが減らせるというもの。
その(3)は、水分をしっかりとること。水分が減ると血液がドロドロになって脳梗塞を引き起こすこともあるそうです。

脳梗塞の最新治療法「血管内治療」

脳梗塞になったらどうすればいいか。答えは「いち早く病院に行くこと!」なぜなら脳梗塞を治せる治療があるから!まずは、「t-PA」という点滴を使った治療法。発症から4.5時間以内なら有効とされている。さらに、注目なのが8時間以内まで有効な「血管内治療」。血管内に管を通し直接血栓を取りだす治療法だ。ここ数年で、効果が認められ有効な治療法として注目を集めている。

脳梗塞かと思ったら「FAST」でチェック

では、自分が脳梗塞だと思ったら?病院に行く判断って結構難しい!ということで、代表的な脳梗塞の症状と、判断基準を紹介しました。「ろれつが回らない」「片側のマヒ」「見え方がおかしい」などの症状が上げられる。ポイントなのは「片側」ということ。さらに、脳梗塞かもと思ったときのチェックポイントをご紹介。合言葉は「FAST」。以下のイラストを頼りに、ひとつでも引っかかったらすぐに救急車を呼んで治療を受けてください!

ゲスト:磯野貴理子さん(俳優)、堀内敬子さん(俳優)
専門家ゲスト:山本晴子さん(国立循環器病研究センター 医師)
リポーター:佐々木彩アナウンサー