10月18日

※きょうのあさイチはアンコール放送をお伝えしました(一部地域での放送)

親子で知ろう!がんのこと

日本人の死因第1位となって久しい「がん」ですが、基本的なことでさえ知らないことがたくさんあります。そのため、誰もががんになる可能性があるにもかかわらず、いざ診断されると頭が真っ白になるなど、うろたえてしまいがちです。家族ががんになったとき、どう向きあえばいいのか戸惑うことも多いと思います。そこで、子どものころからがんに関する正しい知識をもってもらおうと、全国の小中学校で「がん教育」が広がり始めています。子どもたちががんについて学ぶことで、親ががん検診を受けるようになったり、食生活や喫煙を見直すようになることもわかってきました。番組では、子どもたちが学校でどんなことを学んでいるのかお伝えしながら、がん教育のあり方や可能性について考えました。

全国の小中学校で始まる「がん教育」とは

がん教育の大きな目的のひとつは、がんについて正しく理解できるようにすることです。授業では、がんが身近な病気であることや、がんがどうやってできるか、予防、早期発見、検診、治療などについて学びます。そして、もうひとつの大きな目的が、命の大切さについて考えること。患者の気持ちを知ることで、お互いに支え合い、生きていく社会にするためにはどうすればいいかを考えます。
現在、がん教育が行われているのは一部の学校に限られていますが、文部科学省のスケジュール案では、小学校は3年後の2020年度から、中学校は2021年度から、高校は2022年度から完全実施される予定です。

がんを防ぐためには

番組で紹介した「がんを防ぐための新12か条」です。
「1条 たばこは吸わない」「2条 他人のたばこの煙をできるだけ避ける」「3条 お酒はほどほどに」「4条 バランスのとれた食生活を」「5条 塩辛い食品は控えめに」「6条 野菜や果物は豊富に」「7条 適度に運動」「8条 適切な体重維持」「9条 ウイルスや細胞の感染予防と治療」「10条 定期的ながん検診を」「11条 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を」「12条 正しいがんの情報でがんを知ることから」

がんの校長が取り組む“いのちの授業”

東京・豊島区にある明豊中学校の校長・小林豊茂さんは、去年、職場の健康診断で、ステージIV(がんが最も進んでいる段階)の肺がんが見つかりました。小林さんは以前からがん教育に取り組んでいましたが、がんになってからは自分の姿を生徒たちに見てもらい、教材にしてもらおうと考えるようになりました。ことし5月に、小林さんが医師の林さんと行った特別授業の様子を紹介しました。

ゲスト:生稲晃子さん、藤本敏史さん
専門家ゲスト:林和彦さん(東京女子医科大学 がんセンター長)
VTRゲスト:小林豊茂さん(豊島区立明豊中学校校長)
リポーター:古野晶子アナウンサー