12月5日

スマートライフ 年賀状を美しく書く

もうそろそろ年賀状の準備、始めてますか。「あけましておめでとうございます」新しい年を祝うあいさつを美しい字で書くコツを美文字の伝道師・青山浩之さんに教えていただきます。あいさつ文以外にも役立つポイントを知って、気持ちの伝わる年賀状を書いてみましょう。

3つのルールで、ひらがなを美しく!

曲線右上がりルール

「あ・お・め」など大きな曲線がある字は、曲線部分を少し右上がりになるように角度をつけると大人っぽいしっかりした字になります。

横結びのへの字ルール

ひらがなにはくるっと回して書く「結び」という部分があります。
「ま・よ・ね」などは、横に結ぶ部分に「へ」の形を意識して書くと美しい字になります。

縦結びのくの字ルール

「す・む」は、縦に結ぶ部分に「く」の形を意識して書くと美しい字になります。

「迎春」漢字のルールを覚えよう

年賀状の漢字を美しく書くルールをご紹介します。

にょうの荷台ルール

「迎春」の「迎」や「近」など、<しんにょう>や<えんにょう>のある字を美しく書くポイントは「にょうの荷台ルール」。「近」の場合、「斤」が荷物で、「しんにょう」が荷台と見て、荷物が荷台にきちんと収まるように書くと、美しい字になります。

すき間均等法

「迎春」「初春」の「春」、「賀正」の「正」、「年」などは、線と線のすき間を均等に書くと形の整った落ち着きのある文字になります。線と線のすき間のよしあしでバランスが決まります。

横画メリハリルール

「春」のように横画が複数ある場合は、1本だけ思い切って長く書くとメリハリのある美しい文字になります。ほかの横画はやや短めに書くように意識しましょう。

左払い、右払いの末広がりルール

「春」のように文字の中に横画と左払い、右払いがある場合は横画を短めにして、左払いと右払いを横画より長く書くと安定感のある文字になります。

縦長の囲みはすぼめないルール

「春」の中の「日」のように、画で縦長に四角く囲まれた文字・部分は、両脇の縦画をすぼめずにまっすぐ平行に書くと美しくなります。

ひらがなは“ルーツの漢字”を意識して書こう

ひらがなは漢字が変形して生まれました。そのルーツの漢字の形を意識して書くことも美しいひらがなを書くポイントです。
「あけまして おめてとう こさいます」をそれぞれ元となった漢字で書き並べると、
「安計末之天 於女天止宇 己左以末寸」となります。
たとえば、「け」を書くときは「計」の形を意識して、左側の縦線が短くなりすぎないように気をつけましょう。

専門家ゲスト:青山浩之さん(横浜国立大学教授)