12月20日

どうする?イマドキの墓選び

今、お墓は多様化の一途をたどっています。例えば、都市部で増えているのが室内型の「納骨堂」。そして、とりわけ女性に人気なのが「樹木葬」墓地。おひとりさまや子どもたちに迷惑をかけたくないという人には「合同墓」が人気。従来型の「一般墓」にも、公営もあれば寺院墓地や民間墓地もあります。それぞれどう違うのか、今まさにお墓を探している女性たちに密着し、墓選びのポイントや注意点をお伝えしました。

納骨堂

  • 納骨堂には「位はい式」「ロッカー式」「機械搬送式」「仏壇式」などのタイプがあります。
  • 値段の幅があり、位はい式の納骨堂は約10万円から、仏壇式の中には、総金ぱく張りで1,000万円するものもあります。
  • 駅から近いところが多く、室内のため冷暖房完備だったり、掃除をする必要がないなど、手軽で便利な点が人気になっています。
  • 注意ポイントとしては、一般的な墓より年間管理費が高めなこと、参拝ブースの数が限られているため、お盆やお彼岸などの混雑時には順番待ちになる場合があることがあげられます。また、初期投資がかかっている施設が多いため、経営状態を確認することが大切です。

樹木葬

  • 大きく分けると、里山タイプ、公園タイプ、庭園タイプの3つがあります。里山タイプは野山などに遺骨を埋め、土にかえします。庭園タイプには墓標があり、その下に骨つぼを納めるのが一般的で、13回忌や33回忌を迎えると、合同墓に移されるのが一般的です。公園タイプには、遺骨を土に埋めるところと骨つぼを納めるところ、両方がありますので確認してください。
  • 民間会社の去年の調査では、樹木葬墓地の平均は74万円です。年間管理費は墓地によってさまざまです。全くかからないところもあれば、契約から納骨するまではかかるところ、合同墓に入るまでかかるところもあります。
  • 注意ポイントとしては、特に里山タイプに多いですが、墓標がないと、遺骨を埋めた場所がわからなくなり、家族や友人がお参りするときに戸惑うことがあります。

一般墓

一般墓には公営墓地、寺院墓地、いわゆる民間墓地があります。値段は公営が割安です。宗教は公営と民間は自由なので問われないところが多く、寺院墓地は宗派の決まりがあり、檀家になることを求められるところが一般的です。墓石をつくる石材店は、公営墓地では自由に選べますが、民間墓地は「指定石材店制度」といって、決まっているケースがほとんどです。寺院墓地でも石材店が指定されているケースがあります。そのほか、公営墓地は、自治体によって募集期間や応募資格に制限がある場合があります。

合同墓(共同墓)

  • 合同墓は後継ぎがいなくても入ることができるため、おひとりさまや家族に迷惑をかけたくないという人を中心に人気があります。
  • 値段はほかのお墓に比べると安く、年間管理費もかからないところが一般的です。
  • 注意ポイントとしては、いったん合同墓に納められると移すことができません。また、親戚や友人など納骨をしてくれる人に伝えておかないと、せっかく契約していても、別のお墓に納骨されかねません。

お墓 Q&A

  1. Q.遺骨はいつまでに納めればいいの?
  2. A.決まりはありません。四十九日や1周忌を過ぎても、遺骨を手元に置いておいても問題ありません。どこに納骨するか、焦らずにじっくり考えることが大切です。
  1. Q.そもそも墓は必要なの?
  2. A.日本には、お墓参りの習慣があります。お墓は家族や親類、友人など、のこされた人が亡き人をしのぶためのものですので、家族などとよく相談してください。
  1. Q.分骨したい場合、自由にできるの?
  2. A.ふたつの場所に遺骨を分けて納骨するためには「分骨証明書」が必要です。分骨証明書は火葬場や墓地の管理者に申請すればもらうことができます。

専門家ゲスト:小谷みどりさん(第一生命経済研究所 主席研究員)
ゲスト:石塚英彦さん、西尾まりさん
リポーター:遠藤亮アナウンサー