2月7日

あなたは大丈夫?冬の血圧スペシャル

みなさん、血圧は大丈夫ですか?
「健康診断で異常なし」「もともと低いし・・・」そう思っているあなたは要注意。実は、知らないうちに急変動を繰り返しているかもしれないのです。
実は、血圧は、朝、活動するために上がるのが通常ですが、急激に上がり過ぎる「モーニングサージ」が頻繁に起こると、血管にダメージを与え、脳梗塞や心筋梗塞などの深刻な病につながることが明らかになってきています。
「モーニングサージ」を引き起こす要因は、実は、「朝の冷え込み」「あわてて起きる」「せきやくしゃみ」など、冬にありがちなこと。番組では、「モーニングサージ」を予防する簡単な対策を具体的にお伝えしました。さらに、女性に多い「低血圧」の悩みにも答え、放っておくと危険な低血圧のタイプの見分け方や、低血圧を改善すると期待される食べ物も紹介、高血圧から低血圧までの対策法を幅広くお伝えしました。

早朝高血圧とは?

朝、家庭で測った最高血圧が135mmHg以上で、夜と比べて15mmHg以上上昇している場合のことを指します。この早朝高血圧は日中の健康診断などで測るだけでは見過ごされやすいため注意が必要です。さらに、最近「モーニングサージ」と呼ばれる血圧の急上昇が朝に起こると脳梗塞や心臓病など深刻な病気を起こすリスクが高くなることが分かってきました。

モーニングサージを引き起こす原因と対策

モーニングサージには体の活動を活発にさせる「交感神経」が大きく影響しています。朝は体を活動しやすくさせるために、「交感神経」が働いてノルアドレナリンを出し、血管を収縮させます。すると血圧が上がり全身に血が巡ります。
ところが朝、交感神経が働き過ぎてしまうとノルアドレナリンが過剰に出て、血圧の急上昇を起こしてしまいます。この交感神経の働きを起こす要因が「寒さ」、「冷たい床」、「ストレス」などです。これらの要因が重なって起きるモーニングサージが何度も繰り返されると、大きな病気につながる可能性があります。
番組では、朝に交感神経の働きが過剰になる要因と、その対策をご紹介しました。

要因

対策

タオルグリップ法

交感神経のバランスを整える対策の一つとして、番組では実際の医療機関でも行われている「タオルグリップ法」をご紹介しました。

やり方

  1. 縦30センチ・横80センチほどの一般的なフェースタオルを用意します。
  2. そのタオルを横に2回、縦に1回折ります。
  3. タオルを丸めて握ります。親指とほかの指がつかないようにするのがポイントです。
  4. 握るのは1回2分。それを、左手と右手で2回ずつ行います。
    タオルを持ちかえるとき1分程度の休憩を入れましょう。

それを2日に1回、4週間以上続けると効果が期待できるとのことです。

タオルグリップ法をやる上での注意事項

握る際に呼吸を止めないでください。息をとめて力むと血圧が上がってしまう恐れがあります。
タオルグリップは、あくまでも交感神経を整えるトレーニングなのでタオルグリップをしたからといって処方されている降圧剤を飲むのをやめたり、生活習慣に気をつけることをやめたりしないでください。

高血圧の予防法

低血圧による不調について

現在日本には低血圧の明確な基準はありませんが、多くの医師が100mmHg以下を低血圧としています。血圧が100mmHgでも不調などがない場合は問題はありません。
一方、朝起きられない、立ちくらみがするなどの症状がある場合は「低血圧症」といい改善の必要があります。今回番組では「低血圧症」の改善にオススメの食べ物としてチェダーチーズをご紹介しました。取材をした東京女子医科大学教授 渡辺尚彦さんによると、毎朝50グラムほど摂取するのがオススメとのことでした。
(50グラムより少なくても、続けることで効果が期待出来るそうです)

起立性低血圧 家庭でのチェック法

血圧症の中でも、めまいや失神を引き起こす可能性のある「起立性低血圧」のチェック法をご紹介しました。

起立性低血圧のチェック法

  1. 寝たまま血圧を測る。
  2. 10分後、起きる。
  3. その後、立ったまま何度か血圧を測る。

起きてから10分以内に最高血圧が20mmHg以上下がっていた場合「起立性低血圧」の可能性があります。立ちくらみなどがひどい場合は、内科や循環器内科、子どもの場合は小児科に相談してください。

起立性低血圧の対処法

※夜間に高血圧になるタイプの人は、就寝時着圧ソックスは履かないでください。

専門家ゲスト:苅尾七臣さん(自治医科大学教授)
ゲスト:光浦靖子さん(タレント)、島崎和歌子さん(タレント)
リポーター:佐々木彩アナウンサー