2月15日

冬の特別編「若くても発症!意外な心臓病」

胸が締めつけられる突然の痛み。もしかすると「心筋梗塞」や「狭心症」などの「心臓病」のサインかもしれません。12月から2月は、最も心臓病で亡くなる人が多い時期です。患者は70代以上が多いのですが、若くしてなる可能性もあるんです。
たとえば、40代50代の更年期女性に多いという「微小血管狭心症」。胸の痛みだけではなく、時に背中やのど、奥歯、肩、胃など広範囲に痛みが出るのが特徴で、死に至ることはありませんが、生活に大きな支障をきたすこともあります。
さらには、命を脅かす「心筋梗塞」。50代で発症したという女性は、動脈硬化の進みが早く、心筋梗塞を引き起こしたことがわかりました。その原因のひとつとなっていたのが、「家族性高コレステロール血症」でした。
番組では、若くても発症する意外な心臓病について、その特徴的な症状や治療法、そして予防法まで、詳しくお伝えしました。

微小血管狭心症とは?

40代50代の更年期女性に多いとされる狭心症です。
下記のような特徴的な症状があります。

  • 胸が押されるような痛みがある
  • 時に広範囲な痛みがある(歯、あご、のど、胃、背中など)
  • 安静時に起こりやすい
  • 5分~半日続く

(以上はありがちな症状。人によって当てはまるものは異なりますし、違った症状が出る場合もあります)

心筋梗塞 サインは?

突然死を引き起こすこともある心筋梗塞。
下記のような症状があったら、すぐに受診してください。

  • 胸が押される痛みが15分以上続く
  • 強い不安感や冷や汗、吐き気や息苦しさを伴う

また、心筋梗塞が起こる数日~数か月前に下記のような症状が起こることがあります。

  • 胸、胃、肩、腕、のど、歯の痛み
  • 胃のムカムカ、吐き気
  • 息切れしやすい
  • めまいがする
  • どうきや不整脈がたびたびある
  • 足のむくみがある

(以上はありがちな症状。人によって当てはまるものは異なりますし、違った症状が出る場合もあります) 

 

狭心症や心筋梗塞の症状かも どこを受診したらよい?

番組では、日本循環器学会が認定している心臓病医療の専門家「循環器専門医」をご紹介しました。最寄りの病院を調べたい場合、日本循環器学会のホームページで検索することが出来ます。

ホームページ:
http://www.j-circ.or.jp/information/senmoni/kensaku/senmoni_kensaku.htm

家族性高コレステロール血症とは?

生まれつきLDL(悪玉)コレステロールの数値が高く、動脈硬化が進みやすい病気です。
下記のようなチェックポイントがあります。

  • LDL(悪玉)コレステロール180以上
  • 血のつながった2親等以内の家族が狭心症・心筋梗塞
    (男性は65歳未満 女性は55歳未満)
  • アキレスけんが太い(目安は2センチ以上)

家族性高コレステロール血症かも どこを受診したらよい?

番組では、日本動脈硬化学会のホームページに掲載されている「家族性高コレステロール血症」について詳しい医師がいる施設を紹介しました。

ホームページ:
http://www.j-athero.org/specialist/pdf/fh_institution.pdf

心臓病の予防法

国立循環器病研究センター 斯波真理子医師の予防法をお伝えしました。

  • 目標 1日合計1時間歩く
  • 塩分6グラム未満
  • 食物繊維・青魚多め

運動は心臓病のリスクを減らすというものでした。
塩分を控えめにすることで、高血圧を予防し、食物繊維や青魚を多くとることで、LDL(悪玉)コレステロールを低下させ、動脈硬化が進みにくく、狭心症や心筋梗塞のリスクを下げるそうです。

専門家ゲスト:天野惠子さん(静風荘病院 医師)、神谷千津子さん(国立循環器病研究センター 循環器専門医)、斯波真理子さん(国立循環器病研究センター研究所 病態代謝部 部長)
ゲスト:三田寛子さん、青木さやかさん
リポーター:佐々木彩アナウンサー