3月13日

スゴ技Q これは便利! つっぱり棒 使いこなし術

デッドスペースをうまく利用でき、壁に穴や跡を残さない便利な道具、つっぱり棒。今回は、ありがちな使い方にとどまらない、驚くべき活用法をご紹介!
さらに、「つっぱり棒がなぜか落ちる」「壁を傷つけるのが心配」といったお悩みの解決技もお伝えしました。

つっぱり棒の“取り付け方”、間違っていませんか?

「つっぱり棒に物を掛けているうちにずれてくる」、「突然落ちた」――こんな経験ありませんか?つっぱり棒メーカー社長の竹内香予子さんによると、大きな原因の一つが「取り付け方が間違っているから」なのだそうです。
そこで、一般のお宅で使われることが多い「バネ式つっぱり棒」と「ジャッキ式つっぱり棒」の正しい取り付け方をご紹介しました。

取材協力:竹内香予子さん(つっぱり棒メーカー社長)

バネ式つっぱり棒は“伸ばして押し込む”!

まずはバネ式つっぱり棒。100円ショップでも手に入り、カーテンをつるしたりするのに便利な細身のタイプです。
つっぱり棒を取り付けたい壁の間に入れ、くるくる回して長さを伸ばしていき、両端が壁についたら完了、という取り付け方をしていませんか?実はこの方法はNG。正しい取り付け方は、壁の間隔よりつっぱり棒を長く伸ばし、棒の片側を壁に押し当てて、中のバネを一旦縮ませながら、もう片側を押し込む、という方法なんです。
こうすると、バネが十分に縮んだ状態で固定されるため、つっぱる力が強くなるんです。
どれくらい伸ばせばいいのかは商品によって異なるので、説明書をご確認ください。

ジャッキ式つっぱり棒は“ネジをしっかり回し切る”!

続いてはジャッキ式つっぱり棒。ホームセンターなどで売られている、太くてゴツイタイプです。
取り付け方のポイントは、中央に付いているネジの締め具合。ある程度手ごたえを感じたら締めるのをやめてしまう人も多いそうなんですが、ここでネジの根元近くまでしっかり締めることが大切なんです。
その理由はジャッキ式つっぱり棒の構造にあります。このタイプは、太さが微妙に異なる2本のパイプからできており、ネジは太い方のパイプの端についていて、先端が錐状になっています。
このネジを細い方のパイプに貫通させることで、2本のパイプを1本に固定するのです。
締め方が足りないと、ネジが貫通しないまま使うことになってしまい、強度が落ちてしまいます。
ネジをしっかり締めた上で、壁の間に差し込み、グリップを回して壁につっぱれば、取り付け完了です。
※正しい取り付け方は説明書にも書かれていますので、取り付けの際にはご確認ください。

伸ばすと耐荷重が変わる?!

つっぱり棒を選ぶときに気になるのが「耐荷重(たいかじゅう)」。そのつっぱり棒に物を何キログラムまで掛けられるかを表しています。この耐荷重について意外と知られていないのが、「棒を伸ばすほど耐荷重は減る」ということ。
例えば「最大耐荷重5キログラム」と書いてあるつっぱり棒の場合、いちばん短くした状態で5キログラム掛けられるという意味で、棒を伸ばすほどパイプがたわんで耐荷重は減ってしまいます。使いたい長さに伸ばしたときに耐荷重が何キログラムくらいになるのか、その兼ね合いを考えて選ぶことが大切です。
商品によっては、「○センチのとき耐荷重○キログラム」と説明書に細かく表示しているものもあります。

壁が心配なら“引っ掛かり”を作る!

つっぱり棒を正しく取り付け、しっかりとつっぱることで落ちにくくはなりますが、「壁が心配で強くつっぱるのはためらう」という方もいるかもしれません。確かに、壁の強度が弱い場所や、壁紙が柔らかい場所にめいっぱいつっぱるのは少し心配ですよね。住まい方アドバイザーの近藤典子さんは、“引っ掛かり”を作ってつっぱり棒を引っ掛けることでこの悩みが解消できると言います。手軽にできる引っ掛かり技を教えてもらいました。

取材協力:近藤典子さん(住まい方アドバイザー)

引っ掛かりアイテム1 粘着フック

まずご紹介したのは、ホームセンターなどで売られている粘着フック。フックを壁に貼りつけ、そこにつっぱり棒を引っ掛かれば簡単に落ちることはありません。
この方法が役立つのが、クローゼットの中。側面の壁に2つのフックを同じ高さになるように貼りつけ、そこにつっぱり棒を渡して軽くつっぱるだけで、デッドスペースになりがちな側面にストールやかばんを収納することができます。

引っ掛かりアイテム2 ワイヤーネット

続いてご紹介したのは、100円ショップなどで手に入るワイヤーネット。ネットの網目につっぱり棒のヘッドを引っ掛けるという方法です。
この方法が役立つのが、洗面台下の収納スペース。排水管が出っ張っていて棚や箱で仕切りにくい場所も、つっぱり棒なら管の隙間を通して棚を作ることができます。両側の側面にワイヤーネットを取り付けてつっぱり棒の引っ掛かりにすれば、落ちる心配も少なく、安心です。

引っ掛かりアイテム3 魚の目パッド

最後にご紹介したのは、こちらも100円ショップなどで売られている魚の目パッド。つっぱり棒のキャップを一度取り外し、魚の目パッドをつっぱり棒に通してキャップを戻します。
パッドのシール面が外側を向くようにするのがポイントです。
棒を壁につっぱったら、魚の目パッドを壁にピタッと貼り付けます。こうすることでつっぱり棒が魚の目パッドに引っ掛かる形になり、落ちにくくなります。
のれんやカフェカーテンをつるすときなど、さまざまなシチュエーションで使える技です。

冷蔵庫にもトイレにも!つっぱり棒で賢く収納♪

整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんのお宅にお邪魔し、つっぱり棒のさまざまな活用術を教えてもらいました。
洗面所では、つっぱり棒を2本渡して網目状のカゴを通せば、取り出しやすく片づけやすい収納に。
トイレでは、つっぱり棒を2本平行に渡し、その上に掃除用具などを置いています。床にじか置きせずに物を浮かすことで、床掃除が簡単になります。
冷蔵庫の中でもつっぱり棒が活躍。フックを使ってチューブ調味料をぶらさげれば、倒れたり紛れ込んだりすることがなくなり、管理しやすくなります。
さらに、キッチンの引き出しでは、つっぱり棒とブックスタンドでフライパンや鍋を立てて収納。重ねて収納するのと比べて、取り出しやすさ、片づけやすさは一目瞭然です。ブックスタンドが仕切りになり、つっぱり棒は引き出しの開閉によって鍋が転がるのを防いでくれます。

取材協力:瀧本真奈美さん(整理収納コンサルタント)

つっぱり棒にまつわりこんなお悩みも・・・

まっすぐ取り付けられない!

「つっぱり棒を水平に取り付けたいのに斜めになってしまう」というお悩みには、次のような方法がオススメです。

  1. 取り付けたい場所につっぱり棒を軽くつっぱり、まっすぐになるように微調整する
    ※厚くて大きい本を壁と棒の両方に接するように当て、差し金代わりすると便利です
  2. つっぱり棒と壁が接しているところにマスキングテープで印をつける
  3. いったん棒を外して、正しい方法で取り付ける

専門家ゲスト:竹内香予子さん(つっぱり棒メーカー社長)
ゲスト:ともさかりえさん、的場浩司さん
VTRゲスト:近藤典子さん(住まい方アドバイザー)、瀧本真奈美さん(整理収納コンサルタント)
リポーター:副島淳さん(タレント)