4月10日

クイズとくもり もったいない!

どうしても最後まで使い切れないものや、いざ使おうとしたらもうダメになっていたり、捨ててしまうにはなんだか「もったいない!」という経験はありませんか?
今回の「とくもり」は、そんな暮らしの中でよくある「もったいない!」を解消する方法をたっぷりとご紹介しました。

乾電池の復活方法

乾電池が切れたとき、すぐに交換して、そのまま捨ててしまったりしていませんか?切れたと思っているその乾電池、実はもう少し使えるんですよ。体験型科学館のサイエンスコミュニケーター、甲谷保和さんに乾電池の復活方法を教えてもらいました。

乾電池は内部で起こる化学変化を利用して電気を取り出しています。「乾電池が切れた」とは、その化学反応がうまく進まなくなった状態。そんな電池の化学反応を再び活性化させるには、「温める」ことがポイントなんだとか。実際に豆電球を使って実験してみました。電球をともすことができなくなった乾電池を、3分間にぎって人肌に温めると、同じ乾電池で、再び電気をつけることができました。

もうひとつ有効な方法が、「両極をこすったり、拭く」こと。+と-の端子部分には、電気の流れを邪魔してしまう皮膜や汚れがついてしまうこともあり、それを取り除くことで、電気が再び流れやすくなるのです。リモコンなどの機器の中で回したり、電池どうしの場所を入れ替えたり、衣服で端子をこすったりすると再び電池が使えるようになるのも、端子部分の汚れが落ちたからなんです。

甲谷さんオススメのベストな乾電池復活術は、(1)端子部分を磨いてから、(2)手で温めること!
これで、リモコンなら2週間以上使うことができることもあるそうです。

【取材協力】
甲谷保和さん(体験型科学館サイエンスコミュニケーター)

瞬間接着剤

いざ使おうとしたとき固まってしまって使えない瞬間接着剤の復活方法と、そうならないための保管方法を、接着剤メーカー広報の吉本早希さんに教えてもらいました。
瞬間接着剤の先が固まってしまった場合は、画びょうなどでほじくり、固まっていない部分まで開通させれば、そのまま使用できます。しかし、中まで固まってしまったものを復活させることはできません。
使用後は、先端に残った接着剤を拭き取り、キャップをしっかりと閉めます。そして保管場所に最適なのは冷蔵庫。瞬間接着剤は空気中や接着面の水分と反応して固まる性質があるため、年間を通して湿度が低く一定に保たれている冷蔵庫がぴったりなんです。密閉できる瓶にお菓子などについてくる乾燥剤と一緒に入れて保管するのが吉本さんのオススメです。
※瞬間接着剤は布やティッシュなどの荒い繊維状の物で拭くと、発熱することがあります。使用後、拭き取る場合はコピー用紙や厚手の紙で拭き取りましょう。また、作業用手袋をつけて瞬間接着剤を使用するのもやめましょう。

スタジオでは、瞬間接着剤以外の接着剤、輪ゴムなどの文房具の保管方法も紹介しました。

のりや木工用接着剤

使用後は余分な液体を拭き取りふたをしっかり閉めて密閉し、冷暗所で保管しましょう。
でんぷんのりは、乾いて固まってしまっても、少し水を加えてよく混ぜれば復活します。

輪ゴム

紫外線と熱に弱いので、密閉瓶や袋に入れて冷蔵庫に保管しましょう。

乾電池

涼しい場所で、フィルムをはがさずに保管。フィルムがはがれてしまった場合は、両極を粘着テープでとめましょう。また缶に入れて保管するのは、乾電池がショートする危険性があるのでNGです。

【取材協力】
吉本早希さん(大手接着剤メーカー 広報)

わさびチューブの開発秘話

大手食品メーカー研究開発担当の齋藤等さんには、最新わさびチューブの開発秘話を教えていただきました。“チューブ容器の肩の出っぱり部分にわさびが残ってしまいもったいない”というモニター報告を受け、4年半の開発期間を経て、2015年に新たなわさびチューブを送り出しました。齋藤さんが自信を持っているのは、2か所。肩の出っぱりをなくした「なで肩」のフォルムと、先端のねじ山の数を減らし切り込みを入れたことで、先端をつぶして中身を出せるようにしたこと。そうすることで最後まで絞りきれるわさびチューブを完成させました。

スタジオでは、容器に残った中身を最後まで使い切れないというお悩みが多い、マヨネーズとジャムを使い切る「チョイ足しワザ」もご紹介しました。
出し切れずにちょこっと中身が残ってしまっているそれぞれの容器にある物を入れ、シェークするだけで、残った中身が溶けてスッキリと使い切ることができるんです。
マヨネーズのボトルには果汁100%のジュース(100ミリリットルほど)を入れて、ドレッシングに!
ジャムのビンには牛乳(お好みの量)を入れて、ミルクシェークとしてお楽しみください。

【取材協力】
齋藤等さん(大手食品メーカー 研究開発担当)

クレヨンキャンドル

短くなって書きにくい使い古しのクレヨンを集めて、オリジナルクレヨンとクレヨンキャンドルとして復活させる方法を紹介しました。

オリジナルカラークレヨン

小さくなった同系色のクレヨンを集め、まとめて50~70度のお湯で湯せんします。完全に溶けたらお好きな型に入れて、1時間ほどおいて固まれば完成。

マーブルクレヨン

違う色のクレヨンを別々の容器で同じように溶かします。順番に型に入れ、揺らしながら混ぜ合わせてから固めれば、1本でグラデーションが楽しめるマーブルクレヨンになります。

クレヨンキャンドル

クレヨン、ロウソク6本(約12センチ)、割り箸、溶かす容器、湯せん用の容器、型を用意します。ロウソクを細かくしながら溶かす容器に入れていきます。細かければ細かいほど早く溶けます。同じ容器にロウソクの芯を1本入れ、お好みの色のクレヨンを削って入れます。クレヨンは5ミリほどでも十分に色づきます。50~70度のお湯で湯せんし、完全に溶けたら、ロウソクの芯を取り出してまっすぐにして冷やし固めたあと、割っていない割り箸の間に挟み、型の中心に立つように入れ、溶かしたキャンドルを流し込めば完成です。
好みの色のキャンドルを型に流し込み、少し固まったところで、別の色のキャンドルを入れて固めれば、マーブル模様にすることもできます。また、溶かしたキャンドルにお好みのアロマオイルを入れて固めれば、アロマキャンドルに。香水でもシナモンでもバニラオイルでもOKです。
固まったキャンドルを型から取り出すためには、粗熱をとってから冷蔵庫で冷やすこと。急激に冷やすことで、ロウソクとクレヨンに含まれるパラフィンという成分が縮み、キャンドルと型の間に隙間ができ、簡単に外すことができます。

【取材協力】
甲谷保和さん(体験型科学館サイエンスコミュニケーター)

専門家ゲスト:甲谷保和さん(科学コミニュケーター)
ゲスト:余貴美子さん、蛭子能収さん
リポーター:副島淳さん(俳優)
ナレーション:日髙のり子さん