4月23日

JAPA-NAVI 熊本・南阿蘇村

世界最大級のカルデラの中に、どっしりと広がる阿蘇五岳。山のりょう線は朝日のもとでも、夜の闇の中でも美しく、雄大です。その南側に広がるのが、南阿蘇村。白川水源からのおいしいわき水、地獄・垂玉に代表される温泉、草原では良質な赤みの牛が育ちます。自然の恵みあふれる村では、地震後、「地震でも失わなかった南阿蘇の魅力を、最大限伝えよう」という新しい動きが始まっています。

連休から始動!阿蘇五岳を見上げながら・・・水田でカヤック体験!

南阿蘇の道の駅「あそ望の郷くぎの」で、今月28日から始まるのが、水田を利用したカヤック。阿蘇五岳を一望できる最高のロケーションで、新登場のアクティビティを楽しんでみませんか?現在、始動に向けて準備を進めています。詳しい情報の問い合わせは南阿蘇村観光協会まで。

あか牛のローストビーフカレー

にぎわう村の中心部から少し外れた、キャンプ場。木立に囲まれた中に突如現れたのは、オリーブ色のキッチンカー!ここで今人気を呼んでいるのが、あか牛のランイチという部位を使った手作りローストビーフと、キーマカレーの組み合わせです。店主の増田一正さんは、2年前の熊本地震でレストランと自宅をなくしましたが、もう一度南阿蘇でレストランを始めたいという夢に向かって、地震前からのこだわりの部位・ランイチをローストビーフに仕上げて、キッチンカーで提供しています。営業は、木曜日から日曜日。

今月から本格始動!草原の真ん中で星空を見上げる「ナイトハイク」

地震によって草原の地割れや山道の土砂崩れなどが起き、これまでどおりのハイキングができなくなった場所もある、南阿蘇。4月から新たに本格始動したツアーが「ナイトハイク」です。傷ついた草原を夜の闇が隠し、見上げれば、降るような満天の星・・・。今回、番組では星空を見ることはできませんでしたが、ヘッドライトの明かりだけを頼りに広々とした草原を歩くのは、なんだか不思議な感覚。真っ暗な中、かすかに月明かりに照らされた周囲の山との遠近感覚が失われ、山々が迫ってくるような、歩いているのに前に進んでいないような・・・特別な体験ができます。今回番組で参加したツアーは、特別な許可を得て草原に入っています。危険もあるため、くれぐれも、個人で夜の草原を歩くのは、やめてください。

南阿蘇の魅力が詰まった“そばバーガー”新発売!

南阿蘇の道の駅「あそ望の郷くぎの」で今月28日から新発売される、“そば”を使ったバーガー。具材をはさむバンズには、そば粉だけでなく殻をむいたそばの実も入れているため、そばの香りと食感が楽しめる、ひと味違った逸品。そばはすべて村内で作ったものを使用。南阿蘇では、地震で稲作ができなくなった水田を活用して、そば作りに力を入れようとしています。具材には、特産「あか牛」やトマト、益城町産のチーズと盛りだくさん。発売に向けて現在準備中なので、詳しい情報は「あそ望の郷くぎの」まで。

列車が来なくても 人と人をつなぐ“ユニークな駅”たち

休日には、観光列車「トロッコ列車」が走る、南阿蘇鉄道。地震の影響で、一部区間はいまだ不通のままですが、全線復旧に向けて工事が進んでいます。番組では、不通区間の駅のひとつ、「長陽駅」を訪ねました。改札のない駅舎をとおり抜けるとそこには、都会では考えられないような光景が・・・。ホームに並べられた木製のいすとテーブル、集まった人たちはお茶やケーキを楽しみながら、中にはギターを抱えて歌い始める人まで。近所に住む94歳の男性は、この長陽駅を使って、30年以上通勤していたそう。列車の開通を心待ちにしながら、現在は憩いの場として明るくにぎわっていました。長陽駅併設のカフェは、土日祝日のみの営業です。

村人による新・観光窓口開設!地震から2年、南阿蘇への思い新たに

南阿蘇の道の駅「あそ望の郷くぎの」に新しくオープンした、観光窓口。ここで村の魅力を発信するのは、老舗温泉旅館の若旦那や、カフェの店主、中には英会話教室の先生など、さまざまな職種の村人たちです。地震をきっかけに、点在していた村の観光スポットや魅力的な人材を集約し、みんなで協力して、南阿蘇の魅力を改めて発信しようという狙い。メンバーの1人、山口雄也さんは家業の130年続く温泉旅館が被災。現在解体作業が進んでいます。英会話講師の夏井美果さんは、2人の子どもを抱え、被災後から住まいを転々。ことし9月で期限切れとなるみなし仮設からの転居先を探しています。参加する人たちはそれぞれ被災しながら、地震から2年たった今、自分たちのふるさとの魅力を見つめ直し、新たな思いで暮らしを始めようとしています。

ゲスト:秋元才加さん(女優)、北澤豪さん(サッカー元日本代表)
VTRゲスト:秋元才加さん(女優)
リポーター:千葉美乃梨アナウンサー