5月9日

子どもの部活とどう向き合う?

あなたは部活に対してどんな思い出がありますか?「部活で鍛えられたお陰で今の自分がある」という方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな「スポ根」部活は今後、少なくなるかもしれません。スポーツ庁はことし3月、「部活の休みを週に2日以上にする」などといったガイドラインを発表。全国でそれに追随する動きが出ています。子どもの部活はどうあるべきなのか?親の立場で考えました。

全員に部活が所属、なのに「自主的、自発的な参加」?

国の調査では、全国の3割の中学校で「全員所属する」ことになっている部活。でも、実は中学校の学習指導要領には部活は、「生徒の自主的、自発的な参加」により行われることになっています。なぜ全員が部活に参加する必要があるのか?わが子の部活のことで悩んできた親の声をお伝えしました。

部活動への所属方針

全国に先駆けた部活動改革~三重県桑名市

スポーツ庁のガイドラインが出る前に、昨年からいち早く週休2日制を取り入れた三重県桑名市にある公立中学校を取材しました。週休2日制だけでなく、ここでは、顧問の先生任せではない、生徒の自主性を重視した部活を実践することにしています。サッカー部では昨年から練習メニューはすべて生徒が決めています。「自分で決められて楽しい」と生徒には好評で、また大会成績もよくなったというプラス効果も。とはいえ、一律で部活を週休2日にすることについては賛否がありました。

親の要望で部活を減らせない!教員の妻の声

週休2日のガイドラインが出たものの、「部活の休みを簡単に増やせる状況にない」という声もあります。勝つことにこだわる保護者がいるために、部活の休みを増やせない上、負けると夜に苦情の電話がかかってくることも珍しくないんだとか。保護者がそこまで勝ちにこだわる背景には、「部活の成績が高校入試の内申点に影響することもあるのでは?」という声もありました。番組で調べてみると、部活が内申点にどれだけ含まれるかは地域や学校によっても異なり、真相ははっきりとは分かりませんでした。

部活は「内申点」にどれだけ含まれる?

毎日の部活のお陰で「居場所」ができた 生徒の声

「部活の休みを増やしてほしい」という声に対し、逆に「毎日部活があったからこそ救われた」という生徒もいます。部活強豪校の吹奏楽部出身の生徒は、当時家庭で悩みを抱えていて、毎日ある部活が自分の居場所になっていたとのこと。また、それだけなく、顧問の先生や部員たちに個人的な悩みについても話を聞いてもらえ、支えになったといいます。学校は勉強だけではなく、部活や文化祭、運動会などいろいろなメニューがあり、それぞれで生徒が支えられたり自己実現することが生徒のためになるという先生の声も。理想の部活の姿は人ぞれぞれ違っていました。

専門家ゲスト:中澤篤史さん(早稲田大学 准教授)
ゲスト:小島慶子さん、くわばたりえさん
リポーター:遠藤亮アナウンサー