5月16日

知ってビックリ!イマドキの本屋さん

ホームページ予告画像(読書会の様子)

手軽で便利なネット書店を利用する人が増えていますが、町の書店も大きく進化しています。そこで、以前にはなかった個性的で魅力的な書店をいろいろと紹介しました。また、昔に比べて本や雑誌が売れないにもかかわらず、新刊の数が増えているのはなぜかなど、書店業界ならではの事情に迫りました。

シークレットブックとは?

日本ブックカフェ協会によると、コーヒーやスイーツ、ビールなどを味わいながら、心ゆくまで本を読むことができるブックカフェは今や全国に推定1,000店あります。番組では、去年、東京・池袋にオープンした人気のブックカフェを取材。本のタイトルをわざと隠して、限られたポップ(推薦文)などだけで本を選んで買ってもらう「シークレットブック」が人気になっていることをお伝えしました。

取材協力

梟書茶房

あなたにピッタリの本をお届けします

これまでに1万冊を超える本を読んできた北海道砂川市の書店店主が、“カルテ”と呼ばれる注文書をもとに、ひとりひとりにあった1万円分の本を厳選して送り届けるサービスを行っていることをお伝えしました。世界を広げたいという人や、いつも同じよな本ばかり読んでしまうという人などに好評です。なお、ネットで年間6,000件もの申し込みが寄せられるため、抽選を行っています。現在は受付停止中で、次回の受付は10月ころの予定です。また、スタジオでは、同じようなサービスを行っている東京・赤坂の書店も紹介しました。

取材協力

いわた書店(北海道砂川市)
双子のライオン堂(東京・赤坂)

エステや美容室まで経営する書店

広島県庄原市東城町唯一の書店がエステや美容室、コインランドリーの経営にまでのりだしている様子をお伝えしました。その背景には、本や雑誌が売れなくなってきていることや、書店にとって、本の売り上げは利幅が薄いことがあります。例えば定価1,000円の本の場合、出版社に600円が入るのに対し、書店には220円しか入らないのが一般的です。ほかの小売業では、店に40%前後が入るのに比べると低くなっています。これには、約3か月以内に本を返品すれば書店に全額戻ってくるという書店業界独特の返品制度などがかかわっています。

取材協力

総商さとうウィー東城店

画像	本の利益構造の円グラフ

売れなくなっているのに新刊本は増えている!?

東京・池袋の大型書店では、毎日、段ボールおよそ280箱、15,000冊を超す本が問屋から運ばれてきます。書籍・雑誌の販売金額(全国)は、ピークだった1996年に比べると、ほぼ半減。しかしながら、1日に出版される新刊は20年前に比べ約1割増え、200点以上にのぼります。その背景には、昔に比べ、消費者が求める本が多様化していることなどがあります。

取材協力

ジュンク堂書店

画像	書籍・雑誌の販売金額の推移の棒グラフ

読書会を開催する書店

今、読書会を開催する書店が増えています。番組では、東京豊島区にある書店が、毎週日曜日、テーマを変えながら読書会を行っている様子を紹介しました。人によってオススメの本が異なるため、読書の幅が広がると好評です。また、読書会で紹介された本は店が取り寄せ、3か月間、売り場に並びます。

取材協力

天狼院書店「東京天狼院」

番組に登場した主な本

  • 『きみのためのバラ』(池澤夏樹著)
  • 『和牛の飼い方』(農山漁村文化協会編)
  • 『楽園のカンヴァス』(原田マハ著)
  • 『お灸のすすめ』(お灸普及の会)
  • 『大好きに会いに行こう!』(trippiece監修)
  • 『行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000キロメートル歩いた男の冒険』(春間豪太郎著)
  • 『人生に疲れたらスペイン巡礼』(小野美由紀著)
  • 『再生』(石田衣良著)
  • 『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』(中山七里著)
  • 『せつない動物図鑑』(ブルック・パーカー著)

専門家ゲスト:永江朗さん(フリーライター)
ゲスト:谷原章介さん、山口もえさん
リポーター:雨宮萌果アナウンサー