7月17日

クイズとくもり 夏だ!暑いぞ!電子レンジだ!

暑い日が続くこのごろ、コンロを使いたくな~いって人も多いのでは?そんなとき、役に立つのが「電子レンジ」!火を使わないで、料理ができる、目からうろこの電子レンジ活用術を伝授しちゃいます。とうもころしを甘く、つるっと皮をむいちゃえる温め方法や、スーパーで買ったうなぎを、電子レンジで温めたとは思えないほど「ふわふわ」にする方法。さらにはレンジだけで作れる、肉汁たっぷりの激ウマ!チーズインハンバーグなど、電子レンジだからこそ作れる料理とそのワザの数々を紹介します。また、みなさんお困りの冷凍ごはんをおいしく解凍する方法や、開発が進む「未来のすご過ぎる」電子レンジ、そして、あの「チン」の音の誕生秘話など、電子レンジにまつわるさまざまトリビアも登場。情報満載でお伝えします。

カンタン!つるっと!とうもろこし

とうもろこしはおいしいけど、お湯を沸かしたりするのが暑すぎる!電子レンジでできないものか、と手軽にできる方法を探し、やってきたのは、とうもろこし生産量全国2位の千葉県。農家の安西淳さん夫婦が育てるとうもろこしは、遠方から訪れるファンもいるほど、みずみずしくて甘いもの!その安西さんのオススメなのが、電子レンジを使った、とうもろこし調理法だったのです。
やり方は超カンタン!皮付きそのままの状態で電子レンジにいれ、600ワットで7分。やけどに注意しながら取り出したら、もう完成!そして、もうひとつレンジ加熱すると「つるっと」皮むきできるワザもあったのです!根元から2センチのところでカットし、上部を持って、実を上下にふると・・・するっと皮がむけちゃうんです!
皮つきのまま電子レンジで加熱すると、温度が緩やかに上がることで、でんぷんを「糖」に変える酵素が、長く、活発に働くため、とうもろこしが「甘くなる」んだそう。みなさんも、ぜひ、お試しあれ!
※電子レンジには機種ごとに差があるため、様子を見ながら加熱してください。

「べちゃ」「パサッ」にさようなら!冷凍ごはんのレンジ術

よくお世話になるけど、べちゃっとしたり、パサついたり、ムラができたりと、うまくいかない冷凍ごはん・・・
電子レンジで、おいしく解凍することはできないの!?その方法を、精米店の三代目・澁谷梨絵(しぶや・りえ)さんに教えてもらいました。
まず、薄く広げた冷凍ごはんを平皿にのせ、1膳分だと600ワットで1分半、ほんのり湯気が出るくらい、温めます。そして、ポイントは、一回取り出し、「おはしでごはんをほぐす」こと。これで、ごはんの水分の偏りや、加熱ムラがなくなるんだそう。ほぐし終わったら、お茶わんに移し、ラップをふんわりかけ、40秒ほど加熱すれば、ベチャっとしないふっくらとした「解凍ごはん」のできあがりです!

そして、さらにおいしくするには「冷凍するとき」にも、もうひと手間。ごはんをラップに包んだあと、それをさらにアルミホイルで包むことです。熱が伝わりやすいアルミホイルで包み、急速冷凍することで、ごはんの粒からあまり水分が失われずに済むために、ごはんがパサパサになるのを防げるんだそうです。

レンジだけで!?「ふわっトロっ」のチーズインハンバーグ

お肉とは相性の悪そうな電子レンジ。しかし、フレンチビストロのシェフ、和知徹さんの手にかかれば電子レンジの特性を生かした、肉汁ジューシー、とろとろチーズのあふれ出るチーズインハンバーグが完成します!
作り方は簡単。電子レンジでもふわふわな食感になるよう、軟らかめの生地の中心にチーズをいれたら、トマトソースと合わせ、電子レンジで加熱するだけ。
実は、そのトマトソースとのあたため方にポイントが。トマトソースを上からかけ、しっかりとくるむことで、肉の乾燥を防ぎ、ふわふわの食感になるんです。
さらに、ふんわりとジューシーに仕上げるには加熱だけじゃなく、「レンジの余熱」を使って温めるのがポイント。低温でゆっくり火を通すことで、さらにジューシーでふんわりとした仕上がりになるんです。
待ちに待った試食タイムには、副島さんも大興奮の絶品ハンバーグでした。

ふわトロ チーズインハンバーグ

印刷用ページ

鶏手羽の赤ワイン煮込み

印刷用ページ

パックのうなぎが「お店の味」に大変身!の温め術

土用の丑の日といえば、うなぎ。でも、スーパーで見ても、お値段は、お高め。貴重なうなぎだから、絶対に失敗したくない。レンジでおいしく温める調理法を聞くために向かったのが、“魚の伝道師”ウエカツこと上田勝彦さん。
上田さんおススメのうなぎの温め法が、まず、くさみの元となる、酸化したタレを水で洗い流すこと。こうすることで、レンジで加熱すると焦げつきやすいタレも落とせ、焦げることを防ぐこともできちゃうんです。
うなぎを流水で洗ったら、しっかりと水けを拭き取り次の工程に。ふっくらとやわらかい食感に仕上げるため、お酒を身にふりかけ、電子レンジ(600ワット)で約1分加熱。パチっと音がしたら取り出し、完成です!
さらに、ウエカツさんからは、うなぎ1尾で家族全員満足できちゃう「うなぎのまぜめし」のレシピを教えもらいました。小さく切ったうなぎを、炊いたごはんに混ぜて、レンジで5分あたためます。こうすることで、温められて出てきたうなぎの脂が、ごはんとよく絡み、うなぎの味や香りを味わい尽くせる料理になるそう。
これで、土用の丑の日の準備は、ばっちりですね。

レンジでカンタン!うなぎのまぜめし

印刷用ページ

夢の最新型レンジ

最近は電子レンジといってもさまざま。都内の家電量販店に行ってみると、あたため機能だけのシンプルなものから、オーブンやスチーム機能などいろんな調理ができる機能を搭載したもの、さらには、おしゃべりしながら献立を相談できちゃうものまで!
さらに驚くべき機能がある、現在、開発中の電子レンジがあると聞いてやってきたのは上智大学。マイクロ波の研究一筋、理工学部の准教授・堀越智さんが見せてくれたのは、淡い緑色で、丸っこい、かわいいフォルムの電子レンジ。
扉にタブレットPCがついた、いかにも近未来的なこの電子レンジは、質のいいマイクロ波を精度よくあてる技術により「好きなものだけ狙い撃ち」できるんだそう。
実際に、からあげ弁当のポテトサラダと漬け物だけ、温まらないように設定し、加熱してみると・・・からあげとごはんはアツアツなのに、漬物とポテサラは常温という結果に!この夢の機能で、副島さんの「もう2度と、お弁当の温まったポテサラは食べたくない!」という夢もかないました。ありがとう!未来・・・!

レンジ誕生!「チン」秘話

電子レンジが一般家庭に普及しはじめたのは昭和50年代。それまでの当初の電子レンジは業務用がほとんどでしたが、調理が終わったときに、おなじみの「チン」という音がしなかったため、コックさんから「調理が終わっても気づけない。なんとかしてほしい」という要望が寄せられたそうです。そんな声に耳を傾け、今ではおなじみの「チン」という音が鳴るようにしたのが、その当時、大阪の電機メーカーに勤務し、電子レンジの開発にあたっていた技術者、藤原康宏さんでした。
その「チン」という音。誕生したきっかけは、労働組合が主催するサイクリングで聞いた自転車のベルの音。自転車のベルの音が、さわやかで、みんなに料理の出来上がりを報知するのに適していると思い立ち、さまざまな自転車のベルの中から、イメージにぴったりの音を探しついに生まれたのが「チン」だったのです。今では「電子レンジで加熱する=チンする」などとも使われる「チン」という音。その陰にあった技術者の知られざる物語をお伝えしました。

専門家ゲスト:上田勝彦(東京海洋大学 客員教授)、堀越智さん(上智大学理工学部准教授)
ゲスト:峯村リエ(俳優)、マキタスポーツさん(俳優・ミュージシャン)
VTRゲスト:安西淳さん(とうもろこし農家)、安西美香さん(とうもろこし農家)、露久保美夏さん(東洋大学 食環境科学部 助教)、澁谷梨絵さん(精米店代表)、和知徹さん(フレンチビストロ シェフ)、上田勝彦さん(東京海洋大学 客員教授)、堀越智さん(上智大学 理工学部 准教授)、藤原康宏さん(元電機メーカー技術者)
リポーター:副島淳さん(俳優)
ナレーション:日髙のり子さん