7月18日

どうする?子どもへの“性教育”

予告写真

現代の子どもたちの性を取り巻く環境は、インターネットのなかった親たちの時代とは大きく異なります。特にSNSを経由した子どもの性被害は年々増加、去年は過去最多の件数となりました。強制わいせつや児童ポルノに加え、子ども自身が局部の写真を撮って流出させてしまうなど、さまざまな形で子どもたちの性を狙う犯罪の危険が迫ってきています。そんな中、わが子の性とどのように関わっていけばいいのかに悩む親も多いといいます。
番組では、子どもに性をどのように教えていくか、親はふだんからどのような心構えでいればいいのか、家庭での実践例も踏まえてわかりやすく伝えていくとともに、学校での性教育に熱心に取り組んでいる秋田県の性教育について紹介しました。
子どもが夏休みに入る直前、親として、子どもの性にどう向き合っていくのか、役立つ情報をお伝えしました。

学校での性教育

学校での性教育

VTRでは、県をあげて性教育に力を入れている秋田県の取り組みの様子を紹介しました。県の教育委員会と医師会が連携して行っている医師による性教育講座のシステム、ふだんの一般教科においても性のことを織り込んで教える教師の土壌作りなどにより、10代の人工妊娠中絶実施率が大きく減るなどの効果が出ているといいます。
また、学習指導要領で教えることになっている性教育の内容も紹介し、やり方は学校に任せているため学校によって力の入れ具合はまちまちになっている現状をお伝えしました。

思春期の子どもの性に親はどうすれば・・・?

思春期の子どもの性に関する悩みを紹介し、親はどうすべきかを議論しました。

家庭での幼児期からの性教育

わが子にどう性を教えるかを、母親たちに教える講座が人気です。助産師の在川由美子さんの講座の様子をお伝えし、幼児期から性を教える際のアドバイスをしてもらいました。

プライベートゾーン

プライベートゾーン

プライベートゾーンとは、自分だけの大切な場所。
具体的には、男の子も女の子も、水着で隠れる体の場所のことです。
原則、プライベートゾーンは人に見せるものではない。また、人に触らせるものではない。人のプライベートゾーンも見ない、触らない。このことを教えます。
自分のプライベートゾーンを大切にすることを教えることで、

  • どんなにいい人でも「見せて」と言われたら断る、逃げるべきという判断がつく。
  • 延長線にある下着を、例えばお金に変えることもいけないことと判断できる。
  • 自分でプライベートゾーンを触ることは悪いことではないこと、ただし、人には見せたり言ったりしないことと認識できる。

といった、子ども自身の判断基準を培うことができます。
プライベートゾーンの考え方は、思春期から大人にかけてまで、自分の身体を肯定的にとらえ、自分で判断をできるようになるために教えておくのがおすすめだといいます。

子どもに性の話をするときのポイント

  • 自分の身体を大切に扱うことを教える
    性器を清潔に保つことを教えておくと、性感染症の予防にもつながる。
  • 性の話をタブー視しない
    子どもに聞かれたとき、困った顔をしたりたしなめたりすると、子どもは傷つき親とこの話をしてはいけないと思うように。なのでまずは受け入れる。とっさなことで困ったら、質問をオウム返しするだけでも大丈夫。
  • 絵本や漫画を活用するとやりやすい

専門家ゲスト:上村茂仁さん(産婦人科医師)、在川有美子さん(助産師)
ゲスト:小島慶子さん、山口もえさん
リポーター:遠藤亮アナウンサー