10月2日

クイズとくもり もっとラク!ずっと快適!“ママチャリ”

子どもの送り迎えなどには欠かせない“ママチャリ”の大特集。
9月の秋雨に欠かせないのが“自転車用の雨具”ですが、ムレたり、匂ったり、ベタついたり・・・しますよね?それを快適に着こなすことができる、カンタンなお手入れ法をご紹介。また、電動アシスト付き自転車の「バッテリーの持ち」が2割近くもアップする!?という驚きのバッテリー節約術。そして、あの“自転車界のレジェンド”中野浩一さん直伝の、ちょっとしたことで坂道も楽々登れるようになる、究極の“ラクちんなこぎ方”もご紹介!最新のアイデアグッズや、あるママの思いから生み出された話題の自転車なども。ママチャリを乗るときに試したくなる情報を満載してお伝えしました。

雨の日のママチャリ快適ライフ術

秋の長雨シーズンでも、自転車に乗って買い物や子どもの送り迎えなどを快適にできるための技を紹介しました。まずはレインウエア選び。アウトドアショップでレインウエア売り場を担当している佐野祥子さんのオススメが、ムレにくく、着脱が簡単にできるレインポンチョ。しかし、スソが長いタイプのレインポンチョは、安全に自転車に乗るために“工夫”が必要だといいます。
さらには、レインウエアのお手入れ方法を、お洗濯マイスターの山縣義文さんに教わりました。汚れがついたまま放置しておくと、せっかくの“はっ水効果”が落ちてしまうため、使ったらすぐに洗うこと。その洗い方もコツがあり、間違った洗い方をするとはっ水効果が台なしに。ポイントは、さすらず、やさしく手洗いする「アコーディオン洗い」です。

取材協力:佐野祥子さん(アウトドアショップ店員・レインウエア担当)、山縣義文さん(お洗濯マイスター)

達人オススメのレインポンチョと自転車に乗るときの注意点

佐野祥子さんオススメのレインポンチョ

  1. 袖つき&手の甲カバータイプ。
  2. レジャーシートやタープになる3WAYタイプ。
    ポンチョのボタンを外すと、長方形の一枚布に変身。
    レジャーシートや、側面の穴にロープを通すとタープにすることもできます。

※レインポンチョで自転車に乗るときの注意点
すそが長く、ゆったりしたタイプのポンチョで自転車に乗ると、すそがタイヤに巻き込まれ、急停止や転倒する恐れがあります。それを防ぐためのポイントが「クリップを活用」すること。クリップで左右のポンチョの腕の下を1か所ずつとめます。そして、自転車に乗ってから、股の間からポンチョの後ろ身ごろと前身ごろをとめます。そうすることでポンチョが風でバタつくのを防げ、タイヤへの巻き込みを防止することができます。

お洗濯のプロ直伝!レインウエアの「アコーディオン洗い」

大手洗剤メーカーの「お洗濯マイスター」山縣義文さんにレインウエアの洗い方を教わりました。雨や泥で汚れたままにしておくとカビが生えたり、臭いがついたり、汚れがついたところから水がしみ込んでくることがあり、使ったら洗うことが鉄則です。
そして、その洗い方にもポイントがあります。それは、生地を洗剤を溶かした水の中で、閉じたり、ひらいたりして、手洗いする「アコーディオン洗い」。レインウエアのはっ水剤は、うぶ毛のようなもので、それがコーティングされることで、水を弾いています。ブラシなどでこすったり、たたいたりすると、コーティングの並びが乱れて、そこから水がしみ込んでしまうので、「アコーディオン洗い」で、やさしく洗うのがオススメです。
※洗濯表示のタグを見て「手洗いマーク」がついているか確認してください。
新・洗濯表示や従来の絵表示に「洗濯おけに×」がついている場合は、家庭で洗えません。

「アコーディオン洗い」

  1. 洗濯おけに水4リットル(目安)におしゃれ着用洗剤を表示どおりに溶かします。
  2. レインウエアを入れて、両手で生地を閉じたり、開いたりを10回繰り返します。
  3. すすぎを2回行う。すすぎも両手で生地を閉じたり、開いたりを10回繰り返します。
  4. レインウエアの水けをきり、脱水機は使用せず、バスタオルでやさしく包んで、水けをとる(タオルドライ)。
  5. 陰干しします。

お洗濯のプロ直伝!レインウエアの「干し方」のコツ

「レインポンチョは“S字ハンガー”で!」
前身ごろと後身ごろがぴったりくっつき、乾燥しにくいレインウエア。そんなときは、針金ハンガーを”S字”に曲げれば、中に空洞ができ、早く乾燥させることができます。

「フードや袖は、別のハンガーで!」
さらに、もう2つ、別のハンガーを用意すれば、さらに時短に。1つにフードをかけ、さらにもう1つに袖をかけ、前身ごろや後ろ身ごろと重ならないようにすれば、さらに乾きが早くなるます。

自転車界のレジェンド直伝!坂道らくらく走法&こぎだしのふらつき防止

電動アシスト自転車でないママチャリにとって、坂道は体力が必要で疲れやすく、やっかいなもの・・・。もっと楽にこぎたい!そんな悩みの解決策を、世界選手権大会で十連覇を成し遂げた、自転車界のレジェンド中野浩一さんに教えてもらいました。

ポイント1 「サドルの位置を高くする」

一般的な自転車の場合の目安は、サドルをまたいだとき、両足のつま先が少し、地面に着く程度。サドルを上げることで、こぐときのひざの位置が低くなり、太ももだけでなく、大きな「おしりの筋肉」も使えるので、楽にこげます。

ポイント2 「ペダルを指の付け根で踏む」

指の付け根で踏むことで、おしりのいちばんの大きな筋肉(大でん筋)を使うことができて、ペダルを踏む力が入りやすくなります。特に「親指の付け根」で踏むことを意識するとひざが外側に向かず(ガニ股にならない)、まっすぐに進む力が強くなるといいます。

さらに、こぎだしのときにふらつきを防ぐ方法も教わりました。
それは・・・ずばり!こぎ出すときに「ペタルをちゃんと高く」すること、でした。

取材協力:中野浩一さん(元競輪選手)

電動アシスト自転車のバッテリー節約術

上り坂や重たい荷物を載せていても、こぎ出しが楽な「電動アシスト自転車」。
踏んだ力の「最大2倍」の力を電力でアシストしてくれる機能があり、ママたちの強い味方!
しかし、その一方で、NHKネットクラブアンケートでは「充電するのが面倒」という悩みが多くありました。そこで、充電する回数を減らすべく、バッテリー節約術を自転車ジャーナリストの遠藤まさ子さんが伝授してくれました。

バッテリー節約術その1 「ペダルを踏み込むときはできるだけソフトに!」

電動アシスト自転車は、ペダルを強く踏み込めば踏み込むほど、多くの電力を消費してしまいます。実際に番組スタッフが「バッテリーの走行可能距離48キロの設定」で、17キロの距離を「重たいギアで強く踏み込む」のと「軽いギアでソフトに踏み込む」で比較して走行したところ・・・、「強く踏み込んだ場合、走行可能な距離は38キロ」に、それに対して「ソフトに踏み込んだ場合、走行可能な距離は42キロ」になりました。踏み込みの違いで4キロのバッテリー節約ができました。

バッテリー節約術その2 「タイヤのへこみ具合をチェックする」

ポイントはタイヤの空気を適正にしておくこと!タイヤの空気が少ないと、接地面積が広くなり、摩擦が大きくなります。すると、踏み込む力が必要となり、バッテリーの消耗がはやくなるのです。
ここでも実際に番組スタッフが検証。「バッテリーの走行可能距離48キロの設定」で、「適正な量が入ったタイヤ」と、その「半分の空気」にして、25キロの距離を2時間かけて走行したところ・・・、「適正な空気の場合、バッテリー残量70パーセントで走行可能な距離が30キロ」に、それに対して「半分の空気の場合、バッテリー残量50パーセント、走行可能距離が23キロ」になりました。適正な空気で7キロ分バッテリーを節約することができたのです。

遠藤まさ子さんは「電動アシスト自転車は自転車自体が重く、空気が抜けやすいが、アシスト機能がついているので空気が抜けたことに気がつきにくい」といいます。そのため、定期的にタイヤのへこみ具合をチェックするのがオススメです。

取材協力:遠藤まさ子さん(自転車ジャーナリスト)

子ども乗せ自転車の安全のススメ

子どもの送り迎えをするママたちの強い味方「子ども乗せ自転車」。しかし、一つ乗り方を間違えると親子ともどもケガをしてしまう危険性があるので注意が必要です。
そこで親子で安全に乗るため方法を、日本自転車普及協会の谷田貝一男さんに教えてもらいました。

  1. 前と後ろにチャイルドシートを装備した自転車に、子ども2人の乗降方法。
    子ども2人を乗せる場合、まず後ろの席から乗せ、次に前の席に乗せるのが安全。
    後ろの席は幅広のスタンドに支えられて安定しているためです。
    そのため、子どもを降ろす場合は、前の席から降ろし、安定性のある後ろの席を次に降ろします。
  2. 子どもが自転車のチャイルドシートに乗るのを嫌がった場合、認められるのは「だっこ」ではなく「おんぶ」。
    「おんぶ」は、どの自治体でも条例で認められています。東京都の場合、「幼児を子守バンドで背負っている場合、運転席の一部と見なす」(東京都道路交通規則第10条抜粋)とのこと。「おんぶ」は、運転の妨げになる可能性が少ないだろうと考えられているようです。一方、だっこは親の前に子どもがくるため、運転の妨げになる可能性があり、認められていません。

取材協力:谷田貝一男さん(日本自転車普及協会)

アイデアで勝負!最新自転車グッズ

自転車ライフを快適に過ごすためのアイデアグッズを紹介しました。

番組内で紹介したアイデアグッズ

  1. 自転車専用のエアバッグ。
    首元にエアバッグをつけ、一定の衝撃が加わると0.1秒の速さでふくらみ、頭部を防護してくれます。(使用可能回数は1回のみ)
  2. 取り外し可能の荷台のカゴ。
    まるで買い物かごのように、持ち手がついている「後ろの荷台のカゴ」。ロックを外すとそのままカゴが自転車から取り外せて持ち運ぶことができます。買い物の際に役立ちます。
  3. 前かごの容量の2倍近くに伸びるかごカバー。
    大根やネギなど長い物や、かさばる物をまとめて収納することができ、前かごから物がこぼれ落ちるのを防ぎます。
  4. カラフルなサドルカバー。
    サドルの劣化防止になるのはもちろん、駐輪場で似たような自転車が並んでいても、目印となって自分の自転車をすぐに見つけることができます。

さらに番組では、画期的な自転車を開発した主婦がいると聞き、大阪に向かいました。
訪ねたのは、子どもを2人乗せても安定する自転車を考案した中原美智子さんです。
実は、中原さんは「ふたご」のママ。ある日のこと、自転車の前後のチャイルドシートにふたごを乗せて走っていたときに転倒してしまい、子どもに怖い思いをさせてしまったという中原さん。それからしばらくは、自転車に乗るのが怖くなり、家の中ばかりで過ごすようになり、自分を責めたといいます。しかし、「このままでいけない!」と、ふたごの二人を自転車に乗せても倒れない、安定した自転車を作ろうと決意。リアカーメーカーや、自転車用品メーカーの協力のもと、安定性の高い「ふたご用の自転車」を作り上げました。自転車のポイントは、2輪ではなく3輪にし、後ろにチャイルドシートを2つ装備したこと、自転車の重心を低くしたこと、カーブを曲がるときに前輪が傾いても後輪のチャイルドシート部分は傾かないようにしたこと、これらの仕組みによって中原さんが求める理想の「ふたご用の自転車」ができあがりました。その自転車は、たちまちふたごのママの間で話題となり、多くのお母さんたちを救っています。

取材協力:遠藤まさ子さん(自転車ジャーナリスト)、中原美智子さん(主婦・ふたご用自転車の考案者)

専門家ゲスト:遠藤まさ子さん(自転車ジャーナリスト)
ゲスト:ともさかりえさん(俳優)、藤本美貴(タレント)
VTRゲスト:佐野祥子さん(アウトドアショップ店員・レインウエア担当)、山縣義文さん(お洗濯マイスター)、中野浩一さん(元競輪選手)、遠藤まさ子さん(自転車ジャーナリスト)、矢田貝一男さん(日本自転車普及協会)、中原美智子さん(主婦・双子専用自転車考案者)
リポーター:副島淳さん(俳優)
ナレーション:日髙のり子さん