1月22日

クイズとくもり 寒いから・・・おいしい!あえての『冬アイス』

ここ数年、人気が拡大している「冬アイス」。冬にアイスを楽しむイベントが開かれたり、人気のアイスクリーム専門店に、冬アイスを求めて2時間待ちの大行列ができるほどです。
今回は、冬アイスのおいしさを存分に味わうべく、いつものカップアイスを、より濃厚なめらかな味わいにする方法や、ダイエット中でも安心して食べられる“魔法のアイス”、さらに残ったアイスを使って、簡単においしい朝食に変身させるワザを一挙大公開。
9時台では、最近話題の調味料の使い切り術や、意外と知らない調味料の保存法を紹介しました。

家のアイスが作りたてに!

冬アイスの特徴は、まったりとした“濃厚な味わい”。注文を受けてから作る「できたてアイス」の専門店では、アイスの濃厚さをより感じることができます。
「できたてアイス」と、市販の「カップアイス」との大きな違いは、「温度」。アイスは、工場内で-3度~-6度で製造されますが、その後、品質保持のため、冷やし固められ、販売されるときは、-18度以下までキンキンに冷やされます。だから、できたてとは違った食感になっているのです。
そこで、アイスクリームを製造する会社の研究員で、通称“アイス博士”の井上恵介さんに、カップアイスをできたての温度にして、「なめらかで濃厚に」感じられる方法を教わりました。
また、スタジオでは、年間にアイスを1,000種類以上食べるアイス評論家のアイスマン福留さんに、冬アイスをよりおいしく味わうために実践している技を教えてもらいました。

【取材協力】井上恵介さん(アイス博士)、アイスマン福留さん(アイス評論家)

できたてアイスの作り方

できたて風アイスの作り方

  1. カップアイスを冷凍庫から取り出し、深めの耐熱容器に少し水を入れる。
  2. その耐熱容器を電子レンジに入れ、700ワットで3分間加熱する(500ワットだと4分間)。
  3. やけどに注意しながら、温まった耐熱容器を取り出し、水を捨てる。
  4. ふたを取ったカップアイスを、温めた耐熱容器に入れ、1分30秒間待つ。
  5. 容器からの熱でアイスの外側が溶けてきたら、カップを取り出し、30秒間ほど混ぜれば完成。

外側だけを溶かすので、アイスの風味が損なわれません。また、かき混ぜることでアイスの中に空気は含まれ、より滑らかな口当たりになります。

※カップアイスをそのまま電子レンジにかけると、カップの素材によっては発火する恐れもあるので注意してください。

いつものアイスが“ちょい足し”で、高級アイスに!?

味覚を数値化するセンサーを開発した味覚のスペシャリスト、鈴木隆一さんによると、お手ごろ価格の「バニラアイス」も、「ちょい足し」で高級アイスのような味に変身させることができるそうです。

【ちょい足し 初級編】 ごま油
バニラアイスに大さじ1のごま油をかけ、混ぜ合わせる。
高級アイスでコクを出すのに使う、ナッツで作った「プラリネペースト」と、ごま油の味が似ているので、高級感が出るそうです。

【ちょい足し 中級編】 削り節
手でもんで細かくした、かつおの削り節(約2.5グラム)1パック分と、塩ひとつまみをバニラアイスに加え、混ぜあわせる。
削り節のうまみによってアイスの味わいが複雑に変化し、高級アイスの味わいに近づくそうです。

【ちょい足し 上級編】 牛脂
牛脂1コを、電子レンジ600ワットで2分間加熱し溶かし、こしてアクを取り除いたら、バニラアイスにかけて、混ぜ合わせるだけ。
お手ごろ価格のアイスは植物性油脂しか使われていないものが多いのですが、牛脂で動物性油脂を加えることで、高級アイス特有のまつわりつくような濃厚さが出せます。

【取材協力】鈴木隆一さん(慶応義塾大学 研究員) 

ちょい足しアイスでダイエット

お手ごろ価格のカップアイスの多くは、意外と高カロリー。茶わん一杯のごはんとほぼ同じです。そこで、自身が考案したダイエットメニューで13キログラムの減量に成功した経験を持つ、管理栄養士の岸村康代さんに、カロリー30%オフの“魔法のアイス”を教わりました。
魔法のアイスとは、まず、おからパウダーとヨーグルトを混ぜ合わせた「おからヨーグルト」を作り、それをアイスと混ぜ合わせたもの。おからパウダーに多く含まれる不溶性食物繊維には、水を吸収する性質があるため、おからパウダーに水をかけるとぐんぐん膨らみます。これでかさ増しして、食べるアイスの量を減らすことができるのです。
また、ヨーグルトとおからの相乗効果もダイエットにつながります。
ヨーグルトを食べると、ヨーグルトの乳酸菌の影響で、腸の中に善玉菌が増えます。
そこに、おからパウダーの食物繊維があると、増えた善玉菌がどんどん分解し、「短鎖脂肪酸」を作ります。「短鎖脂肪酸」には腸の表面を刺激し、食欲を抑えるホルモンの分泌を促す働きがある、といわれています。

おからヨーグルトアイスは多めに作っておけば、保存容器に小分け、冷凍すれば1か月ほど保存することもできます。

【取材協力】岸村康代さん(管理栄養士)

おからヨーグルトアイス

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アイスがあれば簡単活用レシピ♪

残ったアイスを冷凍庫にしまっておくと、シャリシャリになっておいしくなくなります。
そこで、料理研究家・青木敦子さんに、残ったアイスを溶かして使う「フレンチトースト」と「オムレツ」の作り方を教わりました。

青木さんの「フレンチトースト」は、普通のフレンチトーストをつくるときに必要な牛乳・卵・砂糖を一切使わず、ほぼ同じ物が入ったアイスだけで作ります。卵を使わないことで、パンが硬くならず、しっとり、ふわっと仕上がります。
「オムレツ」は溶いた卵にアイスを入れ、塩こしょうをして焼くだけです。アイスは乳化されているので卵と混ざりやすく、普通のオムレツよりもふわトロになります。

スタジオでは、鍋のしめにバニラアイスを入れて作る“おじや”や、調味料としてのバニラアイスの活用法を教えてもらいました。

【取材協力】青木敦子さん(料理研究家)

フレンチトースト

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オムレツ

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流行の調味料「ホワジャオ」

ことし、大注目の調味料「ホワジャオ」。日本の「さんしょう」の仲間で、「中国さんしょう」とも呼ばれるもので、さわやかな香りとしびれるような辛さが持ち味です。大手レストラン情報サイトによると、「ホワジャオ」を取り入れたメニューはこの1年で倍増しており、この冬は「しびれ鍋」というホワジャオたっぷりのしび辛味の鍋が大注目なんだとか。
実はそのホワジャオ、家庭での料理でも“ごぶさた”にならず、いろんな料理で大活躍するといいます。その使い方を、料理研究家の青木さんに教えてもらいました。

粉タイプのホワジャオの使い方

ポイントはほかのスパイスとの“置き換え”
ポテトサラダだと、黒コショウの代わりにひと振りすれば、さわやかな香りでポテトサラダのこってり感が軽くなり。あっさり食べられる味付けに変身!きんぴらごぼうでは、とうがらしの代わりにかければ、甘さが引き締まり、ひと味違うきんぴらに変身!さらにオススメは「納豆」。からしの代わりにかければ、納豆の独特の風味が隠れ、華やかな香りとしびれるような辛味で、新感覚の納豆が楽しめるんです!さらにホワジャオはスイーツにも合うんです。チョコレートケーキにひと振りすれば、さわやかな風味がプラスされて、ちょっと高級な味になりますよ!

粒タイプのホワジャオの使い方

ポイントは煮込む料理に使うこと。青木さんのオススメはトマトソースのパスタに使うこと。ホワジャオの香りと辛味の成分は、油に溶けやすいので、オリーブ油などと一緒に加熱すると、料理全体にホワジャオの風味が広がるんです。ただし、加熱しすぎるとホワジャオの風味が飛んでしまうので、煮込む時間は7~8分が目安。レトルトのパスタソースでも、ホワジャオを入れて煮込むだけでワンランクアップのソースに変身します!

【取材協力】青木敦子さん(料理研究家)

調味料の賢い保存法&収納術

調味料は、ものによっては、長期間保存することが多いため「正しい保存の方法」も気になりますよね?
そこで、食品保存のアドバイザー・島本美由紀さんに伺いました。
島本さんによると、よく裏のラベルに書いてある、「冷暗所保存」という表示のものは「冷蔵庫」に保存するのがおすすめだそう。
そもそも、この冷暗所というのは直射日光に当たらない、温度が15度以下の場所。
しかし、実際のキッチンは暖房や調理中などに温度が上がるため、その条件を満たしてないときがあるのです。例えば、収納スペースとしておなじみのシンク下は、直射日光を避けることことができるものの、お湯を流してしまうと配管の熱で温度が高くなってしまう可能性があるのです。
一方、島本さんがおすすめする冷蔵庫は、3~5度に保たれており、直射日光も防ぐことができるので冷暗所としてふさわしいのです。
島本さんは、七味とうがらしを「冷蔵保存」したものと「常温保存」したもので、味に変化が出るかを比較。3か月たったもので比較すると、冷蔵保存していたものの方が、風味も、辛さもピリッと新鮮なままでした。

その一方、冷蔵庫で保存する人が多いが、「実は常温保存が正解!」というものも!それが粉チーズ。水分が少ない粉チーズは、常温保存でもカビる心配はほぼなく、また、常温保存なら、器の内側の「結露」を防ぐことができるため、「ダマ」になってしまうのを防ぐこともできるんです。

【取材協力】島本美由紀さん(食品保存アドバイザー)

専門家ゲスト:アイスマン福留さん(アイスクリーム評論家)、岸村康代さん(フードプランナー・管理栄養士)、青木敦子さん(料理研究家)
ゲスト:小芝風花さん(俳優)、八嶋智人さん(俳優)
VTRゲスト:アイスマン福留さん(アイスクリーム評論家)、井上恵介さん(アイスクリーム製造会社 研究員)、鈴木隆一さん(慶応義塾大学 研究員)、岸村康代さん(フードプランナー・管理栄養士)、青木敦子さん(料理研究家)、島本美由紀さん(食品保存アドバイザー)
リポーター:副島淳さん(俳優)
ナレーション:日髙のり子さん