1月24日

JAPA-NAVI 千葉・鴨川

房総半島の南部、太平洋に面する千葉・鴨川市を園芸王子こと三上真史さんが訪ねました。酪農家の間で受け継がれてきた料理“チッコカタメターノ”や、伊勢エビやアワビなどの高級海産物が入ったカレーを堪能しました。そのほか、日本の棚田百選に選ばれている“大山千枚田”の絶景や、えさをまくと鯛(たい)が顔を出すという“鯛の浦”の珍しい映像も紹介。さらに、鴨川に農園をもち、東京との二拠点生活を送る歌手・加藤登紀子さんも登場しました。

酪農家に伝わる“チッコカタメターノ”

千葉の南房総地域は酪農発祥の地とされています。酪農家の間で受け継がれてきた料理“チッコカタメターノ”を紹介しました。「牛の乳(チッコ)を固めた物」という意味ですが、出産後2~3日目に出る濃厚な牛乳で作る料理です。七味じょうゆをかけると酒のおつまみに最適。ピーマンやにんじんと炒めるとコクが出ます。とりわけ濃厚な2日目の牛乳で作る絶品プリンも紹介しました。

チッコカタメターノの作り方

本来は出産後2~3日の濃い牛乳を使うと風味よく仕上がりますが、市販されている牛乳でも作れます。牛乳を鍋で熱し、1リットルにつき25ミリリットルの酢(穀物酢がおすすめ)を加え、ある程度固まったところでざるにあけてこせば完成です。低脂肪や無脂肪は風味が落ちるので、一般的な成分無調整か特濃タイプの牛乳を使ってください。強火で沸騰直前に酢を入れると「しっかりかため」の食感に、弱火で人肌に温まったところで酢を入れると「ふわふわ」の食感になります。

伊勢エビにアワビ!高級海の幸カレー

千葉県は三重県と並ぶ伊勢エビの一大産地で、特に鴨川周辺の外房でたくさんとれます。カフェで、その伊勢エビをまるごと1匹使ったぜいたいな伊勢エビカレーを堪能しました。また、海鮮料理店で、地元鴨川産のアワビとサザエがふんだんに入ったカレーもいただきました。この地域では海女によるアワビ・サザエ漁が盛んで、昔からアワビやサザエが入ったカレーが食卓にのぼってきたそうです。

自宅で簡単!ぷりぷりエビカレー

自宅でも簡単にできる、ぷりぷりエビカレーの作り方を紹介しました。ルーはレトルトでもかまいません。スパイシーなルーでないほうが、エビの風味が引き立つそうです。

ぷりぷりエビカレー

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特別天然記念物「鯛の浦」

小湊漁港から出ている遊覧船で10分ほど沖に出ると、海面にタイが出てくる様子が見られます。一般的にタイは水深50メートルあたりにいるため、海面まで上がってくるのは非常に珍しく、国の特別天然記念物に指定されています。およそ800年前、このあたりで日蓮上人が生まれた際、タイが誕生を祝うかのように跳ね上がったとの言い伝えから、タイは日蓮上人の使いとされ、とても大切に扱われています。漁師はタイをとらず、もし網にかかったら逃がします。万が一、網にかかったタイが死んでいた場合は手厚く火葬にし、誕生寺の鯛塚に埋葬することになっています。

棚田の草刈り講座

鴨川市には、日本の棚田百選にも選ばれている「大山千枚田」があります。周辺にはたくさんの棚田がありますが、美しい景観を守るために、去年11月、「草刈りプチサミット」という草刈り大会が開かれました。荒れた耕作放棄地を楽しく草刈しようというイベントです。その様子を紹介するとともに、大山千枚田保存会のメンバーに草刈り機を使って棚田の草刈りを行うコツを紹介しました。

加藤登紀子さんの鴨川ライフ

歌手の加藤登紀子さんは鴨川にも住まいがあり、東京で歌手として活動するかたわら、月に1~2回やってきます。鴨川には2ヘクタールほどの農園があり、米や野菜を無農薬で栽培しています。ふだん、農園は娘のYaeさん夫妻が管理していますが、イノシシなどの被害を受けることも少なくありません。厳しい実態とともに、仲間たちとの楽しい食事会の様子を紹介しました。

ゲスト:三上真史さん(俳優)、倉科カナさん(俳優)
リポーター:田中洋行アナウンサー(千葉局)