3月13日

給料は?待遇は?どうなる“非正規”の働き方改革

今、急速に進みつつある「働き方改革」。今回は2,000万人以上いるパートや派遣、契約社員、いわゆる「非正規」で働く人の立場から、働き方改革を考えました。
最近は人手不足のため、非正規の人でも働きやすい職場が増えている一方、働き方改革の陰で、より厳しい条件で働かざるをえなくなったという方も。そこで非正規で働くみなさんが損をしないための基礎的な法律など対策をご紹介しました。
さらに今回、番組で注目したのが国が働き方改革の中で推し進めようとしている「同一労働同一賃金」。パートであっても、正社員と同じ内容の仕事をしていれば、正社員と同じ水準の賃金がもらえ、不合理な格差がなくなるというものです。この同一労働同一賃金が広がると、働く人にとってどんな影響があるのか?考えました。

いい職場を見つけるコツは?

人手不足の今、人材確保のため、働きやすい環境を整える企業が増えているといいます。つまり、非正規で働く人にとっては、よりよい職場を見つけるチャンスでもあるわけです。そこで、「よりよい職場」を見つけるためのコツを専門家の川上敬太郎さんにお聞きしました。

其の一

まず会社を探すときにチェックしたほうがいいのが「会社のホームページ」。「働き方改革」に積極的に取り組んでいる企業は、ホームページで取り組みをPRしていることが多いため要チェック。

其の二

面接することになったら、職場見学をお願いしてみるのもよいそう。
会社や働いている人の雰囲気がよく分かります。

其の三

「この会社で働こうかな」と思っても最後、「労働条件通知書」をしっかり確認するのが大事。労働条件通知書は契約時に企業側が必ず明示しなければならないもので、賃金ならば、基本給なのか、残業代を含むものなのか等を確認。それ以外にも、残業の有無や、有給休暇の日数などの内容が、求人票や面接時の説明とずれがないか確認しておくのが重要です。

泣き寝入りしないための対策は?

職場で理不尽な働き方を強いられた場合、泣き寝入りしないためにはどうしたらいいのか?まず基本的な法律を社会保険労務士の北村庄吾さんに教えてもらいました。
でも自分の職場で問題があった場合、どうすればいいのか?会社に直接言いづらかったりもしますが、その際、相談に乗ってくれるのが、各都道府県に設置されている労働局の「労働相談コーナー」。専門的な知識を持った職員が無料で相談に乗ってくれます。労働相談コーナーは各都道府県に設置されていますので、最寄りの労働局にお問い合わせください。

正規、非正規の格差をなくす「同一労働同一賃金」

国が働き方改革の中で推し進めようとしている「同一労働同一賃金」。パートや派遣社員、契約社員など非正規雇用であったとしても、正社員と同じ内容の仕事をしていれば、同じ水準の給料を支払い、不合理な格差をなくそうという考え方です。今回取材した、すでに同一労働同一賃金を導入している介護サービスの会社では、正社員とパート社員の1年目の給料を、同じ時間働けば同じ水準になるようにしています。さらに、その後の昇給についても、評価の基準や昇給の幅を同一にすることで、格差が生まれないようにしていました。導入のしかたは各企業でさまざまですが、大企業では来年4月、中小企業では再来年4月から導入が始まる予定です。そのほか、番組では同一労働同一賃金が導入されることで、働く人にどんな影響が出るのか考えました。

専門家ゲスト:川上敬太郎さん(しゅふJOB総研所長)、北村庄吾さん(社会保険労務士)
ゲスト:阿佐ヶ谷姉妹さん、斎藤司さん
リポーター:森田洋平アナウンサー