4月15日

消したい!隠したい!防ぎたい!シミの悩み解決SP

女性の永遠の悩み「顔のシミ」。レーザー治療や飲み薬、「美白効果」をうたった化粧品など、世の中にはさまざまなシミ対策がありますが、「どれを選べばよいか分からない」という人も多いのでは。ひとくちにシミといっても「老人性色素斑」「肝斑」など複数の種類があり、それに合った対策が必要なんです。そこで、美容皮膚科で行われている最新の治療法を取材。さらに、ふだんのやり方をちょっと変えるだけでシミを予防できるというスキンケア術や化粧品の選び方、シミを目立たなくするメーク術などをご紹介しました。

シミの種類と治療法

「気になるシミをすぐに消したい!」という女性たちが、皮膚科医の小栁衣吏子さんによる診察と治療を受けました。シミには「そばかす(雀卵斑)」「老人性色素班」「肝斑」などの種類があります。40代女性のほとんどにあるという「老人性色素班」は紫外線を浴びメラニン色素が増えることが主な原因。「レーザー」や「IPL(光)」治療が効果的だと言います。一方、ホルモンバランスの変化も影響するという「肝斑」は、レーザーなどは逆効果。飲み薬による治療が効果があるそうです。
小栁さんによると、シミの種類を見分けるのは経験のある医師でないと難しいとのこと。また、こうした診察や治療は自由診療のため、医療機関によって費用が異なります。

レーザー治療とIPL

輪郭がくっきりしている「老人性色素班」などは「レーザー治療」を選ぶのが一般的です。ただしすぐにシミが消えるわけではありません。1週間ほどでかさぶたができ、それがはがれるといったんきれいになりますが、小栁さんによるとその後色素沈着が起きることもあり、完全にきれいになるには平均3か月かかるそうです。
一方、広い範囲にそばかすや老人性色素班が広がっている場合は、「IPL(光治療)」が一般的だと言います。IPLは一回だけでは効果が限られ、数回繰り返し受けることでシミが薄くなります。
レーザーやIPL治療は自由診療のため、医療機関によって費用が異なります。

シミを防ぐスキンケア

皮膚科医の吉木伸子さんによると、肌を「強くこする」などの刺激も、シミの原因になるそうです。特に気をつけたいのが毎日のスキンケア。メーク落としのときなどに顔をゴシゴシこすったり、化粧水を肌をたたくように押しつけたりしてしまうことも多いと思いますが、シミ予防にはNGなんだとか。肌に負担を掛けず短時間でスキンケアを済ませるコツは、順番を決めること。メーク落としや洗顔は皮膚が比較的厚い「Tゾーン」から。反対に化粧水などは、皮膚が比較的薄い「Uゾーン」からつけるのがオススメです。

ビタミンCでシミ対策!?

メラニン色素の専門家、東京工科大学の前田憲寿教授の実験で、メラニン色素の溶液にビタミンCの粉末を加えると、あっという間に色が薄くなりました。ビタミンCの抗酸化作用による効果だと言います。成人女性が健康を維持するために推奨されているビタミンCの摂取量は、1日100ミリグラム。ビタミンC研究が専門の、東京都健康長寿医療センター・石神昭人博士によると、シミ予防のためには1日1グラム程度とる必要があると言います。一方で、ビタミンCをとりすぎると尿路結石の原因になるという報告もあるため、心配な方は医師に相談の上、摂取してください。

「美白化粧品」の選び方

この時期、ドラッグストアには「シミに効く」とうたった新商品が出そろいます。その多くに含まれているのが「美白有効成分」。厚生労働省に認可されたもので20種類ほどあるといいます。美容ジャーナリストの小田ユイコさんによると、有効成分の効果に「優劣」はないそうです。値段が安い化粧品には、数十年前から流通している「プラセンタエキス」などが使用されていることが多く、一方値段が高い化粧品には、メーカーが独自開発した成分や、美白以外に保湿などいろいろな効果が加えられていることが多いそうです。

「美白有効成分」には、大きく分けて「メラニン色素の生成を抑える」「メラニン色素を薄くする」「メラニン色素の排出を促す」の3種類があります。小田さんによると、化粧品を1本使い切っても「効果がないな」と感じたら、違う種類の成分を試してみるのがオススメだそうです。

シミを自然に隠すメーク術

メーキャップアーティストの山本浩未さんに、シミを自然に隠すメーク術を教えてもらいました。

下地

日焼け止め効果のあるものを使いましょう。

ファンデーション

シミができやすい頬の高い部分は集めに塗る。
顔全体にシミが広がっている場合は、地肌よりも少し暗い色を選ぶ。

コンシーラー

ファンデーションのあとに使うと、厚塗りになりにくい。
自分で色が作れるパレットタイプがオススメ。
頬の高い部分には明るい色、一つだけ目立っているシミはファンデーションに近い色を選ぶ。
塗るときはとにかく優しく。指で塗りにくい部分は筆や綿棒を使う。
仕上げにパウダーを使うと、取れにくくなります。

ポイントメーク

マスカラで目の印象を強め、リップや眉毛を整えて、シミに視線が行かないようにします。

専門家ゲスト:吉木伸子さん(皮膚科医)、小田ユイコさん(美容ジャーナリスト)
ゲスト:本上まなみさん、坂下千里子さん
リポーター:馬場典子さん