8月1日

JAPA-NAVI 高知 梼原町(ゆすはらちょう)

高知市から山道をいくこと2時間。標高およそ600メートル、「雲の上の町」とも呼ばれる梼原町。素朴な山里ながら絶品グルメや高知ならではの珍しい“おもてなし”が満載の町。例えば地元で高級食材として知られている鳥の「キジ」。手作りの野菜を食べ、雪が降る冬の寒さで脂をつけるため甘味たっぷりの肉になるといいます。また山里ならではの進化を遂げたサバずしには、誰でもサバずしの味をパワーアップできる知恵がありました。そして「おもてなし」。もともと藩政の時代から越境の旅人が多く行き交った土地のため、旅人へのお接待が満載。茶堂(ちゃどう)でのおもてなしや夜の“おきゃく”(宴会)など。今も変わらず受け継がれる梼原の人たちの「おもてなし心」に触れれば、身も心も癒されること間違いなし。

雲の上の”高級キジグルメ”

「雲の上の町」とも呼ばれるほど、標高の高い梼原町。その標高差を生かした高級グルメが”キジ”です。南国土佐では意外な冬の寒さが上質な脂となり、手作りの新鮮野菜や果物などのぜいたくなエサが上質なキジ肉を育みます。そんなキジ肉の真骨頂は「キジだし」を使ったキジ汁を味わいました。

キジ汁

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山の幸!絶品サバずし

山の絶品グルメを求めて向かったのは、町のよろず屋とも呼ばれる個人商店。常連さんも大絶賛するのが「サバずし」1合以上もの酢飯をたっぷり詰めた豪快さ!おいしさの秘密は”ゆず”
酢飯に入れるお酢に、ゆずの果汁を加えるだけ。さばの生臭さが消えて風味がよくなり、さばが苦手な人でも食べられちゃうほど。余ったサバずしの簡単リメーク術が2つ!1つは、そのままフライパンで焼くだけの「焼きサバずし」 もう1つは、衣をつけて揚げるだけの「サバずしの天ぷら」 おすしが余っちゃった~なんてときはぜひお試しください。

梼原流”おもてなし”尽くし

旅人の休憩所「茶堂」

藩政の時代から、越境の旅人が多く行き交った梼原の町。受け継がれているのが「客人信仰(まろうどしんこう)」です。”旅人は福を持ってくる”という教えがあり、厚くおもてなしするのだとか。町内に13か所残っている「茶堂」では、今もボランティアの方々が毎週日曜祝祭日にお茶のおもてなしをしています。梼原に足を運んだときは、ぜひお立ち寄りください。

「おきゃく」の楽しみ方

「おきゃく」の楽しみ方を教えてくれたのは、民宿を営む上田さん一家。

その1)料理は”余るばあ”
お客さんが来たときには”余るばあ”と言って余るほどの料理を作って、おもてなしするのが基本。
その2)献杯・返杯で仲良し
まず自分が手酌で飲んで杯を温め、それを相手に渡して飲み干す。その繰り返しが献杯・返杯。これをすれば年齢や立場関係なく誰とでも仲良くなれるんだそう。
その3)宴会は誰でも参加OK
宴会の場は知らない人でも飛び入り参加できます。多くの人に囲まれて楽しく飲むのが梼原流なんだそうです。

88歳!スーパーおばあちゃんの「切り絵」

築140年の実家で、1人で民宿を切り盛りする伊藤辰子さん、88歳。この人が町で有名なスーパーおばあちゃん。辰子さんがスーパーな理由は・・・とっても緻密な切り絵!下絵を書いた1枚の紙を細かく細かくカッターで切り抜いて完成させるんです。これまでに1,000枚以上もの切り絵を作り上げているんだとか。今熱心に切っているのは、梼原の伝統文化を描いた作品。梼原の文化を後世に残したいと思っています。切り上げた作品はなんと、宿泊客や観光客にプレゼント!さすが、スーパーおばあちゃんです。

ゲスト:片瀬那奈さん
VTRゲスト:やしろ優さん(タレント)
リポーター:中道洋司アナウンサー(NHK高知)