8月28日

#あちこちのすずさん -教えて!戦争中の暮らし-

ことし、あさイチが行ってきたキャンペーン「#あちこちのすずさん」。映画「この世界の片隅に」の主人公すずさんのような“戦争中の暮らしのエピソード”を投稿してもらい、アニメやマンガ、イラストで紹介する視聴者参加型の企画をお送りしました。
「オシャレしたくて防空ずきんにリボンを縫いつけた」
「軍需工場の機械油でホットケーキを焼いた」
悲惨な戦争の話だけではなく、当時を生きた人たちの“ささやかな日常”も伝えることで、それを奪う戦争というものを、より深く理解できるのではないでしょうか。夏の終わりに、大人も子どもも、戦争についてもう一度じっくり考えてみようと、お寄せいただいたさまざまなエピソードをご紹介しました。

「パーマ」 ~戦争中おしゃれをあきらめなかった女性たち~

戦争中、「ぜいたくは敵」「電力のムダ遣い」と迫害されていた女性のパーマ。しかし、女性たちはあきらめず、家庭に配給された木炭を節約して美容室に持ち込み、パーマをかけていました。戦争中に母が美容院を営んでいた様子を間近に見ていた、現在83歳の美容師が証言してくれました。
※エピソードは「この世界の片隅に」制作チーム描きおろしのアニメでご紹介しました。

コロのこと ~戦争中の飼い犬との別れ~

戦争中に、毛皮や食用として「供出」された飼い犬との哀しい別れの思い出を、84歳の女性が手紙に書いて送ってくれました。
※エピソードはマンガ家・ハラユキさんによるマンガでご紹介しました。
マンガは「あさイチ」のインスタグラムで見ることができます。

手紙 ~戦争中の青春と文通~

戦争中は、戦地の兵士を励ますために、手紙を書いて送ることが奨励され、学校でも行われていました。そんな中で、学校に見知らぬ兵士から返事が届き、それから3年近く文通を続けた女学生、現在93歳の女性に、手紙と思い出を語っていただきました。
※エピソードの一部を「この世界の片隅に」制作チーム描きおろしのアニメでご紹介しました。

空襲 ~2つのエピソード~

コップで消火

空襲のとき、自宅に炎が迫る中、防火用水の水とコップだけで延焼から守った祖父の話。
理系だった祖父は初期消火に徹するしかないと、塀から煙が出ると待ち構え、着火した瞬間にコップの水をかけて消しました。それをひたすら繰り返し、家が燃えずにすんだというエピソードです。

ハイニコポン

女学校の担任の先生がいつも口癖だった「ハイニコポン」。「ハイ」と返事して「ニコ」っと笑って「ポン」と立ちましょうという合言葉でした。やがて戦争が激しくなり、空襲で校舎が焼け落ちた翌日、焼け跡でぼーっと座っていた生徒たちにその先生が「ハイニコポン」と声をかけました。するとみんなが次々と立ち上がったのです。その光景が忘れられないという思い出です。

シベリア ~シベリア抑留の指輪にまつわる物語~

シベリア抑留の体験を話してくれた祖父の思い出をご紹介しました。
極寒の地・シベリアで厳しい強制労働をさせられていた祖父。手先が器用だったことから、仕事の合間にこっそり指輪を作って、同じ工場で働くソ連の女性たちにプレゼントして喜ばれていました。ある日、列車で移動中に逃亡の疑いをかけられ、ソ連兵に銃を突きつけられますが、一緒に働いていたソ連の女性がかばってくれて命を救われました。
投稿者は、祖父が持ち帰ったという指輪を娘に見せながら、この話を語り継いでいこうとしています。
※エピソードは「この世界の片隅に」制作チーム描きおろしのアニメでご紹介しました。

ゲスト:コシノヒロコさん、本上まなみさん、田牧そらさん
VTRゲスト:のんさん(俳優)