12月6日

プレミアムトーク 川上未映子

先日、長編小説「夏物語」が毎日出版文化賞の文学・芸術部門を受賞した作家の川上未映子さんをプレミアムトークにお迎えしました。物語のテーマは、「人が人を生むことは善なのか、悪なのか」。この世に生まれてきた私たちの誰もが無関係ではいられない問いに、川上さんが真正面から向き合って描いた作品は、特に女性たちの共感を得ています。そんな川上さん自身、妊娠・出産について深く考え「生む」ことを決意しました。子育てを経験する中で、大きく変化したのは「母親になって初めて私は自分の母の子どもになれた」とその思いを語りました。
シンガーとしてデビューが決まり24歳のとき大阪から上京。その後、紙と文字だけで勝負してみようと思い、30歳で初めて小説を書きます。そして2作目の「乳と卵」で芥川賞に輝きました。今回、番組では川上さんの仕事場を訪問。小説を書くときに最もこだわるのが「フォント」。小説やエッセーで使い分けるなど「川上スタイル」を紹介してくれました。さらに、ユニークな登場人物の名付け法や、考えてわからない描写はみずから体験して文章にするなど小説が出来上がるまでの裏話をたっぷり伺いました。

プレミアムトークで紹介した書籍

  • 川上未映子さんの最新小説「夏物語」 文藝春秋
  • 「乳と卵」川上未映子 文藝春秋
  • 「わたくし率 イン歯ー、または世界」川上未映子 講談社
  • 「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」川上未映子 青土社

特選!エンタで紹介した書籍

  • 『ねこのジョン』なかえよしを・作 上野紀子・絵 金の星社
  • 『子どものための哲学対話』永井均・著 内田かずひろ・絵 講談社
  • 『日出処の天子<完全版>』山岸凉子 KADOKAWA
  • 『日本文学全集』(「たけくらべ」樋口一葉) 河出書房新社
  • 『歌集 ひとさらい』笹井宏之 書肆侃侃房

ゲスト:川上未映子さん(作家)
VTRゲスト:山本充さん(出版社編集担当)