12月9日

なぜ起きる?“大人のいじめ”

最近、教育現場などで起きた“大人のいじめ”。実は、パート先やママ友、スポーツジムなど、身近なところでも“大人のいじめ”が起きているんです。番組でアンケートをとったところ、「無視をされる」「必要な連絡がもらえない」「家のドアを汚された」などの多くの体験談が寄せられました。なかには、「いじめから逃げられない」「自殺を考えた」という声もありました。そこで今回、いじめの被害者や加害者、傍観しているという人を取材。自分がいじめられることで、子どもまで仲間外れにされているという“被害者”。「私は目立たないようにしてるのに、目立っている後輩が許せない」という“加害者”。何も言えないことに葛藤している“傍観者”。“大人のいじめ”の実態を伝えるとともに、いじめにあった時にどうすればいいのか、周りの人は何ができるのかを考えました。

職場で増える「いじめ・嫌がらせ」

厚生労働省が行った調査によると、各地の労働局などに設けられた「総合労働相談コーナー」に持ち込まれた「いじめ・嫌がらせ」の件数は年々増加。
平成30年度は82,797件で、10年前の2倍以上になっています。

いじめ・嫌がらせ増加のグラフ

いじめが起きやすい職場とは?

社会保険労務士の須田美貴さんによると、いじめが起きやすい職場には共通点があるといいます。

  1. 人間関係が固定している。
  2. 上司が部下を管理できていない。
  3. 評価基準があいまい。

個人の成果が見えづらく給料にあまり差がないような職場では、社員の間で「自分は評価されていない」という疑念が生まれ、結果的にいじめに発展することもあるそうです。

いじめ起きやすい職場

職場でいじめにあったら・・・どうすれば?

職場でいじめにあった場合の相談先として、労働局や労働基準監督署などに設けられた「総合労働相談コーナー」や、社会保険労務士、弁護士などがあります。
いずれの場合においても、起きたことをメモするなど、「記録を残すこと」が重要だといいます。

相談窓口

もしも、身近な人がいじめられていたら・・・、何ができるのか?

いじめをなくすためには、周囲でいじめを見ている人の行動が重要になってくると専門家は指摘します。いじめを助長し、エスカレートすることにつながるからです。いじめている人が悪いのは大前提ですが、周囲の人の次のような行動が解決の第一歩につながるといいます。

通報者・・・信頼できる周囲の人に相談する。
シェルター・・・いじめられている人の相談にのり、孤立させない。
スイッチャー・・・いじめている人の興味をそらす。
記録・・・目撃したいじめの内容や、相談された事実を記録する。

いじめを見たとき

専門家ゲスト:須田美貴さん(社会保険労務士)、笹山尚人さん(弁護士)、片田珠美さん(精神科医)
ゲスト:北斗晶さん、ギャル曽根さん
リポーター:小林孝司アナウンサー