7月1日

今こそ!“老後のお金”を蓄えよう

人生100年時代。長い老後に必要なお金を蓄えていますか?「新型コロナで収入減ってそれどころではない」とか「2,000万円必要とか言われるけど、そんなのムリ」、、、などついつい目を背けたり、半ば諦めたりしている人も少なくないのではないでしょうか?しかし老後のお金について考え始めるのは、早ければ早いほどよいのです。しかも取材してみたら、老後に2,000万円は必ずしも必要ないこと、また節約したり収入増がなくても、お金に対する考え方をちょっと変えてみることが老後の資産作りに有効ということが分かりました。さらには人生の先輩たちがさまざまな体験を通してつかんだ独自の“お金の哲学”もご紹介。現役時代も老後も充実した人生を送るために役立つ「お金の知恵」をお伝えしました。

老後のために必要な貯蓄額は?

老後資金は、家族構成や収入などで一人一人違います。老後不安に陥らないためにも、自分にとっていくら貯蓄が必要か知ることが大切。番組では、その算出方法をお伝えしました。大事なのは、将来のために「いくらためるか」ではなく、今も将来もよりよくお金を使っていくために「収入を今と将来にどう振り分けるか」のバランスを知ることです。

人生プランを考えてみよう

現役年数

引退する予定の年齢から現在の年齢を引いた年数。

老後年数

引退後から亡くなるまでの年数。亡くなる年齢は40代以上は95歳、40代以下は100歳を目安に。夫婦の場合は、年齢が低い方の人生を終えるまでの年数を入れます。

今後の手取り年収

現役時代を通じて、今後受け取れるおおよその手取り年収(税金・社会保険料控除後)の平均。業種によって違いはあるが、目安は43歳~45歳くらいの年収が生涯年収の平均。自営業、フリーランスの方で収入が不安定な場合は、やや低めの数字を想定します。

将来減るお金

将来考えられる大きな出費の合計額。住宅ローンの頭金・子どもの教育費・離婚などで支払う慰謝料・趣味で使うまとまったお金などが該当。

将来増えるお金

将来得られるまとまったお金の合計額。退職金・親の遺産・株や投資信託などの金融資産(時価)・年金保険の受取額(現時点での受け取り額で計算)・パート収入などが該当。

手取り年金額

年金額は年金定期便や日本年金機構のホームページ「ねんきんネット」で調べることができます。この額に税金・社会保険料分を引いた額が手取り年金額です。自治体によって割合は変わり、およそ8割か9割が手元に入ります。(おおよその額を出す場合は0.85をかける)

今と老後にお金をバランスよく振り分ける「人生設計の基本公式」

人生プランで出た数字を元に、収入を今と老後にどう振り分けるとよいかを算出します。

先程の「人生プラン」で出した数字を、同じ色の枠に入れます。

老後生活費率

今の生活費と比べて老後は何割で生活できるかを考えます。今と全く同じ生活費だと思う場合は「1」、3割ほど減ると思う場合は「0.7」といった具合に考えます。(教育費や住宅ローンが老後なくなるかどうかを考えると想定しやすくなります)

算出される「必要貯蓄率」が今の収入に対して将来のために回すお金の割合です。
必要貯蓄率から老後のために必要なお金がいくらかわかります。

「人生プラン」「人生設計の基本公式」の枠と同じ色の枠に数字を入れて計算。

老後のお金を増やす方法は?

金利がほとんどつかない今、専門家のおすすめは、「資産運用」です。
減ってしまうリスクもある運用をどう行うとよいのかをお伝えしました。

運用に回す資産はいくら?

資産を「当面の生活資金」「安全資産」「リスク運用資金」の3つに分けます。

投資信託の3原則

投資信託を選ぶためには、大切な3原則があります。それが、「長期」「分散」「低コスト」です。

「長期」

投資信託は、マイナスになるリスクもありますが、適した方法で運用すれば、1年で平均5%の利益を目指せると考えられています。預金では利回りがほとんどない今、長期間お金を持っておくなら、運用したほうが利益を生みやすいんです。

「分散」

投資先を幅広く分散させることで、リスクを軽減することができます。

「低コスト」

投資信託には、購入するときにかかる手数料と保有していることで毎年かかる手数料の2つの手数料があります。その手数料は、商品によって違います。手数料をできるだけ安くすることも増やすためのポイント。手数料は投資額の0.5%以下のものが適切です。

この条件を満たしているのが「インデックスファンド」と呼ばれる商品。
幅広い分散と手数料の安さが特徴で、さらに運用成績がよく、管理しやすい利点もあります。

税制優遇がある国の制度iDeCoやつみたてNISAを活用することもお得ポイントです。

専門家ゲスト:岩城みずほさん(ファイナンシャルプランナー)、山崎元さん(経済評論家)

リポーター:松岡忠幸アナウンサー