7月22日

どうする?コロナ禍の“見えない虐待”

新型コロナウイルス感染拡大のなか、4月から5月にかけて出された緊急事態宣言。外出の自粛が求められた陰で「子どもへの虐待が起きている可能性」を専門家たちは指摘してきました。実際、加害者の更生を支援するNPO法人では、4月以降の相談件数が、去年に比べ6倍近くになったといいます。
この期間、いったい、家の中でどのようなことが起きていたのか。今回、あさイチは、その実態を把握するため、東京都の自治体や児童相談所などにアンケートを実施。すると、これまで表に出てこなかった“見えない虐待”が起きていたことが分かってきました。
実際に、緊急事態宣言中に親から虐待を受けたという子どもや、わが子に虐待をしそうになった親のケースなどを通して、“見えない虐待”にどのように向き合えばいいか、そして、感染の第2波・第3波がきたときにどうすればよいか、みなさんと一緒に考えていきました。

「虐待されているかも」「虐待してしまった」そんなときの虐待相談窓口

▼児童相談所の虐待対応ダイヤル:189(イチハヤク)
お住まいの近くの児童相談所につながり対応してくれます。
名前・詳細な住所を伝える必要はありません。

▼子どもの人権110番
電話番号:0120-007-110(全国共通・無料)
受付時間:平日午前8時30分~午後5時15分まで
※8月28日~9月3日 受付時間拡大
平日:午前8時30分~午後7時
土日:午前10時~午後5時

▼24時間子供SOSダイヤル
電話番号:0120-0-78310(なやみいおう)
受付時間:年中無休・24時間受付(全国共通・無料)

▼チャイルドライン
18歳までの子ども専用
電話やチャットで対応
ホームページ:https://childline.or.jp/

▼NPO法人 CAPNA
電話・メールで対応
ホームページ:https://capna.jp/

▼特定非営利活動法人 BOND プロジェクト
10代・20代の生きづらさを抱える女性を支援
ホームページ:http://bondproject.jp/
相談先メールアドレス:hear@bondproject.jp

▼LINE相談「子ゴコロ・親ゴコロ相談@東京」
ホームページ:https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/kodomo/katei/linesoudan.html
対象者:都内在住の児童(18歳未満)と保護者
「相談対応時間」
平日:9時から23時まで(受付は22時30分まで)
土・日・祝日:9時から17時まで

上記以外にも相談窓口が各自治体に設置されている場合もありますので、お住まいの地域の子育て担当部署にお問い合わせください。

あさイチ 緊急アンケート「コロナ禍の“見えない虐待”」

あさイチでは、「コロナの外出自粛期間中に家庭内で何が起きていたのか」、東京都が管轄する児童相談所、東京都23区の子育てを担う部署に緊急アンケートを実施しました。

その結果、
▼4、5月に比べ、外出自粛期間が明けた6月に相談件数が実際増えた、増えたと実感したという回答が約9割にのぼりました。

▼その理由として、
(1)幼稚園、学校などの教育機関が休校になり、子どもの見守り機能が低下したこと
(2)感染を理由に面会を拒否されることで、子どもの状況を把握できなかったこと
あさイチの緊急アンケートでは、感染を懸念して対面・直接的な対応ができず子どもの状況を把握できないという回答が全体の7割以上にのぼりました。
(3)親の監視が強まり、子どもが声をあげにくい状態にあったこと
などが考えられます。

▼4、5月は虐待が減っていたのではなく、表面化してこなかった「見えない虐待」があった可能性があると考えられます。

コロナ禍の子育てで悩んだら・・・

“子どもと離れて過ごす時間”も大事

自粛期間中でも「自分だけのほっとする時間」を作るための、あるお母さんの工夫を紹介しました。
その方法は下記のとおり。

  • 子どもたちが寝る夜9時以降は、母がゆっくり過ごす時間と決めた
  • 夜の間に、自分のペースで子どもたちの朝食を作り、リビングに置いておく
  • 翌朝は、子どもたちだけで朝食をとってもらい、お母さんは11時頃までゆっくり寝る

帆足さんによると、こうしてひとりの時間を作ることは、心の整理になったり頭の整理になるため、効果的だとのことです。

“ふだんから相談できる相手”を見つけておく

今できる備えとして、「ふだんから気軽に相談できる相手を見つけておく」ことも有効です。
友達などに相談しづらい場合は、地域のさまざまな専門家に相談してみるのもおすすめです。
どこに相談すればいいか迷ったときは、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」にご連絡を。
虐待の通報ダイヤルとしての機能だけでなく、児童相談所につながって、担当スタッフが相談にのってくれたり、内容に応じた相談先を紹介してくれる機能もあります。
名前や詳細な住所を言わなくても対応してくれます。

ゲスト:浜島直子さん(モデル)

専門家ゲスト:帆足暁子さん(臨床心理士)

リポーター:森田洋平アナウンサー