8月31日

コロナ禍の新学期 子どもの不安にどう寄り添う?

新型コロナウイルスの影響で多くの学校で夏休みが短縮され、これまでにはない新学期を迎えたいま、お子さんの様子に気になる変化はありませんか?
「これまで普通にできていたことができなくなる」「風邪ではないのに発熱や腹痛が続く」「勉強が手につかない」。こうした症状が、コロナで日常生活が激変したストレスで生じることがあるんです。
親は、コロナ禍ならではの子どもの不安にどのように寄り添い、対処していけばいいのか?当事者の声を聞きながら、実践できるノウハウについてご紹介しました。

コロナ禍の子どもに急増「ストレス反応」とは?

国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」が、ことし5月~7月に7~17歳の子ども、のべ3,500人に行った調査では、7割以上の子どもが「ストレス反応」と呼ばれる心身の不調を示していることがわかりました。
番組では、「ストレス反応」の症状例や長期化・重症化しないために親ができる対処法についてお伝えしました。

「勉強が手につかない・・・」親ができる対策は?

子どもの勉強の遅れや学習意欲の低下が心配な保護者も多いかもしれません。
番組では、コロナ禍で一時勉強に手がつかなくなった子どもに対して、好きなことをする「自由時間」を増やすことで、学習習慣や意欲を取り戻したという家庭を取材しました。
また、元塾講師で教育家の小川大介さんに、子どものやる気を引き出すためのコツを教えてもらいました。

子どもの声に耳を傾けてみませんか?

国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」が行った調査には、コロナ渦の子どもたちが感じているけれどなかなか言えない本音が多数寄せられています。番組ではその声の一部をご紹介しました。大人はどう寄り添っていけばよいか考えました。
国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」では、コロナ禍におけるこどもたちの生活と健康の現状に関する調査(第3回)を、9月1日より実施予定です。調査対象は子どもとその保護者。詳細は下記ホームページを参照ください。

コロナ禍におけるこどもたちの生活と健康の現状に関する調査(第3回)

国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」
ホームページ:https://www.ncchd.go.jp/center/activity/covid19_kodomo/survey.html#3tab

コロナ禍で増える不登校 親はどう接する?

今、各相談機関には「学校に行きたくない」という、悩みが多数寄せられています。不登校新聞・編集長の石井志昂さんによると、もともと学校生活や友人・家族関係で悩みを抱えていた“隠れ不登校”と呼ばれる子どもたちが、コロナ禍での日常生活の変化の影響で不登校になることが多いといいます。親や家族は、どう向き合ったらいいのか、石井さんによると、ポイントは二つ。親・家族は「自分のストレスを和らげる」。信頼できる人、相談できる人をいくつか持つことで親自身が抱えるストレスを分散できるといいます。また、子どもに対しては「いまの気持ちを否定しない」。子どもは不登校になっている時点で、ストレスが満杯の状態。ストレスの水位を下げるための休息が必要だといいます。解決しようと助言するよりも、子どもの気持ちを否定せず受け止め、見守る方向が大事だということです。

専門家ゲスト:田中恭子さん(国立成育医療研究センター・医師)、石井志昂さん(不登校新聞・編集長)

ゲスト:豊田エリーさん(タレント)

リポーター:松岡忠幸アナウンサー