1月18日

あなたも危ない!? デジタル遺品

家族が亡くなった悲しみ、そこに追い打ちをかけかねないのが、パソコンやスマートフォンの中のデータやネット上の取り引きなどの「デジタル遺品」のトラブルです。
ネット上でのセキュリティ対策が強化され、亡き人がネットで何をしていたのかとてもわかりにくくなっています。たとえば、夫が生前にヒミツで行っていたFX取引で、とんでもない損失が出ていたり、ネット銀行の口座に預金があることに気づかないことも。そうした金融取引以外にも、管理人が亡くなった「故人ブログ」が乗っ取られ、詐欺サイトの誘導路として悪用されてしまうことも。トラブルの事例をご紹介するとともに、家族がとれる対策などをお伝えしました。

1,500万円の負債!? 故人が残したFX取引にご注意

インターネットを利用してFX取引をしていた夫が事故死。その後、急激な為替変動により1,500万円の損失に。
夫からFX取引を知らされていなかった妻が巨額の負債を抱えてしまったケースがあります。そういった思わぬ負債に見舞われないためにも、一刻も早く故人のFX取引の有無を確認し、取引の中止や口座解約することをおすすめします。
そのためにも、まずは『口座開設時の書類を探すこと』です。
大きい封筒で目立つこともあれば、小さめの書類で見つけにくいこともあります。
丁寧に探してみてください。
もし見つからない場合は、『各運営会社のコールセンターに連絡する』のも方法のひとつです。相続人であれば口座の有無を教えてくれる場合もあります。
もし口座があれば取引が残っている可能性があり、リスクにさらされていることも考えられます。取引中止などの手続きは、各運営会社に相談してください。
(※FX取引とは、資金が少なくてもその何倍もの運用ができるハイリスク・ハイリターンの外貨取引のことです。株取引にも同じようなリスクがあります。)

家族で共有しておくべき“外貨取引の情報”

残された家族が、故人の外貨取引(FXや株など)の有無を調べたり口座を解約するのは大変なことです。
そこで、万が一に備え家族が共有しておくべき情報は、
『運営会社の名前』『口座番号』『ID』です。
取引中止や口座解約の手続きがスムーズに行えます。
例えば、ノートに書き記すなど手掛かりになる情報を家族で共有しておくことをおすすめします。

一生 気づかないかも!? 故人が預けたネット銀行の預金

インターネットを利用して出入金や残高照会などができるネット銀行。その多くが通帳を発行していないこともあり、家族が故人の預金に気づかない可能性があります。その存在を知る方法として、まずは『キャッシュカードや口座開設時の書類を探す』ことです。
もし見つからない場合は、『各銀行のコールセンターに連絡する』のも方法のひとつです。
相続人であれば口座の有無を教えてくれる場合もあります。
もし口座があればお金が預けられている可能性があります。
預金を受け取るための手続きは、各銀行に相談してください。
残された家族が、故人の預金の有無を調べることは大変なことです。
『銀行の名前』『口座番号』『ID』など、手掛かりになる情報を家族で共有しておくことをおすすめします。

詐欺の温床に!? 故人が残したブログにご注意

悪意のある第三者にIDやパスワードを盗まれ、亡くなった夫のブログが乗っ取り状態に。
知らないうちに不正広告が掲載され詐欺の温床になってしまったケースがあります。
また、故人ブログのコメント欄に不正URLが書き込まれてしまうことも。
そういった詐欺サイトの誘導路として悪用されないために、『家族が故人のブログを完全削除』する方法があります。
運営会社のサポート窓口に連絡し死亡事実などを知らせれば、削除の手続きをしてくれる場合があります。
ほかにも、『家族が故人のブログを管理』する方法があります。
万が一、IDを入力してもアクセスができないなど乗っ取りの可能性がある場合は、運営会社のサポート窓口に相談し対処することができます。
残された家族が、故人ブログの有無を調べることは大変なことです。
『運営会社の名前』『ID』など、手掛かりになる情報を家族で共有しておくことをおすすめします。
(※中にはブログを引き継げない運営会社もあります。サポート窓口に確認してください。)

ゲスト:六角精児さん、辺見えみりさん
リポーター:古野晶子アナウンサー