3月12日

クイズとくもり これで安心!衣がえの極意

寒さがやわらいで暖かくなってくる季節、“春の衣がえ”をテーマにお伝えしました。
春物のシャツやブラウスの「黄ばみ」をすっきり解消する方法とともに、次のシーズンまでしまい込むセーターの「縮み」や「虫食い」を防ぐコツなどを紹介しました。

NO!黄ばみ

黄ばみの原因は2種類

黄ばみの原因は、皮脂汚れとたんぱく質汚れの2種類があります。
皮脂汚れにはドライクリーニング、たんぱく質汚れには水洗いが有効ですが、順番を間違えると、黄ばみがすっきり落ちません。
皮脂がたんぱく質を覆っている場合が多いので、先に皮脂を落とすことが大切です。
正しい順番は、先にドライクリーニング、あとから水洗いです。
クリーニング店では、ドライクリーニングと水洗いをセットにしたコースもあります。

自宅で黄ばみを落とす方法

  1. 液体の酸素系漂白剤とセスキ炭酸ソーダを2:1の割合で混ぜる。
  2. 歯ブラシなどで黄ばみ部分に直接なじませる。
  3. 優しくこする。
  4. 40度ほどの湯で汚れをもみ出すようにすすぐ。

しつこい黄ばみは、湯ですすぐ前に、やかんやスチームアイロンの蒸気を黄ばみ部分に当てると落ちやすくなります。
セスキ炭酸ソーダのかわりに重曹を使ってもかまいませんが、セスキ炭酸ソーダのほうがアルカリ性の度合いが強いので、しつこい黄ばみも落ちます。
液体ではなく、粉の酸素系漂白剤を使う場合は、セスキ炭酸ソーダなどを混ぜる必要はありません。
粉の酸素系漂白剤にはアルカリ性の炭酸ソーダが含まれています。

NO!縮み

セーターの縮みにくい洗い方

まずは、衣類の洗濯表示で自宅で洗えるかどうかを確認してください。

  1. 洗濯機で洗う場合は、セーターを畳んで洗濯用ネットに入れる。
    洗濯用ネットは畳んだニットよりも一回り大きいサイズがおすすめです。 
  2. オシャレ着用の洗剤を使い、ドライコースなど水流の弱いコースで洗う。

セーターの縮みを戻す方法

  1. 40度前後の湯およそ4リットルに、シリコン入りのトリートメントを1センチほどよく溶かす。
    ※シリコン入りのリンスやコンディショナーでもかまいませんが、シャンプーは使わないでください。変色の原因になります。
  2. セーター全体に水分が浸透したら取り出す。
  3. 軽くしぼり、ぬれたまま、セーターを伸ばす。
    ※乾くと1センチほど縮むので、元のサイズより長めに伸ばしてください。
  4. 日陰や室内で平干しする。

NO!たるみ

袖口がたるーんと伸びてしまったセーターは、スチームアイロンで戻すことができます。

  1. スチームアイロンをセーターに直接押し当てず、10秒ほど表面スレスレに蒸気を当てる。
  2. 手で押して、形を整える。

NO!虫食い

防虫剤の有効成分は空気より重く、下へと広がるため、すべて服の上に置きます。
服と服の間や下に置くと、有効成分は十分に広がりません。
また、衣装ケースやタンスの引き出しに入れる衣類の量は、8分目にしてください。
衣服をいっぱいに入れると、防虫剤の成分が広がりにくくなります。

虫食いされやすい素材

衣類害虫に最も食べられやすい素材は、ウールやカシミアなど「動物性たんぱく質」の繊維です。
次いで、食べられやすい素材は、リネンやコットンなど「植物性たんぱく質」の素材です。
一方、ポリエステルやレーヨンなどの「化学繊維」は消化できないため、食べられません。
ただし、化学繊維でも、ソースやしょうゆなどたんぱく質の食べこぼしがあると、虫食いの原因になります。

専門家ゲスト:大矢勝さん(横浜国立大学教授)、梶ヶ谷陽子さん(整理収納アドバイザー)、船橋一良さん(防虫剤メーカー研究員)
ゲスト:柴田理恵さん、松井玲奈さん
リポーター:副島淳さん