12月25日

もしかして“やりすぎ”? ~子どもの教育に不安を感じる親たち~

大学入試改革が進む中、今子どもに求められる能力や経験は、「プログラミング」や「英語教育」、「ボランティア」、さらには、「自然と触れ合う経験」まで多岐に渡っています。中学受験を意識する年齢の子どもの親たちからは、「将来子どもにとって何が本当に必要なのか分からない」と不安の声が上がっていました。
親に不安が高まるなか、子どもによかれと思って教育を“やりすぎ”てしまい、学校中退や不登校にまで至ってしまうケースもあるそうです。今回の放送では、教育を“やりすぎ”ないためにできる、子どもに対する言葉がけの言い換えや、親の気持ちのありようについてお伝えしました。

不安に襲われる親たち

子どもの教育に先行き不透明感が漂うなか、わが子の将来に不安を感じている親が少なくないといいます。こと中学受験については、「親どうしもライバル関係」にあることから、気軽に周囲に相談できず、孤立化してしまう親もいるそうです。頼るのはインターネットの情報。情報を追えば追うほど、心配事が増え、不安は増大するばかりだと言います。

教育をやりすぎてしまうと・・・

取材を続けると、子どもへの教育をやり過ぎてしまい、強い言葉がけや夜遅くまで勉強を強いるなどのストレスを子どもに与え続けることで、子どもの脳や心に悪影響を及ぼしてしまう可能性があることが分かりました。志望校に無事合格しても、心がついていかず、不登校になってしまう子どもも多いといいます。東京都で不登校や引きこもり、学校を中退した子どもたちを支援するNPOでは、在籍する若者の半分以上が、中高一貫校の出身者でした。

子どもを傷つけない言葉がけ

教育コーチングオフィスを主宰し、これまで500人以上の親の悩みにアドバイスを送ってきた江藤真規さんは、子どもの教育をやりすぎて親子関係に亀裂を生じさせないために、子どもへの「言葉がけ」を変えてみることを、スタジオで提案してくれました。今回ご紹介したのは、この3つの言葉がけ。つい言ってしまいがちな否定的な言葉を、前向きに言い換えることで、まず親自身の気持ちも前向きになり、子どもにもいい影響が出てくるそうです。考え方の基本は、「子どもに自分事として捉えさせるような声がけ」です。

専門家ゲスト:武田信子さん(武蔵大学人文学部教授 臨床心理士)、江藤真規さん(教育コーチングオフィス主催)

ゲスト:山口もえさん(タレント)、生田智子さん(女優)

VTRゲスト:古荘純一さん(小児科医 児童精神科医)、石田勝紀さん(教育評論家)、杉浦孝宣さん(NPO法人高卒支援会代表)、友田明美さん(子どものこころの発達研究センター 小児神経科医)

リポーター:松岡忠幸アナウンサー