2月10日

“ご近所トラブル”に巻き込まれないために

「上の階で子どもが走り回る足音が気になる」「犬の鳴き声がうるさくて眠れない」「ベランダから入ってくるタバコの煙が臭い」など、悩みの種が尽きないご近所トラブル。
今回番組では、マンションの上下2フロアを借りて、騒音について大実験!すると、ご近所に「聞こえやすい音」と「聞こえにくい音」の違い、「斜め上からの音の聞こえ方」、「下の階の音の聞こえ方」などが見えてきました。さらに、ご近所トラブルに巻き込まれないための「コミュニケーション術」もお伝えしました。

マンションの騒音大実験 ~「聞こえやすい音」と「聞こえにくい音」~

「聞こえやすい音」⇒“固体音”の中でも振動が大きいモノ。
「聞こえにくい音」⇒“固体音”の中でも振動が小さいモノ、または“空気音”。

・“固体音”・・・モノが床や壁にぶつかって起きた振動が伝わって音になるもの。
・“空気音”・・・人の声やテレビの音など、空気を振動させる音。

※この結果は、今回実験を行ったマンションの場合です。壁や床が薄いなど振動を伝えやすい構造や、木造の建物などの場合は、今回の実験よりも音が伝わりやすいことがあります。

マンションの騒音大実験 ~「同じ音」でも「夜」は聞こえやすくなる~

同じ音でも、昼間と夜とでは聞こえ方が違うことを紹介しました。
その理由は、昼間は「暗騒音」が大きく、夜は小さいから。「暗騒音」とは、屋外から聞こえてくる騒音や自分の家の中の生活音など雑音のことで、これが大きいと、ご近所さんが出した音など一つ一つの音が目立ちにくくなります。逆に夜は、昼間に比べて「暗騒音」が小さくなるため、結果的にご近所さんからの音が聞こえやすくなるんです。自分の家のテレビの音を少し大きくしたり、エアコンをつけたりすると「暗騒音」が大きくなって、ご近所さんからの音が気になりにくくなるそうです。

マンションの騒音大実験 ~“斜め上”からの聞こえ方~

「斜め上」の音がどれくらい「下の階」に響くのか、実験しました。
実験をしたのは、下の階に3軒あって、上の階は1フロアすべてが1軒分というつくりのマンション。「上の階」で移動しながら音を出して「下の階」で音を聞き比べたところ、「上の階」のどこで走っても、「下の階」では「真上で走っている」ように聞こえました。また、「音の大きさ」もほとんど変わらないように感じました。これは、振動が壁や床に伝わって広がっていくためで、専門家によると、音の聞こえ方で発生場所を特定することは難しいそうです。

マンション騒音大実験 ~“下の階”からも音が聞こえる?~

「下の階の浴室」で音を出して、「上の階」に聞こえるか実験したところ、音の種類によっては「上の階」まで伝わりやすいことが分かりました。しかも、「上から聞こえてきている」ように感じました。
実験したマンションで「聞こえやすかった」のは、“固体音”である「風呂おけを落とす音」と「シャワーヘッドを落とす音」。「聞こえにくかった」のは、“空気音”である「大声」でした。

専門家ゲスト:池上雅之さん(日本建築学会)、馬橋隆紀さん(弁護士)、田中圭子さん(メディエーター)、橋本典久さん(音環境工学の研究者)

ゲスト:山口もえさん、福田充徳さん

VTRゲスト:池上雅之さん(日本建築学会)、田中圭子さん(メディエーター)

リポーター:田村直之アナウンサー