7月6日

“唾液力”低下に要注意!

「虫歯ができた」「口臭が気になるようになった」「かぜをひきやすくなった」・・・。これ、実は、“唾液力”が弱っているからかもしれません。実は、専門家によると、外出自粛によるストレスや、暑さによる脱水状態で、“唾液力”が弱っている人が多い可能性があるというのです。
唾液は「天然の万能薬」ともいわれるほど、体にとって大事なもの。唾液の「量」と「質」を高めていくことで、毎日の健康につなげよう!ということで、今回は、「量」と「質」の両面で“唾液力”を高めるさまざまな方法を紹介しました。
さらに、“唾液力”を最大限発揮するための歯磨きのコツもお伝えしました。

唾液の働き

唾液は口だけでなく、全身に対してさまざまなよい働きをしてくれています。
口の中では、侵入してくる菌やウイルスを最前線で食い止めて体を守ってくれる働きや、虫歯のごく初期であれば、唾液の力で自然に元の状態に戻してくれる働きをしてくれています。
さらに、食べ物をやわらかくして消化を助ける働きや、体に悪い影響を及ぼす活性酸素を減少させる働きもしています。

唾液の『質』をチェック

自分の唾液の『質』は大丈夫か、「唾液の質 チェックシート」で確認しました。
神奈川歯科大学・槻木恵一教授によると、チェックが3個以上ついた人は唾液の質が落ちている可能性があります。

唾液の質を高めるには?

唾液の質を高める方法では、唾液の中に含まれるIgA(免疫グロブリンA)という免疫抗体に注目。IgAを増やすことが免疫力を高める上で大切だということをお伝えしました。
実は、この唾液中のIgAは、ふだんの生活習慣や少しの心がけしだいで簡単に増やすことができます。槻木教授のおすすめの方法は、「ヨーグルトや納豆などの発酵食品」と、「ストレッチなどの軽い運動」とのこと。実際に36人を対象に毎日100グラム程度ヨーグルトを食べる生活を続けた実験では、図のようにIgAが増えたというデータもあります。

唾液の『量』をチェック

自分の唾液の『量』は大丈夫か、「唾液の量 チェックシート」で確認しました。
槻木教授によると、チェックが3個以上ついた人は唾液の量が少なくなっている可能性があります。

唾液の量を増やすには?

唾液の量を増やす方法として、「見る」「かむ」「飲む」「押す」の4つご紹介しました。

「見る」

梅干しやレモンなど酸っぱいものの映像を見ると、自然と唾液が出てきます。

「かむ」

かむ度に唾液が作られる唾液腺が刺激される「そしゃく唾液反射」というものがおこるため、かむ回数が増えれば増えるほど唾液が出てきます。
食材を大きく切ったり、かみ応えのある食材を使って料理に一工夫することや、食べるときの姿勢を意識することでかむ回数を増やすことができます。

「飲む」

昆布で作る「うまみドリンク」を、口が渇いたときに口全体にいきわたらせることで、ドライマウスの症状の改善が期待できるという研究を紹介しました。

【「うまみドリンク」作り方】
昆布30グラムを500グラムの水に一日つけておけば完成

※冷蔵庫で保存し、2日以内に使いきってください。
※そのほかの注意点は図のとおり。

「押す」

口の周囲にある「唾液腺」を指で直接押してゆっくりマッサージすると、唾液が出るという方法を紹介しました。
槻木教授によると、病院の検査で唾液が少なかった人におススメしているとのこと。

※気分が悪くなったり痛くなったらすぐに中止してください。

専門家ゲスト:槻木恵一さん(神奈川歯科大学教授)

リポーター:保里小百合アナウンサー