9月15日

クイズとくもり イザというときに役立つ!代用品SP

みなさんは台風や地震への備えをしていますか?でも、前もって備えていても、実際の災害発生時には予想していなかった問題がいろいろと発生します。そこで今回の「クイズとくもり」では、イザというときに役立つ「代用品」を大特集!災害で水道が止まり、給水車から水をもらうにも「ポリタンクがない!?」。そんなときは、“リュックサックとゴミ袋”が代用品に!避難生活をしていて捨てられずに困る「においが臭~いゴミ」も、ふだんなら捨ててしまう“食パンの袋”がにおいをシャットアウト!イザというときに役立つ代用品の数々を紹介しました。

くさ~いにおいをシャットアウト!魔法の「食パン袋」

災害時の困りごとのひとつが、生ゴミやオムツなどの「におい」。そんなときには、「食パンの袋」がにおいをシャットアウトしてくれるんです。「食パンの袋」は、レジ袋やポリ袋よりにおいを漏らさないんです。実際、キムチを24時間入れておいた「食パン袋」「レジ袋」「ポリ袋」のにおいを嗅いで比較してみたところ、「食パン袋」が圧倒的ににおいを漏らさないことがわかりました。

においを漏らさない理由は素材の違い!食パン袋は“PP”製

においを漏らさない理由は、袋の素材の違い。「食パン袋」はポリプロピレン製。「レジ袋」や「ポリ袋」はポリエチレン製。ポリプロピレンは、ポリエチレンに比べ、気体を2分の1から3分の1ほどしか通さないんです。においも気体のため、漏れにくいというわけ。
食パン以外でも、野菜の袋やお菓子の袋の多くもポリプロピレン製。袋の裏に記載されている“PP”という文字がポリプロピレンのこと。中でも食パン袋は、マチが広く、モノを入れやすいので使いやすい。ただし、多くの自治体では、食パン袋はプラスティックゴミとして分別が必要。燃えるゴミとしては出すのはNG。におい漏れ防止の一時保管袋として使ってください。

転倒防止器具の代用品として使える「段ボール箱」!

家具の転倒防止策として、ポール式器具を使っている方も多いのでは?あるご家庭では、天井板が弱いため、天井の廻り縁に沿って設置していました。防災機器検査協会の内藤昌彦さんによると、ポール式器具は同じ向きで設置しないと効果がないということ。さらに、廻り縁は幅が狭いので、そこに設置してもすぐ外れてしまうんだそうです。
内藤さんおススメの家具の転倒防止の代用品は、段ボール箱。家具と天井の隙間に、段ボール箱をピッタリハマるように置くだけなんです。

段ボール箱を転倒防止に使うポイント

段ボール箱を家具の転倒防止に使うときにはポイントがあります。

●ポイント1「段ボール箱に衣類を詰める」
段ボール箱がつぶれにくくなるように、使っていない衣類などを箱いっぱいに詰めると、段ボール箱の強度をアップさせる上、衣装ケースの代用品にもなります。あまり重くすると万が一、落ちてきたときに危険なので、5キログラムほどが目安。衣類を詰めたら粘着テープでふたをして、両サイドもとめます。

●ポイント2「家具と天井の隙間がなくなるように置く」
2段重ねや横に2つ並べるのもOK。ただし、重ねすぎると不安定になるので、3段以上はNG。少し隙間ができた場合は、余った段ボールや新聞紙を隙間に詰めてください。

●ポイント3「段ボール箱は壁際に置く」
家具の奥行に満たない小さい段ボール箱しかない場合は、壁際に置いてください。家具は倒れるとき後ろが持ち上がり手前に倒れるため、壁際に段ボール箱を置くことでストッパーの役割をするんです。

段ボール箱がむき出しで見た目がイヤ!という方は、100円ショップで売っている包装紙やマスキングテープでオシャレにデコレーションするのもおすすめです。

ポリタンクの代用品は「リュックサックとゴミ袋」!

災害時に心配なのが、生活用水や飲料水の確保。給水車に水をもらいに行くためのポリタンクって意外に準備していないのでは?ポリタンクの代用品を危機管理アドバイザーの国崎信江さんが教えてくれました。
代用品は、「リュックサックとゴミ袋」。リュックサックは丈夫で大きめのモノなら何でもOK。作り方は、リュックの口を広げて、中に2枚のゴミ袋を重ねて入れるだけ。2枚重ねるのは、万が一、破れてしまっても水が漏れないようにするため。水を入れたらゴミ袋の口を締めて、袋の上にタオルをのせてからチャックをしめると、袋が破れるのを防げます。
リュックサックの大きさにもよりますが、10リットルから15リットルくらの水を入れることができます。リュックサックで運べば、背負って運べるので楽なんです。

リュックサックがないときは「ジーンズ」で代用

リュックサックがない場合は、「ジーンズ」で代用できます。用意するのは大きめのジーンズと2メートルくらいの丈夫なひも。ジーンズは胴回りが袋状になっていることと、ベルト通しがあるので、リュックサックが作れるんです。作り方は、こちらも簡単。2メートルのひもの真ん中くらいのところで巻き結びを作り、ジーンズのすそに通してギュッと縛ったら、ベルト通しにひもを通すだけ。ジーンズの足の部分に腕を通して背負います。
ジーンズリュックの場合、形が崩れやすいので、水を入れるときは、ゴミ袋ではなく、ペットボトルを使います。ウエスト84センチのジーンズの場合、2リットルのペットボトル6本、12リットルの水が入りました。

引っ張られてドンドン締まる「巻き結び」

ジーンズリュックを作るときの「巻き結び」のやり方です。

  1. まず、右手に持ったひもが上になるように輪を作る。
  2. 同じように、右手に持ったひもが上になるように、もうひとつ輪を作る。
  3. 左側の輪を右の輪の上に重ねる。必ず、左の輪が上になるようにします。
巻き結びは、左右に引っ張られることでドンドン締まっていくので、重いものを入れるジーンズリュックには最適な結び方です。

脱出用ハンマーがないときは・・・

大雨によって道路が冠水し、車が水没する被害が各地で発生しています。中には車に閉じ込められて亡くなるケースもあります。JAF(日本自動車連盟)の実験では、水位90センチでミニバンタイプの車の運転席のドアも、後部座席のスライドドアも開かなくなりました。車に閉じ込められたときは、脱出用ハンマーで窓ガラスを割って脱出するのですが、常備している人は少ないのでは?

ヘッドレストで車のガラスが割れる

脱出用ハンマーがない場合の対処法を教えてくれたのは、埼玉県で自動車解の仕事をしている五十嵐さん。車のガラスはとても頑丈なので、手やモノでたたいても割ることができません。五十嵐さんによると、座席の「ヘッドレスト」を使うと割ることができるとのこと。ヘッドレストを外して、金属の部分を窓枠の端の方に差し込み、テコの原理で手前に引くと割れるのです。ただし、車種によっては、ヘッドレストが外れない車もあるので注意してください。「ヘッドレストがあるから大丈夫」ということではありません。

ぜひ脱出用ハンマーの用意を!

ヘッドレストで車のガラスを割る方法を、元・麻布消防署の署長で、市民防災研究所の理事を務める坂口隆夫さんに見てもらったところ、「脱出用ハンマーがない場合は、よい方法だと思います。ただし、水圧が加わって窓枠に金属部分が入らないこともあり、うまくいかない場合もあるかもしれません」とのこと。命を守るためには、ぜひ脱出用ハンマーを車に積んでおいてください。

エコバッグを忘れた!レジ袋の代用品は「ハンカチ」!

買い物の際エコバッグを忘れた!ってことありますよね?レジ袋を買えばいいけど、なんだか気が引ける・・・。そんなときは、「ハンカチ」で代用できます。教えてくれたのはふろしきライフデザイナーの横山功さん。45センチ四方の一般的な大きさのハンカチがあれば、かなりの量のモノがはいるんです。

たっぷりモノが入る 「スーパー包み」

おにぎり5個、ペットボトル2本、パスタのお弁当1個が入っちゃう包み方。
作り方は簡単。ハンカチの隣どうしの角を結びます。反対側も同じように角と角を結んだら完成。このとき、結び目をなるべく小さく結ぶのがポイントです。持ちづらいときは、もう1枚ハンカチをプラスして持ち手を作ります。もう1枚のハンカチを三角に折り、上の角からパタパタと折って帯状にします。この帯を持ち手に通して、両端を結んで輪っかを二重にすると・・・、持ち手がのびて持ちやすくなります。

手ぶらで便利な 「ベルトポーチ」!

ハンカチでベルトポーチを作ってモノを入れる方法。
ハンカチの角をズボンのベルト通しに内側から通します。もう片方の角を、ひとつ飛ばしたベルト通しに同じように通します。ベルト通しに通した角とその下側にある角をそれぞれ結んだら完成。このときは、大きく結んでおくのがポイントです。ちょっと重たいものを入れても落っこちず、手ぶらでモノを運べて楽ちんです。

VTRゲスト:内藤昌彦さん(一般社団法人防災機器検査協会 代表理事)、国崎信江さん(危機管理アドバイザー)、坂口隆夫さん(公益財団法人市民防災研究所 理事)、横山功さん(ふろしきライフデザイナー)

リポーター:副島淳さん(俳優)

ナレーション:日髙のり子さん