9月30日

衣がえの前に!“なるべく捨てない”服とのつきあい方

今回は、衣がえのときに知ってほしい“なるべく捨てない”服とのつきあい方をお伝えしました。「服をなかなか整理できない」「コロナで外出しなくなり、服を着る機会がないが捨てられない」こんなお悩みに対して、これまであさイチはあの手この手で服を処分する方法をお伝えしてきました。しかし、今回ご紹介したのは、服を交換したり、繕ったり、染めたりすることで “服をトコトン活用する”方法です。実は、私たちが捨てる服などの繊維の量は年間137万トン。焼却処分により、二酸化炭素の排出などにつながり環境問題にも影響しています。番組ではさらに、アンケートに寄せられた「愛着のある服にまつわるちょっとイイ話」もご紹介しました。

クローゼットに置く服を厳選する

クローゼットを整理するとき、むやみに捨てるのではなく、一つ一つの服と向き合い、なぜ着るのか、なぜ着ないのかをしっかり考えることが大切であるということをお伝えしました。
一つ一つ向き合うために大事なことは、「この服は○○だから着る/着ない」と声に出すこと。
こうすることで、服と自分との関係が明確になりやすいそうです。

なるべく捨てない 服のいかし方

服の交換会

服のゴミを減らすために行われている、服の交換会についてお伝えしました。
着なくなった服を持ち寄り、欲しい人に無料で譲るイベントです。
特徴は、服に値段をつけず、代わりにメッセージカードをつけるということ。その服への思いやストーリーまで次の人に受け継ぐ取り組みです。新型コロナウイルスの影響により、一時中止されていましたが、各地で徐々に再開されています。

古着を売る時のコツ

リサイクルショップで古着を買い取ってもらうためのポイントをご紹介しました。
大手リサイクルショップの広報の方によると、見た目がきれいな状態であることはもちろん、店員と仲よくなることもポイントの一つ。店員と顔なじみになると査定があがる可能性があるそうです。

再利用が難しい衣類

服を手放す際に、資源ゴミとして出す人も多いのではないでしょうか。しかし、すべてが再利用できるわけではありません。衣類には、たくさんの素材が使われているため、新たな物を作り出す際に、技術的な面やコスト面などで課題が多いためです。再利用できないものに関しては、焼却・埋め立てなどで廃棄されています。ある調査では、燃えるゴミや産業廃棄物も含めた衣料品の再利用率は、26%ほど。ペットボトルに比べると非常に低い値です。

今ある服を長く着る方法

染め直し

色あせた服や洗濯しても落ちないシミが付いた服は、染め直すことで新たな服としてよみがえらせることができます。染め直しを利用している人を取材すると、「色を変えただけで、服のコーディネートの幅が広がる」など、メリットも多いそうです。

ダーニング

小さな虫食いの穴やすり切れなど、服のダメージを避けるのはなかなか難しいもの。でも、ダメージを自分で簡単にお直しする方法があるんです。番組でおすすめしたのは、ヨーロッパに古くから伝わる「ダーニング」。使用するのは、針とお好みの糸。そして生地を固定するためのダーニングマッシュルームが必要ですが、おたまで代用ができます。
今回は初心者でも挑戦しやすい「ゴマシオ」と「バスケット」2つの方法を紹介しました。

ゴマシオ

(1)隠したいすり切れやシミが中心にくるよう、おたまにヘアゴムなどで固定し、すり切れやシミが隠れるように右から左へ5ミリぐらい針を刺します。糸は10センチぐらい残します。

(2)針を通した部分からゴマ一粒分戻って針を刺し、右から左に5ミリぐらい針を刺します。これを繰り返します。

(3)何列も重ねるとすり切れやシミを隠すことができます。

(4)糸は布の裏側に出し、縫い目に通してからハサミで切ります。

バスケット

(1)穴が中心にくるようにおたまに固定します。

(2)生地の流れに沿って平行線を書き、穴から5ミリぐらい離れた右上の生地を針で少しすくいます。糸は10センチぐらい残します。

(3)針を刺したところから垂直に糸をおろして生地を少しすくいます。

(4)穴が隠れるまで繰り返します。糸1本分隙間をあけるようにしてください。

(5)横糸は、波いを一目入れ、縦糸に対して交互に通していきます。このとき針は、穴がある方から通すとやりやすいです。糸を通したら反対側にも波縫いを1目入れます。

(6)上下逆さにして、2本目の糸を通します。波縫いを1目入れたら、1本目に通した糸とは反対になるように交互に通してください。反対側にも波縫いを一目入れます。
あとは、穴が隠れるまで繰り返します。横糸は隙間ができないようにしてください。

(7)糸は裏側に通し、縫い目に通してからハサミで切ります。

服のアップサイクル

サイズが合わなくなり、着ることができなくなったけれども、愛着があって手放しにくいという服に、手を加え、服以外のものに作りかえる「アップサイクル」について紹介しました。
番組では、着古したブラウスからエコバッグを作る方法をお伝えしました。

エコバッグ

(1)着ることがなくなった服から、四角い布をできるだけ大きく切り取る。
ポイント:ポケットやステッチ、フリルなど服の特徴があるところを残して切り取る。

(2)切り取った生地をつなげて、縦横1:3の長さになるように調整する。

(3)3等分におり、重なった1辺を縫う。

(4)縫わなかった辺の1枚をめくり、折り重なった部分を縫う。

(5)広げて、裏返せば完成。

ゲスト:篠原ともえさん

専門家ゲスト:末吉里花さん(一般社団法人エシカル協会 代表)

VTRゲスト:尾山敬子さん(整理収納コンサルタント)、丹羽順子さん(服の交換会 企画者)、東谷泰章さん(古着などを再利用する業者 代表)、野口光さん(テキスタイルデザイナー)、竹村伊央さん((社)unisteps代表)

リポーター:保里小百合アナウンサー