10月7日

withコロナ時代 大切な人との別れ

新型コロナウイルスの影響で、大きく変わった「大切な人との別れのとき」。
多くの病院では面会が制限され、十分に見舞うことはかなわず、最期の瞬間に立ち会うことができるとも限りません。そして葬儀も最小限。故人の親戚や友人を呼べないことも。納得した形で見送れず、後悔やわだかまりを残す人も少なくありません。
そこで番組では、コロナ禍のみとりや葬儀の現場に密着。家族は、大切な人との残された時間をどう過ごせばいいのか。大切な人の死をどう乗り越えればいいのか。
7月にお母さんを亡くした、俳優の久保田磨希さんも出演。当事者の経験から、ヒントを探ります。

コロナ禍で、葬儀に変化

コロナ禍で、葬儀にも変化が出ています。120の葬儀社にアンケート調査をして、「増加したと思う葬儀の種類」を聞いたところ、通夜を省いた「一日葬」は、コロナ感染拡大前に比べて「増加した」と答える会社が徐々に増えてきています。また、火葬をのみを行う「直葬」も、緊急事態宣言下の4月、5月には、「増加した」と答える会社が、4倍以上に急増しています。これまでも、葬儀の縮小化、簡略化は進んでいましたが、その傾向がより強まったことが分かりました。

広がるオンライン葬儀

人が集まらずにできる「オンライン葬儀」に注目が集まっています。取材した都内の葬儀会社では、4月から葬儀の様子をライブ配信するシステムを導入。スマホやパソコンがあればどこからでも参列できます。お坊さんも、お寺からライブ配信で読経を行います。供花や香典もネット上で。追加料金を払うことでこのシステムが利用できるといい、すでに100組以上が葬儀や法要を行ったそうです。

大切な人との別れに向き合うために・・・“物語”の編み直し

大切な人との別れに向き合うために、玉置妙憂さんが勧めるのが、「“物語”の編み直し」。故人との思い出を誰かに話すことで、気持ちを前向きにできるんだそう。話す相手は人ではなくても、犬や猫、ぬいぐるみでもOK。繰り返し自分の言葉で話すことで、徐々に自分と故人だけの“物語”が出来上がり、ポジティブな捉え方ができるようになるといいます。すると、たとえ最期の時間が理想どおりに過ごせなかったとしても、「故人はいい人生を送った」と思い出を“上書き”できるんだそう。

ゲスト:久保田磨希さん

専門家ゲスト:玉置妙憂さん(看護師・僧侶)

リポーター:小林孝司アナウンサー