「ふだんは見られない絶景などの映像」や、「地元ならではの話題」などを全国から“シェア”してもらって、その地域の魅力を再発見する“みんなでシェア旅”。今回の舞台は愛知県でした。名古屋の舞妓さんたちからはお座敷の名物芸「金のしゃちほこ」、さらに自宅でも美しい所作と健康を両方手に入れられるという「日本舞踊エクササイズ」を教えてもらいました。また、名古屋めしのプロから本格的な小倉トーストのレシピを紹介。さらに、これからの時期に見どころの絶景として、10分で見られる雲海や、一面のいちょうの金世界も紹介しました。また歴史クイズとして名古屋城の金しゃちほこや、令和に生きる武将隊のみなさんも紹介しました。
美しく健康に!?日本舞踊エクササイズをシェア
まず、名古屋の舞妓さんに伝統芸である「金のしゃちほこ」を披露していただきました。なんでもこのワザ、明治時代ごろからあり、名古屋の花柳界では習得必須なんだとか。次に、舞妓さんたちの踊りの先生、日本舞踊西川流四世家元の西川千雅(かずまさ)さんがシェアしてくださったのは、日本舞踊をベースにしたエクササイズです。2003年に西川流総師・西川右近さんが中京大学スポーツ科学部名誉教授・湯浅景元さんと共同開発。時速4キロメートル(健康作りのウオーキングのために至適とされている速度)で同じ時間歩いた場合と比べ、消費カロリーがおよそ1.3倍との研究結果が出ています。美しい所作を身につけながら、健康にもなれちゃうというおトクなエクササイズ。中継にて「案内」「木の葉」「雪受け」の3つの動きを教えていただきました。ポイントはそれぞれ
- 「案内」:内股にして足の筋肉を刺激
- 「木の葉」:手の筋肉を使って手先を美しく見せる
- 「雪受け」:手を前後に大きく突き出すように伸ばすことでストレッチする
愛知県の定番メシ・小倉トーストの究極レシピをシェア
続いてシェアしていただいたのは、愛知県の県民食・小倉トースト。今、進化形の小倉トーストが大人気。ホイップクリームとジャムを載せたトーストや、コーヒーシロップをかける鉄板のせ小倉トーストなど、さまざまなスタイルが登場しています。そんな中で名古屋めし料理家のSwindさんに教えていただいたのは、老舗喫茶店風・サンドタイプの小倉トースト。ポイントは3つあり
- 山型食パンを使う
- あんこにはガムシロップを加える
- 二枚重ねで焼く
老舗喫茶店風の本格小倉トースト
トルコ風さばサンド
きんぴらごぼうと卯の花のサンド
驚きの青色・黄色の世界!愛知の絶景をシェア
愛知県、実は山あり海ありの自然豊かな地。今回は色をテーマに地元の方に絶景をシェアしていただきました。まず、豊田市の太田幹男さんが紹介してくださったのは、標高773メートルの押山。なんとここ、登山口から10分歩くだけで雲海が見えるという今ホットな場所なのです。特に、これから10月~11月の時期がいちばんきれいなんだそう。頂上のノートには、子どもから妊娠中の方まで、手軽に見れる雲海を楽しんだ喜びの声が寄せられていました。もう1つの絶景は、稲沢市祖父江町のいちょうの金世界。実は稲沢市はぎんなんの生産が日本一で、祖父江町内には一万本以上ものいちょうが植えられているのです。稲沢市観光協会の石井好美さんに、ぎんなんの収穫風景や、おいしい食べ方を教えていただきました!
戦国時代の舞台・愛知 知ってトクする!?歴史クイズをシェア
「麒麟がくる」でおなじみ、戦国時代の舞台・愛知県。地元の方に、クイズを通して歴史香る地の魅力をシェアしていただきました。まずは、徳川家康が築城した名古屋のシンボル・名古屋城。学芸員の二橋慶太郎さんに金のしゃちほこのオス・メスの見分け方や、石垣に刻まれた謎の刻印の意味を教えていただきました。この刻印、実は家康に命じられて石垣を作らされた外様大名たちが、お互い運んできた石が混ざらないようにつけたものとされています。これだけの石を加工して運ぶのは非常に大きな負担だったそう。大名も大変だ・・・。一方、「天空の城」田峯城を有する設楽町には令和の時代を生きる武将隊が。なんとメンバー全員、70歳以上の高齢者。副隊長の野々村康史さんに、手作りのかっちゅうや武器を見せていただきました。もともとお城めぐりが趣味だった野々村さんたち、かっちゅう着用体験をしたのをきっかけに、自分たちでも作れるかも!?と思ったそう。今では町の人気者になっています。愛知の多様な姿をシェアいただいた旅となりました。