11月11日

withコロナの「仕事探し」

新型コロナの影響で、解雇されたり雇い止めにされたりした人は、全国で7万人を超えました(11月6日時点・見込み含む/厚生労働省調べ)。特に、飲食業や観光業など女性の割合が高い業種への影響が大きいと見られています。解雇されていなくてもシフトが減るなどして収入が大きく減っている人も多く、今、新しい仕事を見つけようという女性が増えています。雇用情勢が厳しい今だからこそ知っておきたい、「仕事探し」の最新情報とコツを特集しました。

求人検索サイト 使い方のコツ!

仕事を探すときに多くの人が利用する、インターネットの求人検索サイト。女性のキャリアに詳しい、リクルートジョブズの宇佐川邦子さんに、「自分に合う仕事」を見つけるコツを教えてもらいました。
ポイントは、「職種」によって絞り込まないこと。女性が希望することの多い「事務職」、これにチェックを入れるだけで、ヒットする求人が大きく減ってしまうんだそうです。これでは、「自分に合った仕事」を弾いてしまいます。
その代わり、まず「今、1日に働ける時間」から条件を選択することがオススメとのこと。さらに絞り込む場合は、「将来、どうしたいか」について考えて、条件を選択するとよいそうです。大きな条件で絞り込み過ぎず、求人1つ1つを丁寧に見ていくと、意外な求人で自分に合った働き方ができる可能性がでてくるとのことでした。

スキマ時間に働く 「ギグワーク」

主に短時間の仕事を単発で行う、「ギグワーク」という働き方が広がっています。仕事の内容も時間の長さも多種多様。時間があいたときに、「ギグワーク」専用アプリで仕事を探して単発の仕事をする人が増えています。コロナ禍で長期の雇用が難しいという企業側の事情が背景にありますが、働く側にも、自分の都合に合わせてスキマ時間に働けるメリットもあります。女性のキャリアに詳しい宇佐川さんは、主婦などしばらく仕事をお休みしていた人が仕事を再開する際に、色んな「ギグワーク」を試すことで「自分に合った仕事」探しをしてみてはどうか、とおススメしていました。

「ギグワーク」の注意点

単発の仕事をする「ギグワーク」は、複数の職場で働くことが多くなります。社会保険労務士の深田晶恵さんに、注意点を教えてもらいました。
それによると、ギグワークなどすべての仕事の給与収入の合計が130万円を超えると、夫の勤め先の社会保険の扶養から外れるため、自分で国民健康保険や国民年金に加入する必要があります。住んでいるところによって社会保険料の額が異なるほか、細かな計算ルールが異なる場合があるので、夫の勤務先に確認してください。

働く時間を自分で管理 「自営型テレワーク」

企業から個人で仕事を請け負って、インターネットを使って自宅で仕事をするのが「自営型テレワーク」です。マッチングサイトなどを通じて自分で仕事をとってきて、成果物を納めるもの。どれくらいの量や難易度の仕事を、いつやるか、すべて自分で管理するため、自由度の高い働き方です。専門性の高さなどによって、報酬に大きな差があります。

「自営型テレワーク」の注意点

「自営型テレワーク」は、パートのような「雇用」ではなく、個人経営のお店やフリーランスと同じ「自営業」です。注意点を、社会保険労務士の須田美貴さんに教えてもらいました。
それによると、「自営型テレワーク」の場合、自分のスキル次第で収入に大きな幅があります。また、企業に雇用されていれば守られる「残業代、最低賃金、労災保険」などがありません。保険などには自分で入る必要があります。体調を崩して仕事ができなくなるなど万一に備えて、3か月分くらいの蓄えをすることがオススメということでした。

在宅でフルタイム働く 「リモート正社員」

コロナ禍で一気に広がった、リモートワーク。家族が在宅勤務をするようになった人も多いのではないでしょうか?インターネットやツールをフル活用して、従業員みんなが完全リモートワークという会社もあるんです。オフィスに出勤せず、在宅でフルタイムの仕事をする「リモート正社員」を紹介しました。

主婦の経験を生かす!履歴書の書き方のポイント

「自分に合った仕事」に採用されるために、参考にしたいテクニックもあります。しゅふJOB総研の川上敬太郎さんが、主婦が履歴書を書くときのコツを教えてくれました。主婦には、さまざまなことをこなして家や家族をオペレーションする力「家オペ力(りょく)」があるのに、それを「自己PR欄」に十分に書けていないというんです。「家オペ力」を、仕事上の能力にどう置き換えられるのか、参考にしてください。

「情報商材」トラブルに注意を

ネットで仕事を探すときには、「情報商材」に関するトラブルに注意してください。
「ホームページに広告を掲載するだけでもうかる方法」や「毎日メールを送信するだけでももうかる方法」などという呼びかけで、高額のテキストやソフトの購入を促されたという相談が、近年相次いでいます。「おかしい」と思った場合は、消費者ホットライン(局番なし:188)にご相談ください。

ゲスト:野々村友紀子さん

専門家ゲスト:宇佐川邦子さん(リクルートジョブズ ジョブズリサーチセンター長)、須田美貴さん(社会保険労務士)

リポーター:森田洋平アナウンサー