困りごとのトリセツ(取扱説明書)

学校での
困りごと全般

どのような特性?

集団行動や、複数とのコミュニケーションが求められる学校生活では、発達障害のある当事者にとって悩ましいことが多くあります。

本人にとっては自分の感じたこと、考えたことを率直に発言したり行動に移したりしているだけなのに、周囲からは「空気が読めない」「不謹慎だ」などと言われて批判されてしまうこともしばしば。

また、「努力すれば、みんなができるようになるはず」という考え方は、ときに、発達障害の人を苦しめることにもなるようです。

印刷して使える“わたしのトリセツ” 自分の困りごとと希望する配慮を周囲の人たちに伝えるのに役立ちます

コチラから(PDF)

▼みなさんからの困りごと・対処法

  • No.15

    中学生です。私は小さい時から音に対して敏感でした。学校では男子や女子が朝、昼、帰りと騒ぎます。しかも一部の女子は昼休みに「きゃー!」などと奇声を発しています。うるさすぎて耳を塞いでしまいます。でもそうすると周りの人から不快な目で見られます。
    そのような時はみんなにわからないように、トイレに逃げ込んだり、図書室に行くようにしています。
    (花澤るい(はなざわるい)女性10代 秋田 当事者)

  • No.14

    専門学校に入学してからASDだと診断されました。聴覚過敏・触覚過敏があります。学校の先生達は私が発達障害だと知っています。授業の一環で動画を見る時はデジタル耳栓をしようしています。また、聴覚過敏のため色んな音を拾ってしまうので、席を前にしてもらうことで授業に集中して参加できるようになりました。また、音による強いストレスを受けた場合は保健室で休ませて頂いています。
    (花流夢 女性20代 高知 当事者)

  • No.13

    私は、学習障害と診断された者です。聴覚過敏や周囲の目線や態度にとても敏感に反応してしまいます。そのため、学校では先生にアドバイスをいただき、授業が始まる前は静かな教室に移動したり、イヤホンをして音楽を聴いたりしています。また、席は壁側で他の人の刺激が入りにくいように前の方の席に座るようにしています。
    (ムーミン 女性20代 福岡 当事者)

  • No.12

    私は大学に通っているのですが、講義でぽんと答えや疑問などを言ってしまうことがあります。その時に、ある先生は出しゃばっているとか私が話すと困るとか言われて、私以外の学生にしか質問など話しかけません。私がわからないと思って質問しようとしても話してくれないのです。そこで、わからない時は授業中に友達に手紙をこそっと渡し、友達経由で質問するなどして対処しています。
    (ひとみ 女性20代 熊本 当事者)

  • No.11

    私は小学2年生の時に、LDと診断されました。現在は、全日制の公立高校に通っています。高校には、LDのことは話していません。漢字や英単語が覚えられない、部活で楽譜を読んだり楽器を演奏したりするのに、人の何倍もかかります。いじめも何度も受けました。話しかけても、無視されてしまい、仕方なく、1人で黙々と行動しています。普通に接しているつもりなのですが、何が普通なのかわからないです。
    (隆 男性10代 愛知 当事者)

  • No.10

    子供がグレーゾーンで療育を受けています。知れば知るほど、自分の方が当てはまると思い、検査をしてもらった結果、私(母)の方が重かったです。PTAや子供会の役員決めに1年間悩んでいます。LDもあるので、役員をじゃんけんで決められると怖いです。特にお金関係の管理が怖いです。集まりや全保護者の中「自分がADHDで難しい役員は出来ない」とはとても言いがたいです。
    (ぎりぎり生きてる 女性30代 熊本 当事者)

  • No.9

    小学生から大学までずっと授業中の落書きがやめられなくて苦労しました。小学生の頃は、注意された瞬間はやめることはできるのですが、またすぐに始めてしまいます。ノートやプリントだけでなく、教科書まで落書きで一杯でした。大学生になった今でも、レジュメの余白が全て落書きで埋まっています。気が付いたらペンを持って落書きをしており、衝動性を抑えることができません。
    (角煮 女性20代 北海道 当事者)

  • No.8

    私は、小学4年生のときに自閉症スペクトラムと診断されました。中学生になりましたが、まだ爪を噛んでしまって怒られたり、近くの高速道路を見ていると怒られたり、未だに理解されません。それに、言葉の意味が分からず、言葉手帳をいつも持っています。人の多いところでよく泣き、自分でも分からず先生に怒られたりします。自然学校では、急に晴れて頭や目が痛くなり、保健の先生に「そんなん生きておられへん」と言われました。それで、不登校を考えたこともありました。理解してほしいです。
    (歴史大好き女子 女性10代 兵庫 当事者)

  • No.7

    僕は小学生で発達障害を持っています。それと特別支援学級にも入っています。でもほとんどは普通学級にいてうまくやれている「つもり」です。一部のクラスメイトには「何故支援学級にいるの」と、聞かれて普通と思ってくれている人がいることに気付きすごく安心しました。でもそれに対して嫌じゃないけど親や先生などの指摘が少し辛いです。でも改善点が見つけることができるからいいと思います。クラスメイトとちょっと言い合いになることがあります。でも悪い人じゃない時もあり、罪悪感に追われることがあります。そうなると辛くなり、後悔することがあります。でもいろいろなことがあっても僕は辛いことを全て話せる味方がいてかなり楽になります。だから僕は辛いことを全て話せる人を作ることが重要だってことを知ってもらいたいです。
    (rento 男性10代 岡山 当事者)

  • No.6

    学校に通っている間、クラスメイトと何かが違うせいか、いじめのターゲットにされ続けていた。直接いじめにあっても、感情表現が苦手で相手に抗議をしてもいじめがエスカレートしたり、教師に訴えても「お前がおかしい」と相手にされず、結局耐え続けてきた。後年、自身が発達障害と分かったが、もし当時発達障害の概念や知識が知られていたら、自分のような被害者が出なくて済んだのに、と悔しく、悲しくなった。
    (匿名 男性40代 鹿児島 当事者)

  • No.5

    私は高3の冬休み前に、女子の派閥で私が一人にされました。非常に悔しい思いをしましたが、対処法としては3学期では卒業するまで極力女子とは自分から一言も喋りかけずに全く相手にしませんでした。逆にそっちの方が吹っ切れた感じがします。卒業後に専門学校に通い分かり合える友達と出会える事が出来ました。関わる中で「自分はいつも取り残される」や「自分はいつも1人」だと思ったら無理して関わらずにやっていった方が気持ち的に楽な感じがします。気になるなら自分がわかってくれそうな人に相談するのも手です。
    (なめ吉 女性30代 長崎 当事者)

  • No.4

    遅刻する。忘れ物する。宿題出来ない。片付けできない。カッとなって男の子と喧嘩する。授業中のおしゃべりが辞められない。など色々あったので、普通の女の子と違う自分がいつも恥ずかしかったです。
    (女性30代 当事者)

  • No.3

    友人を作らないと先生に叱られる。チーム競技で悲しまなければならない場面で、ほかの子たちと見方が違うのか、「ここが良かったなど」と喜んで発言したところ、「不謹慎だ」と退部に追い込まれた。
    (女性30代 当事者)

  • No.2

    言葉や態度を誤解されたり、他人に意識が向けられず自分のことに意識が集中してしまうせいで、よく友達と喧嘩になり孤立していた。でもどうすればいいのか何がいけないのかわからなかった。親からも友達からも先生からも、「どうして約束が守れないのか、どうしてすぐに忘れるのか、どうしてやらないのか」と責められてばかりで「どうしても出来ないのだ」という可能性について考えてもらえたことがなかった。当時、自分の困りをうまく言葉で表現できず誰にも相談できなかった。
    (女性20代 当事者)

  • No.1

    同時作業ができないため、音楽にかなり支障が出る。例えば、鍵盤ハーモニカとか出来ない。勉強もなにを話してるんだか聞き取れない。ノートも写せない。図形が未だにかけない。コンパスや定規も使えない。
    (女性20代 当事者)

  • No.76

    息子は現在21歳、学習障がい、ADHDです。小学校は担任の先生がトリセツを作ってくれて、進学間近になると中学校の先生を招いて定期的な懇談会がありました。中学校に上がる時にトリセツをそのまま持って上がるシステムを作ってくれました。学校とのコミュニケーションを取ることをお勧め致します。
    (けろちゃん 50代 女性 福岡 当時者の家族)

  • No.75

    小学校の時、忘れ物が多く困っていました。
    毎年、担任が変わるたびに、持ち物は黒板に書いてほしいとお願いしていました。
    忘れ物をして怒られるとそれだけで自信をなくし、学校にいくのが嫌になってしまったことだってあります。
    先生のちょっとした配慮は、問題を未然に防ぐことができます。
    (花ちゃんママ( 女性40代 神奈川 当事者の家族)

  • No.74

    娘は、ピアノで初級の曲を両手で弾くことができるのに、先生には「鍵盤ハーモニカはできません。」と諦められてしまいました。
    休日にお借りして、最初にちり紙を口の前に下げて「吹く」ことを私が教えたところ、あっという間に出来ました。「吹く」ということが分からなかっただけなのです。
    ちょっとした事で、出来なかったことが出来るようになることもあるのです。
    力が無いのではないのです。
    (ぴーちゃん 女性40代 神奈川 当事者の家族)

  • No.73

    小学校の個別級の時のことです。月曜日の朝の会では、休日何をしたのか一人ひとり話すことになっていましたが、娘はそれが出来なかったので、私が日記を書いて、ときには写真を貼ったりして先生に読んでもらっていました。
    それにより、先生や友達に何が好きなのか、苦手なのか、娘のことを知ってもらうことが出来ました。日記は、有効でとても役に立ちました。
    (花ちゃん(はなちゃん) 女性10代 東京 当事者)

  • No.72

    娘は小学 5年で、支援級に通っています。
    国語や算数の学習は、レベルに合ったドリルをやってきました。
    漢字は、訓や音にはこだわらず、漢字ドリルから身の回りにある漢字をぬきだして覚えさせてます。
    時計、お金、カレンダー、新聞に出ている天気の見方、賞味期限など、親がいなくなっても、子どもが困らないように生きる力を付けてあげられる学習が必要だと思うので、先生には、これから生きていく上で必要な学習をお願いしたいです。
    (花ちゃんママ 女性40代 東京 当事者の家族・親族)

  • No.71

    発達グレーの小1の息子がいます。登校渋りがあります。車で送って行くのは甘やかしか、と悩みましたが、担任に相談したら「学校に着いてから元気なのが一番!車で送ってください。」と言っていただき、とても安心しました。学校がイヤなのか登校がイヤなのか、見極めて対応できたことと周囲の柔軟な対応で、息子が学校生活を楽しめてよかったと思っています。
    (なっこ 女性30代 愛知 当事者の家族・親族)

  • No.70

    娘が小学生の時に学校と連携して行ったことをお話します。宿題の漢字練習は時間がとてつもなくかかるので、本人と先生、両親で目標をはっきりさせていました。やれること、少し苦手なこと、辛いけど頑張れそうなこと、無理なこと、を必ず話し合いました。おかげで、自己肯定感を大切にした学習方法が出来ています。
    (もえママ 女性40代 富山 当事者の家族・親族)

  • No.69

    ADHD、アスペルガーの診断を受けた小学生の子供です。IQは80前後、支援学級には入れない、通常学級についていくには苦労するグレーンゾーン。20分で終わる程度の宿題を、うちの子は、書くこと自体が遅いのに加えて分からない、集中出来ない、となると、とても20分では終われません。臨床心理士に相談したところ「量の調整が必要」とのアドバイスを受けました。担任の先生に対処の必要がある児童であると説明し、他の児童が不公平に感じないよう皆の前で、親と先生の約束事で出来るところまでやる決まりにしました。
    (リリー 女性9歳以下 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.68

    高等学校サポート校の教員です。義務教育を終えていざ進学、という段階になって初めて「うちの子は発達障害と分かりました。中学はほとんど行けませんでした。親はお手上げです。あとはそちらの学校で何とかしてください。」という姿勢の保護者が増えている気がしてしかたありません。どうか、問題行動が出た時点で受診する勇気を保護者に持って欲しいと思います。診断があれば、その先の道が見えてきやすくなります。
    (しゃもこ 女性40代 静岡 その他・周囲の方)

  • No.67

    娘は普通には話せるので、先生からの指示は言葉が中心になります。ただ、ちゃんと聞いていても、先生が丁寧すぎたり冗談など余計なことがはいってしまうと、どこが大事か分からなくなってしまうそうです。それで、明日の持ち物が抜け落ちてしまったりしています。やはり、絵や写真、文字が重要です。それを使ってくれると、言っていることがぐっとわかるようになるそうです。
    (花ちゃんママ 女性40代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.66

    毎朝学校へ行く直前に、忘れものがないか声をかけます。また、学校へ提出するものがあれば、それも、家を出る直前に伝えます。直前に伝えないとすぐに忘れてしまうからです。また、ちょっとしたことでも気にしてしまうため、毎朝、気持ちよく学校にいけるように、できるだけ、ネガティブな言葉は使わないように気をつけています。
    (けいママ 女性40代 静岡 当事者の家族・親族)

  • No.65

    小学校教員です。発達障害のある児童は、その特性からどうしても他の児童とのトラブルが発生しがちです。保護者の方がそのことにより、保護者会や授業参観も来られず、親子ともにより一層孤立し、周りの方の協力や理解が得られなくなることが多々あります。ですがどうか当事者の保護者は、堂々と発達障害のことを周りに伝えて、コミュニティに入ってほしいのです。そうすることにより周りの子にも理解され、子どもは自信がつき、トラブルがうんと減ると思うのです。
    (もも 女性40代 千葉 その他・周囲の方)

  • No.64

    小学2年の息子はアスペルガー症候群タイプです。支援級に在籍中の息子は、数の概念が捉えにくく、数をいくつといくつに分けられるかという問題や計算等に1年生で引っかかり、四苦八苦していました。怒ってプリントをくしゃくしゃにしたり破ってしまったりすることも。出来なかったらしなくていいではなく、出来るやり方、気持ちが崩れずに出来る宿題を与えてほしいのです。
    (メダカ 女性30代 兵庫 当事者の家族・親族)

  • No.63

    当方、幼稚園教諭です。見ている子どものうちの一人なのですが、特に毎月行われる避難訓練が苦手なようです。「今から避難訓練が始まるよ」と絵カードと言葉で予告し、イヤーマフの装着を促したり、本人が落ち着くスペースで過ごすことも促したりしているのですが、本人はみんなと一緒に参加したい気持ちがあるようで、パニックになりながら毎月参加している状態です。
    (田中 30代 山梨 その他・周囲の方)

  • No.62

    長男、三男は発達障害です。三男は中学一年生になり、小学生の時は不登校を経験しこだわりがあるため、学校を休み、リフレッシュして登校したりと、毎日の変化に対応しています。本人の好きな飲み物などをあげたり、登校出来ない場合は学校を休んでリフレッシュをしています。
    (だんご3兄弟 女性40代 静岡 当事者の家族・親族)

  • No.61

    小6から不登校の中3の娘がいます。今年になって、アスペルガータイプと診断されました。起立性調節障害もあり、身体が常にしんどいようで、毎日連続で通うということはできません。身体も心も休めるということが大事です。なので本人も明日は学校だから今日はゆっくりする、など、自分で調整しています。
    (buuu 女性40代 大阪府 当事者の家族・親族)

  • No.60

    私は発達障害のある子を幼稚園で教えています。基本的な人の気持ちを理解できるように、発達障害のある子には、怒った顔・笑った顔・泣いた顔の絵を見せて、相手の子の気持ちを伝えます。絵を見せると相手の気持ちに気づきます。それから、相手が何故そのような気持ちになったかを言葉や絵で表現しながら伝えます。これを1年続けるとコミュニケーションが円滑にいくようになります。
    (ラン 女性40代 愛知 その他・周囲の方)

  • No.59

    自閉症スペクトラムと重度の知的障害者の子どもがいます。早朝からでも音の鳴るおもちゃ以外では遊ばないので、ご近所にめいわくをかけていることを感じています。支援学校ではスケジュールで時計をつくって、何時から何時まで音の鳴るおもちゃで遊ばないようにしています。
    (友美 女性30代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.58

    私は現在大学2年生で、私を含めた大学のサークルの同期5人中3人が発達障害(ADHD)を抱えている、またはその疑いがあるということが部活動をするうちにわかってきました。ですが、メンバーの中には「自分はADHDだから」、と言い訳をして部活動に全く集中しない人がいるのがとても気になります。発達障害があると自分でわかったのならば、それを言い訳にして残るよりは、自分が向かないことはやらない、という判断をしてもいいのではないでしょうか。
    (月詠 女性20代 東京都 その他・周囲の方)

  • No.57

    22歳の娘が発達障害です。小学校3年生の夏頃から不登校気味になり、不安が強くて家から一人で出ることができませんでした。その時に、病院で診断を受けたのが高機能自閉症でした。親である私が理解するのが難しく、娘は辛い毎日だったと思います。中学はフリースクールで、不登校を受け入れる高校に通い、大学にも通うことができました。はっきり診断を受けた事が良かったと思います。
    (眞由美 女性50代 福岡 当事者の家族・親族)

  • No.56

    私の娘は低学年で自閉症スペクトラム障害児、現在区内の支援学級に在席しています。5歳の時に発達検査を療育施設で受け診断されました。小学校も普通級で様子が見たいと思い入学しましたが彼女には苦痛でたまらず途中から不登校になり行けなくなりました。支援学級になってからの娘は楽しいと笑顔が増えました。
    (はな 女性40代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.55

    ASDの長男の小学校の入学式では、式次第を事前にいただき、各次第の詳細な状況についてもヒヤリングして、長男に分かるように式次第を作り直しました。前日に撮影済みの会場の見学もさせてもらい、当日は式の進行に合わせてオリジナル式次第にシールを貼っていくというミッションを本人に与えることで、奇跡のように、見事にやり遂げて(やり過ごして)くれました!
    (ミチル 女性40代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.54

    中学2年生の娘が自閉症スペクトラムの診断を受けています。1対1の関係は問題ないように思います。が、複数になるとトラブルが必ず起きます。本人は悪気が無く無意識なので反省することが難しいです。落ち着いた様子の時に、何故こうなったか、その時の相手の感情もわかるように説明するようにしています。全てを納得させるのは無理ですが、少しずつわかっていくしかないと思っています。
    (みみママ 女性30代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.53

    幼稚園の教諭として12年勤務しました。障害のあるお子さんの保護者さんには、自分のお子さんの困りごとなどを年度始めにお話してもらいます。お子さんの障害を認めている保護者のお子さんは、すんなり子どもと隔たりがなく仲良くなりやすいようですが、親が隠したりしていると、保護者からの苦情で辛い思いをしていました。人に話す、認めるということは大変なことだと思いますが、ぜひ一歩を踏み出して欲しいと思います。
    (くみっち 女性30代 神奈川 その他・周囲の方)

  • No.52

    息子は知的障害のある自閉症です。幼稚園に入り、息子は個性的なお友達の一人として受け入れられ、お友達から刺激を受け、今では少しお話ができるようになり、お遊戯会に楽しく参加できるまでになりました。道や生活のこだわりも、カレンダーへ予定を書いておき、毎日一緒にその日の予定を黒板に書き出すことで安心して生活できるようになってきました。
    (りんご 女性30代 奈良 当事者の家族・親族)

  • No.51

    先日、学習障害の娘の高校受験が終わりました。読むのも苦手ですが書く方が特に苦手です。社会など「漢字で答えなさい」は答えがわかっていても書けません。なので受験はマークシートの回答のみの学校を受験しました。何のストレスもなく回答欄がずれることだけが心配だったのでそこだけしっかりやって受験しました。
    (ゆうのんママ 女性40代 千葉 当事者の家族・親族)

  • No.50

    中学生の息子は、いろんな傾向を併せ持つ発達障害です。テストは学校の先生方と相談し、カスタマイズしていただけるようになりました。宿題は家庭でサポートしています。数学は、途中計算を規定の枠内に書き込めなかったり、問題が小さくて読みづらかったりするので、別のノートに問題を書いてやり、息子が取り組みやすい形に変えています。
    (匿名希望 女性40代 兵庫 当事者の家族・親族)

  • No.49

    「掃除しといて」担任の先生が気軽に指示した言葉ですが、息子は四時間泣きながら掃除をしていました。担任はすっかり忘れており、「まだ帰らない」という電話で気づいたそうです。「何時何分になったら帰っていいから、それまでに掃除をしてね」と言ってくれれば、避けられた出来事でした。
    (ちいさん 女性50代 大阪府 当事者の家族・親族)

  • No.48

    1年生の時から定規やものさしで直線を引くのが苦手だった小2の娘。発達障害のお子さんをお持ちの方のアイデアで、「定規の裏にビニールテープを貼ると、滑り止めになって扱いやすくなる」というのを見て、早速実行。娘が言うには、ものすごく使いやすかった、上手く線が引けたとのこと。実際上手く線が引けていました。
    (ヒヨコのお母さん 女性30代 愛知 当事者の家族・親族)

  • No.47

    小2の息子。知的に遅れを伴う発達障害。個別級在籍。多動で、衝動性がかなり高く、行事やその練習やそれに伴っての先生達の不在などで負荷が掛かりやすく、声量コントロールが難しくなったり、相手が不快になることを言ったりしてしまいます。学校には彼の特性や注意点をまとめ文書で渡してはいますが、別室でのクールダウン等は先生達の人員不足で出来ないのが現状のようです。人員不足で現場の先生達の負担が重く、児童に苛立って必要以上に叱責したりしてしまうこともあり、とても悪循環です。
    (よもしろ 女性40代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.46

    中学生の息子は、自閉症とADHDです。小学生の頃から、目の前で誰かがイジメに合っていると黙っていられず、イジメ加害者に注意してしまいます。そのため逆恨みされてイジメのターゲットとなる事が何度かあり、嫌がらせを受けてきました。中学生になってからも、イジメを見て黙ってはいられないようです。社会に出てからはそうはいかないだろうし、息子の将来に不安を感じています。
    (ハチマキ 女性40代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.45

    2年生の娘が入学当初から、ひっかかれたり叩かれたりしています。その相手の親から謝罪の電話がありましたが、その子のターゲットは娘らしく、何度もやられています。発達障害がある親御さんの大変さ(家庭環境も含め)も理解しますが、娘は我慢させればいいのか、ずっとその子に気を回して生活して行けばいいのか、その様に共存していかないといけない人のことも知って欲しいと思います。
    (海 女性30代 神奈川 その他・周囲の方)

  • No.44

    朝の学校の登校で悩んでいます。毎朝、なかなか起きず、お腹が痛いなどを理由に泣いて、学校にお友達と登校できません。親が毎日送っている状態です。最近は、学校に行きたくないと言い出しました。勉強が嫌だとの事です。勉強や授業はできなくて当たり前だから、と伝えています。
    (サラダ 女性9歳以下 兵庫 当事者の家族・親族)

  • No.43

    自閉症スペクトラム障害の高校2年の息子は、黒板の字をノートにとることが苦手です。はじめのうちはタブレットを使う許可をもらって写真を撮っていましたが、それも面倒になってしまい、先生の話を聞くことに集中することに決めました。ノートをとらなくてもいいという選択肢が息子の中にはなかったのです。だから私から「大丈夫だよ」と言われてすっごく気持ちが楽になったようです。
    (うしまるちゃん 女性40代 鹿児島 当事者の家族・親族)

  • No.42

    家の子は以前、毎日のように学校から帰ると大泣きし、あばれ、自分は馬鹿だと叫び、自分も家族も傷つけようとした事がありました。登校拒否にもなりかけ、主治医の先生に相談し、家族ができるストレス発散や生活環境の見直しを行いました。担任の先生にも状態や対処方法を説明し、それまで以上の配慮をお願いしました。副作用の心配もありましたが、二次障害を防ぐため、並行して薬も強いものに変更しました。その甲斐あって、しばらくすると連日のパニックは落ち着きました。
    (明るい未来 男性40代 山形 当事者の家族・親族)

  • No.41

    間違えを指摘されると、機嫌が悪くなり時にはパニックを起こすことも。先生は「これは、違うよ」と間違えを正してくれますが、息子は、それを「怒られた!」と受け取り機嫌が悪くなるようです。どんな些細な指摘にも、彼の気持ちは冷静ではなくなり、困り果てています。対処法は、ノートなどで間違えを記述している時は、指摘はせずに無言で消しゴムで消すことです。すると、自分で間違えているということに気がついてくれます。
    (なっちゃん 女性30代 埼玉 当事者の家族・親族)

  • No.40

    私は、20年以上幼稚園教諭をしています。幼児(学童)の集団30名を一人で見る私たち、その中に数人発達障害児がいるという状況の厳しさをご理解いただきたいです。先生が理解してくれないとお母様からのご意見がよく話題に出ますが、こちらとしては親御さんの理解が欲しい。求められても出来ないことも多いということです。
    (わんこ 女性50代 東京都 その他・周囲の方)

  • No.39

    家の子は2年生の3学期に広汎性発達障害と診断を受けました。声かけが必要なため、3年生から学習室に通う事になりました。子供に障害がある事は誰のせいでもないんだよと病院の先生に言われた時に少し安心したことを思い出します。障害を持っている事を認めて、これからどうするか病院の先生や学習室の先生にアドバイスを頂いて必死に育てました。
    (K3母 女性40代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.38

    1年生男子。自分の思い通りにならないと相手に対して手が出てしまいます。体格も良いので、支援員がつきっきりでいかに相手がケガをしないで済む様にと日々闘っています。学校も落ちついている時は、褒めながら成功体験を少しでも体験し、肯定感を味わえるようにつとめています。
    (夏大好きばーちゃん 女性50代 神奈川 その他・周囲の方)

  • No.37

    小1の娘がいます。同じクラスのおともだちが発達障害です。入学当初から、下校中、荷物が重たいという理由で、娘がランドセルや荷物を持たされるようになりました。「持ちたくない」と断るとその場から一歩も動かず地団駄を踏み、泣き叫び、娘に罵声を浴びせるという日々がしばらくつづきました。娘には自分の気持ちをしっかり伝えること、嫌な気持ちだということを知ってもらうこと、を教えましたがこれが正解だったのかはよくわかりません。
    (はりねずみ 女性30代 兵庫 その他・周囲の方)

  • No.36

    当事者への直接的なアプローチのみならず、当事者を取り巻く家庭環境を整える工夫も必要ですね。核家族化、地域との繋がり希薄化や、社会も文化も多様に変化する中で、上手く相談出来ず困難を1人で抱え込んで更に問題が発展してしまうケースが少なくありません。同じ悩みを抱える親や関係者、支援者の団体とネットワークを作るのも良いですが、充分で無い場合は、ペアレントメンターやペアレントトレーニングを受けてみるのも有効と思われます。
    (yukapoco 女性50代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.35

    発達障害のある子どもの母です。困りごとはアスペルガーが強くなってきていること。対処は、幼稚園に加配をつけて友達への叩く行為をひきはなしています。
    (あき 女性30代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.34

    小学校の教員です。クラスには支援級の子ども1人が交流学習しています。そして、鍵盤ハーモニカが出来ない子、ひらがなが読めない子、感情がコントロール出来ない子、いろんな子ども達がいます。そんな子ども達がいる中、教科書の学習を進めなければいけません。でも、担任は一人です。ひらがなを覚えていない子の支援をしている間、授業は進みません。どうかこの子たちを救える現場にしてください
    (あーちゃん 女性20代 兵庫 その他・周囲の方)

  • No.33

    9歳の息子はクラスでも背が高く運動も得意。ただ、水泳だけがダメなんです。感覚過敏なのか、出来ないと強く思い込むこだわりからなのか、顔をつけるのがやっとです。担任には配慮をお願いしますが、1人だけ特別扱いした時の他の子供達の反応が…嫌な予感がします。一年生の時は登校拒否になりました。親としてはそんなに嫌ならやらなくても良い!という考えですが…難しいです。
    (ちなみ 女性40代 宮崎 当事者の家族・親族)

  • No.32

    これから水泳授業が始まります。小学2年の自閉症スペクトラムです。昨年はプールの中で一時間泣きながら震えていたそうです。身体に水がつくのが苦手で、未だにシャンプーハットで、それでも漏れるとパニックになります。放課後等デイサービスの管理者に相談したら少しずつ慣れさせて、これからも困難なことはあるから休ませてはいけないと言われました。正論はそうですが、怖いんだよ、嫌なんだよね。どう対応してよいのやら。
    (ひまわり 女性40代 新潟 当事者の家族・親族)

  • No.31

    特別な支援を必要とする子どもが在籍する学級担任をしています。何かうまくいかないと怒ってしまいがちで、棚の上に登ったり大声を出したりします。学級の子どもたちはその度に、注意をしたり大騒ぎになり、余計刺激してしまいます。ある時、落ち着いている時に、「Aちゃんは登っちゃいけないことちゃんとわかってるよね?でも登っちゃうんだよね?」その児童にわざと尋ねました。すると「分かってる」と返事。みんなに「だから、あかんよって注意しないでもいいんだよ。ちゃんと分かってはるよ。そういう時は、戻ってきやすいようにお手本を見せて、応援してあげてね。」と怒った時の対処の仕方を決めておきました。その後、周りが大騒ぎすることも減ったので、Aちゃんも、5分ほど登った後、降りてくるようになりました。その瞬間に、すかさず「自分で気づいたね」と褒めるようにしています。少しずつ改善していけばいいなと願っています。
    (いずみ 女性50代 奈良 その他・周囲の方)

  • No.30

    自閉スペクトラム症、ADHDの5歳児がおります。来年度小学校入学にあたり、今の時期から親御さんは色々と準備があります。本人が楽しく通えるかを基準に、うちでは支援学級を選択しようと考えていますが、同じ療育に通うお母さんが、主治医に、支援学級が適切ではと言われ、泣き崩れていました。これは、支援学級に対しての偏見があるからこそ、の意見だと思います。私が小学校だった頃の支援学級と、今の支援学級は大きく違ってきています。先生方も沢山勉強され、寄り添ってくださる方もいます。にもかかわらず、差別的な偏見がなくならないのは何故なんでしょうか。学校は、普通学級の子どもたちに「何故、支援学級があるのか」をハッキリとしっかりと教育してほしいと思います。支援学級に行く事は、恥ずかしい事でも可哀想な事でもありません。普通学級、支援学級、親、子どもに関わらず、100人いたら100人の個性があるのだと、理解を深めていけたら、双方のストレスや摩擦は減って行くのではないかと思います。
    (たんこ 女性40代 熊本 当事者の家族・親族)

  • No.29

    学校は「発達障害児に対して取り組んでいます。理解しています」とあるけれど、どこか他人事というか、やっていること自体に酔っていて、当事者を理解していないし、親がいくら説明しても、親御さんが頑張っているから、スゴイですね?って。いや、親よりも一日長く一緒に過ごす先生が親身にならないと意味がないし、もし我が子だったら必死なはず。でも、どこか必死に学ぼうともしないし、姿勢が甘く他人事というのは、自分には関係ないと思うから。結局これって教育現場の一番の差別だと思う。
    (おきゅうどん 女性40代 滋賀 当事者の家族・親族)

  • No.28

    小学生数人を教える教室をしています。発達障害の傾向がある生徒さんが増えていると感じるので、対応の仕方など勉強してはいるのですが、個性を認めたくても実際には周りへの影響が大きく、そういう生徒さんがいるクラスといないクラスでは、指導に偏りが出来てしまい、教室の運営にも影響が出てしまいます。どうしたら良いのか迷います。
    (泉 女性50代 京都府 その他・周囲の方)

  • No.27

    学習障害の疑いと機能性の言語障害のある息子について、担任の先生へ年度始めに本を渡して学んで頂きました。周りの子や先生には、こういう接し方や配慮をしてほしいという一連の流れが書いてあります。自分の子に当てはまるところだけ、付箋を貼って、読んでいただくようにお願いしたところ、とても熱心に読んでくださり、とても勉強になりましたと言ってくださりました。早速、本に書いてあったようにクラスのみんなに現状を説明してくれ、周りの子もまだ小学一年生ですが、温かく理解して受け入れてくれています。読み書き計算が極端にできないので、勉強は大変ですが、周りの理解があることで、毎日楽しく学校に行くことができています。親が説明するよりも本を読んでもらう方が、説得力があると思います。困っているのは、学習障害でも言語障害でも、知的検査の基準をクリアしているために、障害者にはならないことです。何の公的補助もないまま、義務教育後、どうやって生きていくんだろう。先のことですが、とても不安に思っています。
    (りんご 女性30代 静岡 当事者の家族・親族)

  • No.26

    小5の娘が最近になって発達を指摘されました。小学校に入って、何となく違和感がありましたが、親子の努力でなんとかしてしまったことを少し後悔しています。もっと学校に話せば良かった、もっと低学年で検査を受けていたら違う対応が出来ていたのかも。
    (ネコママ 女性40代 群馬 当事者の家族・親族)

  • No.25

    親と先生の連絡帳で密に連絡を取り合う。先生にお願いして可能ならば宿題や持参物は、1週間分くらいを前もって知らせてもらう。翌日の準備は低学年のうちは一緒にやる。高学年になったら本人が寝てからチェック。ランドセルへの入れ方は、教科書の今習っているページを開いてノートや副教材を挟む。ノートも今使っている所を開いて、互い違いに挟み込む。手荷物は出来る限り少なく、ランドセルからぶら下げたり挟んだり、手提げ袋は大きくして1つで済むようにする。ノート等複数持っておける物は予備を持っておく。教科書も上の学年の子供のを捨てずに残しておき、なくしたり忘れた時に使う。
    (ずっこ 女性50代 岡山 当事者の家族・親族)

  • No.24

    小学校からの療育の場、発達障がいの専門的な知識を持つ療育の場が無いに等しい。特に放課後等デイサービスは、未だに年齢や障がいの程度などの幅が広すぎて一人ひとりに十分な療育は期待できない。
    (ともこ 女性40代 福岡 当事者の家族・親族)

  • No.23

    中学生でADHDの診断を受けた子供は学校生活についていけず不登校になってしまいました。主に宿題忘れが多く、宿題をしていないと部活にも参加出来ず居場所がないと思ったらしく不登校になりました。支援級などの居場所が欲しいです。
    (アルテミス 女性40代 長崎 当事者の家族・親族)

  • No.22

    5月21日のNHKの放送、親子で見てました。「これが君が抱えてる病気のことだよ」って小学4年で9歳になるけど3歳ほど知的遅れの息子に初めて自身に障害があることを告知したのですが、パニックになって泣いてしまいました。
    (のんたん 女性30代 栃木 当事者)

  • No.21

    生徒の話です。以前から感じていましたが、番組を見て、LD発達障がいなんだと確信を持ちました。以前は叱り怒り諭すなどしてましたが、ピンときていないというか、解らない。「頑張ってるのに、忘れちゃうんだよね。これからは忘れてることを見つけてみたら?」と伝えたら、「そうする。」と明るい表情になってた。私のその子への心がけは、とにかく指示は具体的にシンプルに、一度に複数のことを言わない、主語述語の文章で伝える、です。
    (なんとかしてあげたい 女性50代 東京都 その他・周囲の方)

  • No.20

    教科書の写真やイラスト、彩度の強さで恐怖を感じる時がある息子。学年が変わるごとに1ページ1ページ確認して、怖いと感じる写真やイラストには、色紙やトレーシングペーパーを貼って彩度を落としたり、トーンを落としたコピーを貼ったり、鉛筆で簡単なイラストに描き変えたりしています。今、中学生になり、その量も増えて大変ですが、学校の理解もあるので対応出来ています。
    (飛行機 女性50代 北海道 当事者の家族・親族)

  • No.19

    保育士をしています。発達障害のある子を何人か見てきました。親御さんからうちの子は発達障害なんですと言われることは少なく、こちらが「そうかも?」と気付いて、保護者の方に話を聞いたり、発達相談へ繋げたりすることの方が多いです。しかし、我が子に発達障害があると受け入れられない親御さんもいて、説明を聞き入れてもらえなかったり、うちの子が普通じゃないっていうのか!と怒鳴られたこともあります。そのため、信頼関係を築き、タイミングをはかり、時間をかけて伝えるようにしています。
    (にんじん 女性20代 京都府 その他・周囲の方)

  • No.18

    発達障がいの子に勉強を教える機会があります。その際、ホワイトボードを使っているのですが、今どこを書いてあるのか、どこに何が書いてあるのかがわからなくなってしまうことがあります。なので、何か書くときは少しずつ書くようにしています。長くなってしまう場合は、ノートにどのくらい書けたかを確認して、今現在書いているところ以外は、隠しながら進めています。
    (東の人 女性20代 千葉 その他・周囲の方)

  • No.17

    小学校で働いている者です。言葉がなかなか出てこないお子さんの近くにはホワイトボードを常においています。なにか言いたいことがあるときは、そのホワイトボードに絵を描かせたり言葉を書かせたりしながら会話をするとすんなり伝わることが多いです。逆にこちらも言葉だけではなく、ホワイトボードに絵や単語を書いたりして筆談のような形で会話をします。お互いスムーズに意思の疎通ができて不安やストレスが軽減します。
    (あんこ 女性20代 福岡 その他・周囲の方)

  • No.16

    小学生の娘は人が怒られていたり、全体に注意していることを、自分が怒られていると感じてしまいます。それで先生と信頼関係が崩れます。なので、先生には事前にサポートブックを渡したり、起こってしまったことは、本人と先生に話を聞き親が間に入って本人が分かるように掘り下げながら説明をします。
    (にゃんちゅー 女性30代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.15

    娘は小学校に上がってから学習障害がわかりました。短期記憶も難しく、何より教科書が眩しくて読みづらいそうです。色のついたフィルムで白いページを黄色にして見ると読めるようになりました。
    (瀧 女性30代 兵庫 当事者の家族・親族)

  • No.14

    小学校5年生になる息子を持つ母です。息子はADHDです。小学校に入った時にまず「親子で一緒に」を続けてきました。言葉だけで「宿題しなさい。明日の準備は?」と伝えるだけはなかなか難しいと分かり、一緒に行う時間を持ち始めました。それと、ランドセルを開けてすぐ目立つところに付箋で、朝学校でやるべき事、提出物などを貼って、忘れても見られる様にしました。そうすることにより思い出すチャンスを増やしていきました。
    (ウルトラママ 女性40代 秋田 当事者の家族・親族)

  • No.13

    今息子は中学2年です。特別支援学級に在籍しています。息子は自閉症スペクトラムと書字障害があります。テスト回答はひらがなで通してもらっており、授業のノート書き取りも本人のペースに任せてもらっています。
    (さくらまま 女性40代 鹿児島 その他・周囲の方)

  • No.12

    発達障害と学習障害の娘は、やらなきゃいけない宿題がわからなくなるので、色分けファイルを利用しています。連絡帳を見せなきゃいけないのに見せるのを忘れることもあるので、付箋をつけたりしています。今では、先生から全生徒の保護者に色分けファイルの利用を勧めたり、クラス全員に対して、漢字の直しをしていないところに付箋を貼ってくれるようになりました。
    (子育てママ 女性30代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.11

    子どもは一年生になり、支援学級に通っています。言葉が苦手な分、ジェスチャーや、ボディーランゲージがダイナミックな感じです。でも、人に興味をもつと、飛び込んで、いきなり抱きついたり、髪をなでたり、顔を触ったりして、ビックリさせてしまったことが何度かあります。先生にも相談して、相手がビックリしちゃうから、聞いてから、手をつないだりしようね。と約束しました。
    (かずちゃん 女性30代 静岡 当事者)

  • No.10

    娘は1度で言われたことを理解できない。何でもスロー。体育の時、10分で着替えて校庭に行けるように早めに体操着を買って家で練習した。掃除の雑巾の絞り方を練習した。コンパス、習字、笛など初めて触ったりやったことがないものに関してはまず家でやらせた。学校生活において初めてということがないように先々見越して家でやらせて余裕を持たせるようにすることで自信にもなった。
    (ゆうのんママ 女性40代 千葉 当事者の家族・親族)

  • No.9

    現在小学4年生の娘に読字障害があり、2年生の終わり頃から週に一回、他の小学校内に開設されている通級指導教室に通っています。通常学級の授業を早退して通っているため、学校にはもちろん、クラスのみんなにも障害のことを隠さずに話しています。同じクラスの保護者の方には、読字障害がどんなものか、我が子が困っている点、ご迷惑をおかけするかもしれない点についてプリントを作りお渡しして、少しでも理解してもらえるように努めました。みんなに理解を乞うことは難しいですが、社会と関わって生きていくためには、カミングアウトは自然なことだと思っています。できること、できないことを伝えて、助けて欲しいところは恥ずかしがらずにお願いして、まわりに感謝しながら生きて行ってほしいと願っています。
    (あゆみ 女性40代 北海道 当事者の家族・親族)

  • No.8

    アスペルガーとADHDを併せ持つ小学2年の息子は、通級へ週に一度行っています。遅刻すると友達に「何してた?どこへ行ってた?」と聞かれるらしく、「通級だよ、楽しいんだよ」って言っているらしいので、上手に言えているなと思ってます。最初の頃は人に知られるのが嫌で憂鬱でしたが、通級が楽しくてルンルンの様子を見て、私自身が前向きになれました。息子の言葉でありのまま伝えてくれたらそれで良い、と思えるようになりました。
    (アイラブコロ 女性30代 静岡 当事者の家族・親族)

  • No.7

    娘は軽い読み書き障害があり、小学校での宿題によくある漢字の書き取りでは「書く作業」に必死になってしまって漢字が覚えられません。学校に相談して、書き取りの宿題は親が「書き取りやりました」とノートにサインして提出することでOKしてもらっています。書いても覚えられない子に時間をかけて書かせるのは意味がありません。自分にあった方法で学習することで少ない労力で結果を出せることもあるので、工夫をして学習することを広く認めてほしい。授業中の板書も、ノートに書き写そうとすると授業内容が頭に入らないので本末転倒。プリントを配るなどの配慮が欲しいです。
    (hironao 女性40代 京都府 当事者の家族・親族)

  • No.6

    黒板を写すのが苦手。けれど先生がワークシートを全員に準備してくださったり、「めあて」「まとめ」などと項目があり後から見ても一目瞭然のノートをとっている。ミミズがはったような字だけど。
    (もみじ 女性40代 広島 当事者の家族・親族)

  • No.5

    小学校高学年の子ども。元気なお子さんもいるクラスなので賑やかさに疲れると訴える。担任の先生と相談し、たくさんの種類の耳栓を試したが触覚過敏もあるため、耳の中が圧迫される感触に我慢できず使っていない。辛くなったら保健室で休むことになっている。
    (もみじ 女性40代 広島 当事者の家族・親族)

  • No.4

    高校の教員です。広汎性発達障害の診断を受けていて、常に睨みつけてくる(ように見える?)女子生徒がいます。睨みつけるせいでクラスで孤立し、彼女が怖いから、と教室に入れない生徒がいるくらいです。トイレの清掃をさせれば”トラウマ”でしゃがみ込み、調理実習があるから爪を切るように指導すると”トラウマ”で爪は切れないと言い張り、普段は黒いマスクで顔を覆い、他者を見るときは常に睨みつけている状態です。
    (なおぶり 女性40代 静岡 その他・周囲の方)

  • No.3

    発達障害の息子は小2で九九を出来るようになりましたが、小3の今でも暗唱はまともに出来ません。プリントでやるとあまり間違えずに解ける。それを担任に伝えて「すんなり解ければOK」としてもらったら、一月かからずに全部の段をクリア。学校で、個別の対応をしてもらえると、発達障害だけでなく不得意なだけの子にも道筋ができるのでは。
    (ルビー 女性30代 埼玉 当事者の家族・親族)

  • No.2

    自閉症の息子がいる母です。息子を受け入れられず理解出来ていなかった頃は、対応を間違えていたため、息子は中学から高校にかけ、スムーズに登校出来なくなりました。息子を受け入れてからは、以前より息子を知り、理解しようと過ごしたら、息子の事がなんとなく分かるようになり、以前よりスムーズに登校出来るようになりました。
    (紫陽花 女性40代 長野 当事者の家族・親族)

  • No.1

    元保育士です。保育士になったころは、パニックをおこす自閉症のお子さんの原因がわからず困っていましたが、困っているのは、私ではなく子ども自身だと気付きました。そこから、どうしたら、この子の気持ちに寄り添うことができるかと悩み勉強していくと、TEACCHプログラムやABCD理論などがあり、障がいをもっているお子さんが困っていることがわかったりパニックを回避できたりする援助ができたこともありました。
    (ゆうちゃんのママ 女性50代 京都府 その他・周囲の方)

  • No.20

    今までに色々な先生から、「そんなんじゃ、社会に出てから困る。乗り越えなければ。慣れなければ。」と言われてきました。私は、静かなのがいいのです。一人が好きです。可哀想ではありません。食べれないものを勧めないでほしい。嫌なことを強要されて怒ったら説教をされる。とても、辛いです。
    (花子 女性10代 神奈川 当事者)

  • No.19

    我が子は、手先や身体全体をスムーズに動かすことができません。字を書くだけでも多くの時間を要します。本人の努力不足、親の躾にせいと責められ辛いです。学校現場の理解もまだまだです。眼鏡や補聴器と同じように、書く事が苦手な子供には、タブレットなどの使用を認めてほしいです。
    (michihide 50代 大阪府 当事者の家族・親族)

  • No.18

    私は、小学校、中学校と、いじめられていました。自分がパニックを起こしたりして、目立ってしまいました。自分では分かっているのに、気をつけているのに、なぜか治せないのです。でも、信用できる友達が、困ったことがあったらいつでも聞いてあげるよと。その友達は、私が障害だと知っていても、普通に接してくれました。通常学級にいる障害の子にも、普通に接して、話してあげてほしいです。
    (彩莉 女性10代 埼玉 当事者)

  • No.17

    私は手先が不器用で、絵を描いたり制作したりすることが苦手です。そのため、以前授業で制作があった時、つくったものを先生に見せたら、「ふざけてる?」と言われてしまい、「そんなつもりは無いのになぁ」とショックを受けました。先生方には、適当とかふざけているのではなく一生懸命やっているのだと理解していただきたいです。
    (飛鳥 女性10代 滋賀 当事者)

  • No.16

    ここ数年、4月から夏休み前まで、仕事の合間にボランティアとして一年生の教室で先生のお手伝いをしています。教室に発達の気になる子がいても、先生は寄り添うことなく怒鳴るばかり。その子は何年生になっても怒られて続けています。クラスメートからは白い目で見られ、自己肯定感は低くなり負の連鎖。もう少し発達について学ぶべきだと思います。
    (ななし 女性40代 宮城 その他・周囲の方)

  • No.15

    小学校5年の男の子。4年生で発達障害がわかりました。学校の先生に説明しても理解してくれません。子供は不登校になりました。「低学年ではできてたのに、なんで今はできないんや、ただのわがままでしかない」と学校は言うてきます。男性と大きな声が苦手と言うてるのに、4人、5人で囲んで大声で怒られ、パニックになり泣いて暴れるのです。もっともっと、先生の理解が欲しい。
    (ぶたのぷー 30代 大阪府 当事者の家族・親族)

  • No.14

    小学2年の高機能自閉症の子を持つ親です。小学校入学と同時に特性が目立ち、登校を渋るようになり診断を受けました。学習能力は高いとのことで通常学級です。感覚の過敏さを当初から先生に話をしていたにも関わらず、理解はしているが対応の方法がわからない、対応できる人がいないと言われました。子供は、「先生は話を聞かずに一方的に押し付ける」と言います。指導者の理想の型にはめる教育をやめてほしいです。個性を認めてもらいたいです。
    (にじいろ 女性30代 高知 当事者の家族・親族)

  • No.13

    息子がADHDの注意欠陥と最近判明しました。忘れ物が多い。宿題が出ているのに、学校に教科書を忘れ、結果宿題が出来ず先生に叱られる。学校の先生に怒られ続けたことで、不安障害と鬱病になり、現在ひきこもり中。学校側も発達障害を理解し、適切な教育をして欲しい。障害を持っている子に対し、対応策を考えて欲しいです。
    (カエル 女性40代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.12

    長男が、3歳半健診で指摘され、初めて「発達障害」という言葉を認識しました。小学生に上がるときに、支援級を利用するために診断名をいただき、支援級在籍なのですが、学校の教師の知識が低すぎることに非常に困っています。特別支援にかかわる教師だけでなく、学校の教師へのスペクトラムの子たちの特性、支援法の教育をもっと徹底してほしいです。
    (智里 女性40代 佐賀 当事者の家族・親族)

  • No.11

    元から人間関係を築くのが下手な私は、どうしていいかわからないので本を読んだり情報を集めたりしていますが、みんなにではなくていいから、自分の気持ちを正直に理解がありそうな子に言える場面が欲しいです。高校のときもひとりぼっちだったので、もうひとりぼっちでいるという選択肢はないです。
    (ちょこ 女性10代 千葉 当事者)

  • No.10

    障害のことは担任にも伝えてあるが担任に発達障害の知識がない。担任に発達障害の本を読んでもらったり、「不登校にならないように、クラスのみんなからバカにされないようにくれぐれもお願いしたい」と言ったりしたのに、全く理解してくれていない。それまでずっと「どうして他の子は出来るのにあなたは出来ないの」と怒り続けて、本人はすっかり自尊感情が低くなって、「どうせぼくは何をやってもダメなんだ、早く死んだ方がいいんだ」というようになってしまったので、家族はまず褒めるように努力しているが、今まで怒られて育っているので、褒められても素直に受け取らない。どうせ〇〇でしょうと疑ってくる。もっともっと発達障害をみんなに理解してほしい。特に学校の先生はもっと正しい知識を勉強してほしい。みんなと同じに出来ない子がいることを知ってほしいと切実に思います。
    (いっしー 女性40代 福島 当事者の家族・親族)

  • No.9

    自閉症児は健常児よりも一つのことに集中して打ち込む子が多く、健常な人よりも優れた才能を発揮することもしばしばです。その得意分野を大学や専門学校で更に極め深める為に、支援学校からでも、学科無しで、その得意な実技だけを評価する入学試験方式を取るようにしてもらいたいなと、親としては望みます。
    (まーくんママ 女性40代 千葉 当事者の家族・親族)

  • No.8

    質問に素早く答えられないときのこと。授業中で問題を答えろと呼ばれたとき、一瞬で頭が回らなくなって、あらかじめ解いてあっても答えられなくなるので、オタオタしてるときに怒鳴らないでほしい。余計にわからなくなるから。
    (ボイド( ^ )ゞ 女性10代 千葉 当事者)

  • No.7

    発達障害だから「やらなくていいよ」とか「できる範囲で」と気を遣われるとガッカリします。どうせ出来ないだろ?と思われると淋しく悲しい気持ちになります。努力しても出来ない時は自分で「助けて」と言うようにしています。なるべくならクラスのみんなと一緒に同じに過ごしたいです。頑張るので差別しないでください。
    (とほほ 男性10代 北海道 当事者)

  • No.6

    学校教育や入試制度等が変わってほしいです。学校の授業やテスト、あるいは入試の方法などが、発達障害の人には不利なことが多いからです。発達障害の人は多くの人とは異なる思考や感覚を持っていることが多いですが、学校では、一人の先生が一斉に同じやり方で教えるため、発達障害(学習障害)がある人には理解しづらいことが多く、その結果、本人の努力不足と見られてしまいます。生徒の様々な個性が認められ、欧米の習熟度別学習のように、苦手分野を持つ生徒でも、劣等感を感じることなく学習できる環境がほしいものです。そして、入試では、様々なタイプの人の能力が、より発揮されやすい制度が整うよう望んでいます。
    (チコ 女性50代 千葉 当事者の家族・親族)

  • No.5

    授業中に大きな声で私語をするのはやめて欲しい。先生の声まで音となって聴こえるため、ほぼ理解出来なくなり、プチパニックを起こしてしまう。1度音に聴こえだしたらどう頑張ってもずっと音にしか聴こえません。お願いだから授業中に喋らないで。
    (紅蓮のまなりん 女性10代 福岡 当事者)

  • No.4

    小学校6年生です。文字を一定の速さで正確に、決められた範囲に書くことが苦手です。黒板をノートに写すことが間に合いません。とても疲れます。iPadを使って入力して、日記・作文・プリントなど宿題を提出しています。授業中も板書をカメラ機能で写してノート作りと復習をしています。iPadをつかっているからといって、みんなより楽をしていると思わないでください。みんなの鉛筆とノートのかわりなんです。ぼくはみんなと同じように勉強するために必要なんです。
    (mottii 男性10代 長野 当事者)

  • No.3

    発達障害の子どもの園生活は子どもにとっての過ごしにくさがたくさんあります。今はこの遊び、次はお遊戯、朝の会など、周りを見て状況を察することが難しいです。遊びから次の活動への切り替えが難しかったりすることも多々あります。なので写真を活動順に並べて見てわかる形で伝えてほしいです。言葉で、「後でできるから。」「もう終わりだよ、次はお外行くよ。」など言葉で言われても分かりません。目で見てわかる形で、どこに行くのか、なにをするのか、いつ好きなことが出来るのか教えてください。それだけでとても過ごしやすい場所になります。
    (ぺんぎんせんせい 女性20代 大阪府 その他・周囲の方)

  • No.2

    先生や講師の話を聞きながら、黒板やボードを見て、さらにノートを取ることができません。色んなことを同時に処理できないのです。予めノートに取るべきものをプリントして配っていただいたり、黒板やホワイトボードを写真に撮らせていただけると助かります。
    (どすこいさん 女性40代 神奈川 当事者)

  • No.1

    授業中に「先生のほうを見なさい」と言わないでほしかった。当時の私には勉強=丸暗記でした。下を向いて、耳だけで先生の話に集中するほうが覚えられました。板書を書き写すことを強要しないでほしい。また、細かくノートしていても馬鹿にしないでほしい。先生によっては、自分が書いたものをそのままノートに写すよう指示する人がいますが、私には向きませんでした。「黒板に白チョークで書かれた先生の文字」の記憶が却って邪魔になるからです。また「板書を書き写したノートを読んで授業を思い返す」機能がないため、「ヒント程度の言葉の羅列から授業内容を思い出す」ことも出来ません。キーワード程度の羅列の板書は私には役に立ちませんでした。板書の内容は先生が予め下準備をしていらっしゃることは重々承知していますが、それを受け入れられない生徒がいてもガッカリしないで欲しいのです。学びのプロセスは人によって違います。結果的に一定の成績が取れればOK、としてくれるとありがたかったです。高校時代になると板書を予めプリントにして授業前に渡されることが増えたのですが、板書を見ずに済む上、授業中も家でも同じプリントを目にする事になったせいか、気持ち悪さが減っていたように思います。
    (りりさん 女性40代 東京都 当事者)