困りごとのトリセツ(取扱説明書)

自分の感覚が
わからない

【投稿者の対処法】

  • ◎疲労感がわからないときは
    • ・身体に表れる変化で気づくようにする
    • ・決めた時間に休むようにする
  • ◎空腹感、満腹感がわからないときは、決めた時間に決めた量を食べるようにする。
  • ◆家族や周囲の人の工夫は
    • ・当事者に、疲労している、空腹、満腹であることを気づかせる

●対処のポイント

  • ◎食事や睡眠の時間を決めておいたり、「頭痛がする」「肌荒れがする」などといった、目に見えたり気づきやすい身体症状をサインとして休息を取るようにしたりと、自分の感覚がつかみにくい場合でも適切な睡眠や休息が取れるようにルール化しておくといいでしょう。
  • ◎周囲の人にあらかじめ相談しておき、自分が疲れているように見えるときは声かけをしてもらうなど、自分の状態を客観的に指摘してもらえるようにするのも一つの手です。

印刷して使える“わたしのトリセツ” 自分の困りごとと希望する配慮を周囲の人たちに伝えるのに役立ちます

コチラから(PDF)

どのような特性?

発達障害のある人の中には、特定の感覚が鈍磨であったり、外界や体内から受け取った刺激や情報をまとめ上げるのが難しい人もいます。そのため、「疲労感」、「空腹感/満腹感」、「痛み」などの身体的な感覚に鋭敏さや鈍麻がある、あるいは自覚するまでに非常に時間がかかったりすることがあります。

一般的な対策

疲労については疲労したときの個々の症状、頭痛がしてくる、ふらつく、ボーッとする、ミスが多くなる、などを手かがりにして自覚するようにしたり、「満腹感」に関してはあらかじめ食べる量を決めたりして対処する方もおられます。

▼みなさんからの困りごと・対処法

  • No.15

    ストレスを感じることができないことに困っています。身体的な疲労は動けなくなるまで疲れて初めて疲れていたことに気づきます。精神的疲労は本当にわからず、ADHDの合併症で適応障害と診断され、初めて気持ち的にも限界だったことに気付きました。
    (のん。 女性30代 香川 当事者)

  • No.14

    何かの作業等、やらなければいけない時、その作業をやり始めるまでに時間がかかってしまう。やろうと思うと、いつもだったら気にならないことがその時はやけに気になり、そちらの気になった方をやり始めてしまったりする。気になったことが終わり、いざやらなければいけないことに取り掛かろうとすると、何をするのか忘れてしまっている時がある。
    (ゆうとも 女性40代 千葉 当事者)

  • No.13

    ADHDの診断を受けました。そもそも時間の感覚がなく、シャワーで出てくる時間が25分〜1時間30分までバラバラで、お風呂場の中に時計を設置するまで一定になりませんでした。同じ作業をしているのに、40分ぐらいと思って出ると1時間20分経っていたりと、浦島太郎状態でびっくりします。
    (あずさ 女性20代 岐阜 当事者)

  • No.12

    何度も行ったことのある場所なのに、そこまでの道順が全く覚えられません。目的地ははっきりわかるのに、たどり着けないのが悲しいです。いざとなったらナビを使いますが、訓練のために毎回目的地から家までの逆の道順をシミュレートしてから出かけます。出発点が家じゃないとわからなくなるので、どこにいてもまず家に戻っています。
    (くじら 女性30代 宮城 当事者)

  • No.11

    歯痛、腹痛、胃痛、風邪による痛み…などなど肉体の痛みがあると、1日中苦しむ。頭の中でも「痛い、苦しい、助けて」と思い、リラックスできない。そして、病院の検査や治療も痛いし、怖い。また、運動による息苦しさ、目の前の風景の急激な変化に追いついていけない。火を見れば、炎の熱さや火傷に恐怖し、季節の変化でさえ、体(頭の中)が対応できない。
    (あかね 女性40代 神奈川 当事者)

  • No.10

    逆さ景色が異常に怖い。小学校の頃、鉄棒で無理に先生に回されて泣きました。プールで浮く感覚も怖い。逆立ちはできます。何で自分はみんなと違うって思いつつ、誰にも言えない。
    (らい 女性10代 東京都 当事者)

  • No.9

    特に寒さがわかりにくく、体が震えることで寒いと気づく。暑いときも汗をかいていることで気づく。鈍いことは逆に楽なんじゃないかと思い始め、体調を崩さない程度に付き合っています。
    (こう 男性20代 岐阜 当事者)

  • No.8

    耳は聞こえているが、テレビで何を言っているか分からないことがよくある。地デジになってから字幕が出るものが増えたので助かっている。しかし、映画は日本語吹き替えで日本語字幕が無いので少し寂しい。普通に話をしていても理解できないことがあり、よく聞き返したり質問したりしている。文字や図などあると理解しやすい。
    (生真面目 女性30代 茨城 当事者)

  • No.7

    物との距離の感覚が鈍くて、机にぶつかったり、つまずいたりすることが多いです。気がついたら腕や足にアザができていることが多々あります。
    (ぼたん 女性20代 埼玉 当事者)

  • No.6

    子どもの頃から肩凝りが酷い。気がついたら凄く力が入っているらしく、医者に行って「力を抜いて」と言われてもなかなか出来ない。距離感を掴みきれず、屈む度にどこかに頭をよくぶつける。「ゆっくりする」のが難しく、起きていると好きなことばかりして疲れをためてしまったりするので、休もうと思ったら布団に入ってごろごろ寝るしかないのが困る。
    (ゆきうさぎ 女性30代 三重 当事者)

  • No.5

    空腹という感覚がなく、お腹が空いたと思うより先に腹痛を起こします。最初は「お腹の調子が悪いのか」と思い、更に食べる量を減らしていました。違うと気づくまでに時間がかかりました。時間を決めて食べるのが1番いいと思います。朝食は8時、昼食は12時という風に。
    (りん 女性10代 大阪府 当事者)

  • No.4

    私が今困っているのは、状況判断が苦手ということです。何をどうしたら良いのかわかればすんなり動けるんですが、それがわからずに立ち止まることが多いです。最近は自分がどういうことがわからなくて困ってしまうのかなんとなくわかってきたので、できる限り質問などするようにしていますが、ここまで来るのに28年かかりました…。
    (あいすみきてぃー 女性20代 東京都 当事者)

  • No.3

    包丁で指を切っても痛みをあまり感じません。採血などの時、痛みをあまり感じないので注射器をじっと見てしまいます。転んだり、どこかで怪我をしても痛みを感じないので気付きません。子どもの頃、バイクが乗っているエレベーターに一緒に乗って排気筒?のところに足がついていたようで、火傷しました。全然気が付きませんでした。出産の時、陣痛が感じられずタイミングが合わせられなかった。
    (順子 女性40代 神奈川 当事者)

  • No.2

    お腹が空いているのかお腹がいっぱいなのか、自分は疲れているのかいないのか、好きなのかそうでないのか、の感覚がわからないため無理をしてしまうことに困ってます。
    (まるさん 女性20代 静岡 当事者)

  • No.1

    空腹という感覚が分かりにくく、体調が悪くなる。対処としては、決まった時間に少しでも食べる。飴やクラッカーを持ち歩いて、気持ち悪くなった時に食べてみる。
    (鴨子31さん 女性30代 愛知 その他・周囲)

  • No.7

    季節というものがわかっていない息子がいます。気温によって着るものを選べません。布団もそうです。エアコンも、季節の変わり目で使う必要がない日も、習慣でつけたがります。温度計を見たら一目瞭然で着るものがわかる。エアコンが必要かどうかが分かる。そんな、温度計があると助かります。
    (ケムケム君まま 女性50代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.6

    時間の概念が乏しく今のことだけが全てだった小・中学生時代。「以前こういうことがあったからこうなった」「今こうしたら後でどうなるか」など考えられない子でした。時が過ぎてから教えても分かりにくいので、その場その場で助言し考えさせました。今はなんとか大学生になり、彼なりにどうしたら良いか考える習慣が少しずつ付いてきているように見受けられます。
    (サチ 女性40代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.5

    娘は、歩くときや人とすれ違うとき、物を避けるときなどに、距離感や間隔が掴みにくいようで、体をあちこちにぶつけたり、階段から落ちたり、物を倒したりします。ひどい時は1ヶ月の間に階段、エスカレーターから3度転げ落ち、身体中傷だらけになることも。外出すると心配です。
    (だいふく 女性20代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.4

    お風呂は毎日入り着替えもしますが、洗顔や歯磨きはほとんどしません。髪も乾かさないのでボサボサ、メイクもしません。あまりだらしがないと社会生活を送る上で支障が出ると伝えますが、必要性を感じないのか、不器用過ぎてできないのか、身だしなみを整えることが難しいようです。服は毎日清潔な物を着せ、歯の矯正をしたり、ストレートパーマをかけさせたりしました。
    (わん 女性50代 愛知 当事者の家族・親族)

  • No.3

    20歳の娘はADHDです。大学生になった頃から状況判断が以前より出来なくなりました。疲労感覚も麻痺しているため自分の体の悲鳴に気付かず、倒れて初めて反省します。目先のことだけしか目にも頭にも入らず、後で大変な思いをする、の繰り返し。あまり細かく注意をすると癇癪を起こしてしまって逆効果なので、もう心身的に限界だろうと思う頃に注意をするしかありません。
    (こぶた 女性20代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.2

    好きなものは食べ過ぎて、しんどくなったり、加減がわからないと訴えます。どの辺りがしんどさの限界なのかも、感覚的にわかりにくいようで、我慢をしてしまうことがあります。決まった量の食事を用意したり、バーベキューや中華など、自分で食べる量が決められない場合は、こちらが声かけ(コントロール)して注意を促します。
    (Ako 女性40代 大阪府 当事者の家族・親族)

  • No.1

    当事者の長女を見ていて、明らかに疲れているなとかストレス感じているなと思っても、本人は全くわからない、自覚が無いと言う。休憩するように話すしかない。
    (夢璃愛 女性50代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.2

    眩しい、暑い、煩い、臭いなど…、もし身の回りにいる発達障害者がそのようなそぶりを見せていたら、優しく今どの感覚過敏で悩んでいるのかを尋ね(「どうしたの?」と訊くのではなく「眩しいの?」「煩いの?」と具体的に)、出来る対応を取ってください。特にお子様の場合は語彙力が少なく自分でも何に不満を感じているのかが分かりません(少なくとも私の子供時代の時はそうでした)。
    (ゆん 女性30代 茨城 当事者)

  • No.1

    自分の気持ちや感情に当てはまる名称がわからず、レポートや感想文が書けません。絵でなら表せるかも、などと提案しても文字以外は許さないといった言葉や空気しか返ってこないので困り果てています。それは本当に文字である必要があるのか、他のものについても絶対にそれである必要はあるのか、考えてほしいです。
    (あっちゃん 女性10代 北海道 当事者)

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