困りごとのトリセツ(取扱説明書)

偏食・味や
臭いに敏感

【投稿者の対処法】

  • ◎外出の際は、マスクを着用する。
  • ◎好きな香りのアロマオイルなどを持ち歩き、それを嗅ぐ。
  • ◎苦手な食べものは、無理に食べようとしない。
  • ◎料理の味付けがわからないときは、レシピどおりにつくる。
  • ◎ガムを噛む。
  • ◆家族や周囲の人の工夫として
    • ・本人に無理に食べさせようとしない(子どもは成長とともに食べられるもの・食べられないものが変わることがある)
    • ・調理方法を工夫する

●対処のポイント

  • ◎子どもに偏食がある場合は、食べやすくなるような工夫をすることも一つの方法です。
    • ・なめらかな食感にする、細かく刻むなど、その子に合わせた調理法にする
    • ・バイキング形式で、食べられるものだけ選んで食べられるようにする
  • ◎子どもに献立作りや調理に参加してもらうなど、主体的・能動的に食事を楽しめるようにすると、食べられるものが増えることがあります。

印刷して使える“わたしのトリセツ” 自分の困りごとと希望する配慮を周囲の人たちに伝えるのに役立ちます

コチラから(PDF)

どのような特性?

発達障害のある人の中には、嗅覚・味覚に過敏性や鈍麻のあるケースがあります。

嗅覚過敏は、特定の臭いが苦手で、そこに近づくこともできなくなります。

味覚過敏は、普通の「好き嫌い」とは違い、口の中の感覚が過敏であるため、特定の食べ物を口に入れることもできないこともあります。食べ物によっては、味覚だけでなく、食感に過敏性のある人がいて、パサパサ・ドロドロしたものなど特定の食感が苦手な人もいます。逆に、嗅覚・味覚が鈍麻なために、特定の味や、臭い、極端に刺激の強いものを好む場合もあります。

※嗅覚・味覚の過敏性はASD(自閉スペクトラム症)の人に多い特徴です。ただし、ASDの人の中でも嗅覚・味覚過敏のない人もいます。過敏性があるからといってASDとは限りません。

周囲からは
こんな誤解をされている

当事者にとっては、食べたくても、味や匂いの刺激が強すぎたり、食感が苦手で食べられないものが多くあります。
でも周囲からは「我慢が足りない」「わがまま」「親の育て方が悪い」などと責められたり、無理に食べさせられたりすることもあります。

一部の食わず嫌いについては、成長にともなってある程度改善することもありますが、単に叱ったり諭したりすることでは解決しません。
また、食べることを強要されると苦手意識がより強くなり、食事自体もつらくなることがあります。

▼みなさんからの困りごと・対処法

  • No.38

    私はASDで、聴覚と嗅覚過敏があります。特に嗅覚過敏が辛いです。
    中学生まで鼻詰まりが酷くて気付かなかったのですが、症状が軽くなってから、洗剤や柔軟剤、芳香剤、香水のにおいを嗅ぐと気分が悪くなってしまいます。
    現在、自分の部屋以外では天然香料の精油を適量染み込ませたガーゼをマスクの内側に当て、自分が使う物(シャンプーや石鹸など)を無香料の物に変えて過ごしています。
    (サキコ 20代 女性 宮城 当事者)

  • No.37

    ダメな臭いを(合成洗剤&それ用の柔軟剤(ようするに石油系合成香料)とタバコ(シケモク臭)あとは家畜の尿と農薬臭等)嗅いでしまうと頭痛・吐き気・喘息が出てしまうことがあります。
    対処法は自分の好きな匂いを作る(天然アロマ合成でルーム&ボディーコロンを作り、イヤな臭いがしたら空調を使った強制換気後にコロンを使う)ようにしています。
    (男性 40代 京都府 当事者)

  • No.36

    私は臭いに敏感なので、臭う物から遠ざかるように心掛けてます。パーティーや飲み会などの場所は臭いに負けてしまうので時間を決めて退避行動しています。自分の我慢の限界時間を知り、事前に滞在時間を幹事に伝えて、決めた時間で帰るようにしています。
    (ホンタロー 男性50代 群馬 当事者)

  • No.35

    味覚過敏があります。ハッカ系のものがダメです。トローチなども舐められない為、喉風邪を引いた時は蜂蜜などを利用して痛みを取ります。また、歯磨き粉などもダメなため、子ども用のものを使用しています。学校の授業で口腔ケアの練習をした際は洗口液を水で薄め味がしないようにしました。
    (花流夢 女性20代 高知 当事者)

  • No.34

    ASD当事者で、気管支喘息です。吸入薬のスプレータイプのスイッチを押すのと吸うを同時進行で出来ません。発達障害に理解がある病院で、一瞬で終わるスプレータイプの吸入薬に鼻と口を覆うカップを付けてもらい、吸入し、すぐうがいをする様にしたら、生臭さは有りますがちょっとの我慢で出来るようになりました。
    (りら 女性10代 愛知 当事者)

  • No.33

    自閉症スペクトラム当事者です。食べられる物は数えるほどしかなく、食べたくないのに無理矢理食べさせられることもあり、食事の時間は苦痛でした。思春期に入った頃から食欲旺盛になり、いろいろな物を食べられるようになりました。今は小3の息子(ADHD)が酷い偏食ですが、成長すれば食べられる物が増えてくる、生きるのに必要な栄養が摂れていればそれでいいと思うことにしています。
    (ジャスミン 女性30代 埼玉 当事者)

  • No.32

    水分を含んだら柔らかくなり潰れるとべちゃっとする物が苦手です。たとえば、ハンバーグのつなぎに牛乳に浸したパンが使われているハンバーグが苦手です。パンではなく麩を使うレシピを見つけて、自宅でハンバーグを作る時に麩を使ってみたところ、不快なふにゃつきやベタつきがなくなって、とても食べやすかったです。それ以降、麩を使っています。
    (綾瀬 女性10代 滋賀 当事者)

  • No.31

    外食時などの、タバコの匂いがニガテです。なるべく禁煙のお店を選びますが、どうしても数人で行く場合、喫煙可のお店に行かざるを得ない時、お店の方に「喘息を持っているので、喫煙者から離れたテーブルでお願いします」と、一言告げるようにしています。
    (睦子 女性50代 静岡 当事者)

  • No.30

    ADHDと診断されました。私は金属製のスプーンやフォークから伝わる金属の味や食感に不快感を覚えます。ですので、普段はプラスチック製のスプーンやフォークを使っています。プラスチックだと刺激も少なくて、食べ物の味が直接舌に届くのでとても快適ですよ。この方法に気づいたとき、大発見や!!と我ながら思っちゃいました(笑)外食のときは、我慢しています。
    (Bambicco 女性30代 滋賀 当事者)

  • No.29

    人の口臭、皮脂、タバコの臭いが苦手です。夜間の専門学校に電車で通っていましたが、電車内の臭いに過敏でパニック障害と鬱を併発、休学することになりました。対処法はなるべく電車に乗らないこと、苦手な臭いを感じたらすぐに車両を変えることです。
    (わー 20代 神奈川 当事者)

  • No.28

    自閉症スペクトラム ADHD傾向の当事者です。外出時、特に音と特定の匂いでものすごく疲れます。対処法として耳栓と冬はマフラー(夏はハンカチ)で鼻を覆って外出すると凄く快適でした。
    (上山 女性10代 長崎 当事者)

  • No.27

    日常生活で比較的よく出てくるシャキシャキする食べ物が苦手なので、細かく切ったり、火が通るまでよくゆでたりしています。また、周囲には「どうしてもこれだけは食べられない」という食べ物をあらかじめ伝えておき、自分でも調理法や角の立たない断り方を身につけるなど、苦手な食べ物に対して向き合う姿をみせれば相手も分かってくれることが多いです。
    (カスピ 女性20代 岩手 当事者)

  • No.26

    自分にコントロールする権利の無い密閉された部屋で、沢山人がいて人いきれを感じたり、色々な臭いがしたり、温度が不快だったりすると「もう無理」と感じる。普通の人より敏感で困る。窓を開けても、すぐ閉められたり不思議に思われたりする。仕方がないので、気に入っているアロマオイルをスプレー容器に入れて持ち歩き、不愉快になったら自分の周囲に吹いている。
    (チーズ 女性30代 静岡 当事者)

  • No.25

    私は味覚鈍麻です。他の人だと味がない・薄いと認識するような味付けも、濃いと認識する味付けも、同じ味に感じます。一番困るのは自分で料理した物に味付けをして家族に出す時です。自分で味見をしてもわからないので、必ずレシピを探し、それと同じ分量で味付けをするようにしています。家族にも、好きな味付けはレシピにして分量を明記してもらうようにしています。
    (さくらんぼ 女性20代 岡山 当事者)

  • No.24

    子どもの頃、お肉・お魚を食べられませんでした。匂いが臭いのと食感が気持ち悪く飲み込めませんでした。成人して食べられる物はかなり増えました。さらに自炊するようになると、材料や栄養への理解が深まり興味が持てました。両親が大人になればいずれ食べられるようになると言って、食事中に無理強いしなかったのが今に繋がったと思います。
    (匿名 女性30代 東京都 当事者)

  • No.23

    苦いもの、刺激のあるものが苦手です。歯磨き粉は子供用の低刺激のものを使用しています。それとシャンプーやボディーソープ等、前置き無く匂いが変わると、混乱して使えません。前もって覚悟しているといつもと違うものでも耐えられますし、混乱せずにすみます。
    (あき 20代 広島 当事者)

  • No.22

    百貨店の中などに入っている食べ物の匂いや、化粧品の匂いで苦手なものがあります。水道水が臭くて歯磨きをすることも、うがいをすることも出来ません。汗の匂いやたばこの匂い、排気ガスの匂い、地下鉄構内やお店の中でのトイレ臭も苦手です。気持ちが悪くなります。なるべく匂いから遠ざかるくらいしか今のところ対処できません。
    (ぴんく 女性40代 福岡 当事者)

  • No.21

    弾力のある食べ物の食感が本当に苦手です。弾力のある肉・魚・貝類は味が大丈夫でも、噛みきれないから飲み込むタイミングがわからないから食べられない。こんにゃくなどはいくら噛んでも固体感があって、弾力が残っていてしんどい。できるだけ食べないようにしています。将来、人付き合いで食事に行かなければならなくなるのが怖いです。
    (ななまるちゃん 女性10代 東京都 当事者)

  • No.20

    洗濯洗剤など、とにかくにおいのするものは気持ち悪くなって吐きそうになります。特にラベンダーがダメです。家の洗剤は、無香料の石けんに変えました。シャンプーも石けんにしました。バリウムは鼻から入れるやり方にしてもらいました。
    (ちよこ 女性50代 静岡 当事者)

  • No.19

    31歳の時に発達障害とわかりました。嗅覚・味覚過敏があり、バリウムを飲む胃のエックス線検査が受けられません。健康診断の項目に入っていてもエックス線の項目だけキャンセルしてしまいます。将来、もし胃の病気になった時に、検査が受けられるか不安です。
    (みー 女性30代 愛知 当事者)

  • No.18

    家のなかで姉がヘアスプレーを使ったり、学校で体育の後にみんなが制汗剤を使ったりすると、いろんな匂いが混ざって気持ち悪くなったり、頭が痛くなったりします。学校の場合、教室から出たり、タオルで鼻を塞いだりしてしのぎますが、家だと、玄関から出て30分くらい外にいます。換気扇を回してなんとか家に入れるくらいです。
    (さくら 女性10代 愛知 当事者)

  • No.17

    私は幼児期、偏食がひどく、食べられるものが少なくて、母も祖母もどうやって食べさせようか悩んでいたそうです。そのためか、小学1年生ぐらいまで体が弱く、一時期は病弱児の養護学校に転校させる案もあったそうです。小学2年生頃から食べられるものが増え、それとともに体も強くなりました。対処法は、特に大人になってからですが、少しずつ食べてみて、それから量を増やしてみる、というものです。大人になってもレパートリーが増える可能性は大有りですよ!
    (一二三 男性40代 長崎 当事者)

  • No.16

    臭いや味に過敏です。決まった飲み物、食べ物しか食べれません。外食も決まった場所しか行けません。なので自宅で調理します。微妙な調整が可能な顆粒の出汁、練ってある中華スープを使います。
    (一生 男性30代 岐阜 当事者)

  • No.15

    子供の頃から弁当は匂いが混ざりあって食べられなかった。学校の給食でも八宝菜などの具材が混ざっているのも食べられなかった。どうしても弁当を食べなければならない時は、ご飯とおかずを一品ずつタッパーに分けてもらっていた。
    (ヒロ 男性40代 岐阜 当事者)

  • No.14

    味覚や色彩感覚が人とずれているのか、友人が美味しいというものを「のどに貼り付く感じがして吐きそうになる」と感じたり、綺麗と言われる色の組み合わせが気持ち悪かったりします。個性と言われればそれまでですが、食事の時に気を使うので、疲れてしまいます。味よりも食感や温度にこだわっているようで、どうすれば皆と同じものを美味しく食べられるようになるのかを困っています。
    (HARE 女性20代 山梨 当事者)

  • No.13

    塩素の臭い、シンナーの臭い、ソラマメをゆでる臭い、学生の頃は学校での和紙を作る時の臭いなどが苦手で吐き気がすごくします。対処法はマスクをしたり、できるだけ近づかないようにすること、家では私がいないときや、違う部屋にいるときに作業してもらうようにしています。
    (マロン 女性20代 東京都 当事者)

  • No.12

    化粧品売り場や女性専用車両がダメ。百貨店の1階に設けられていることが多い化粧品売り場が辛いです。親に連れられて百貨店に行くと、息を止めて走り抜けていました。今でも鼻で息ができません。化粧をするときも、臭いのないものを選んでいます。化粧品売り場だけでなく、混んでいる女性専用車両もきびしいものがあります。
    (じゅん 女性40代 茨城 当事者)

  • No.11

    匂いに敏感で、特に犬を飼っている人は、ダメです。臭くて臭くて、それにより、頭痛がしたり、イライラしたりしますので、なるべく離れたり、避けたりを心掛けています。
    (桃太郎 女性50代 新潟 当事者)

  • No.10

    各種感覚過敏を持っています。特に酷いのが嗅覚で、香水や芳香剤、香料入りの洗剤、柔軟剤でも嘔吐します。公共交通機関の臭いもダメで、電車やバスの中の人の臭い・車体自体の臭い(残留洗浄剤など)に耐えられず、移動はほぼ自家用車。周囲の方には、化学物質過敏症と伝えています。
    (ふぅ 女性40代 大阪府 当事者)

  • No.9

    味覚過敏で、食べられない物が多いのですが、嫌いとか苦手じゃなくて食べられないのです。無理矢理食べさせられると、出しちゃうので、食べられません。不登校になってコンビニのおにぎりかサンドイッチしか食べられなくなったので強制的に食べさせるのは意味がありません。しばらく自分の食べたい物しか食べなくなりました。そうしたら、3年後にはいろいろと食べられる物が増えてきました。
    (宇宙 女性10代 福井 当事者)

  • No.8

    子供の頃から食べられないものが、いまだにある。外食の時は、ワンパターンになるが、好きなメニューをいつも注文することで対応している。自宅では、家族と別メニューの、自分の食べられる物を食べる。気分が悪くなったり、具合がわるくなるよりはと思い、好きな物を食べるようにしている。
    (睦月七草さん 女性40代 大阪 当事者)

  • No.7

    ビル内の窓がない場所にある空間で仕事をしているので、換気が出来ないんですね。なので、人が部屋を出た後は、季節問わず、備え付けられている扇風機を回します。これでだいぶ変わります。
    (にしむーさん 男性30代 石川 当事者)

  • No.6

    特定の香水が苦手で、嗅ぐと頭痛がする。対処法はその場から離れる、ガムを噛む、マスクをする等。そして、自分でそのことに気がついてから接客業は避けるようになった。
    (鴨子31さん 女性30代 愛知 当事者)

  • No.5

    タバコや香水のニオイで気分が悪くなったり咳が出てしまう。また、最近流行りのフレグランス洗剤や柔軟剤も同様の症状が出るので、人ごみや電車の中が辛い。外出時にはマスクが欠かせない(ハンカチで口を押さえると角が立つが、マスクならごまかせるので)。
    (ピーちゃんさん 女性 20代 埼玉 当事者)

  • No.4

    タバコの臭いが劇的にダメで、ショックで倒れてしまうことがある。「タバコの臭いがする場所に行くと、救急車を呼ぶ必要が出てくる可能性が非常に高い」と伝えている。

  • No.3

    自分の働く場所に、布・空間用のスプレー消臭剤を置くことを許可された。
    (男性20代 当事者)

  • No.2

    電車に乗ると人の臭いで酷い疲労感に襲われ、通勤が困難。疲れやすいので、時々、休憩が必要であることを伝えている。どうしても電車に乗らないといけないときは、マスクにお気に入りのアロマオイルを付けてしのいでいる。
    (女性40代 当事者)

  • No.1

    マスクをして匂いが一気にこないようにしている。感覚遊びが出来るものをいつもそばにおく。
    (女性40代 当事者)

  • No.27

    娘の偏食は強要すれば悪化するので放っています。修学旅行等で皆が食べているのをみて、自分から食べてみようとする、それを大事にしています。ただ、便通はよくしてあげないと学校では我慢してしまっているようなので、気にかけてあげています。雑穀米を小さなおむすび(小豆など苦手なものはとる)にして、海苔でつつんでしまうと、そういうおむすびだと思い食べてくれます。
    (花ちゃんママ 女性10代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.26

    高校1年の息子です。味覚の過敏も周りの理解が難しいです。わがままとの線引きが難しいからです。冷めたご飯は、味が違うと感じるようです。普段は保温ジャーのお弁当で対応しています。幼稚園の時は、電子レンジでお弁当を温める許可をもらっていました。成長とともに、おにぎりだけは食べられるなど、柔軟になりました。慣れもあるかと思います。
    (たんぽぽ 女性40代 熊本 当事者の家族・親族)

  • No.25

    双子6才の長男が、自閉症スペクトラムで、熱々の食べものしか食べません。80度以上のご飯、うどん、パスタ、焼き魚など。家では、自分で食べず私が食べさせています。小1になり学校では、自分でイヤイヤ食べている様です。カロリーを取るために、いまは、食べさせる方を優先させています。
    (雅美 女性40代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.24

    もうすぐ小学3年生になる自閉症スペクトラムの息子。味覚、感覚、こだわりは、本人の主張がしっかりしてきて、より確立されてきた様に思います。食べ物は、自分の想像している味や、食感、温度などと少しでも違うと食べられず、温め直させられたり、しばらくそのメニューは食べなくなったりするので、出来る限り、いつもの好みの感じにして、曜日でメニューを決めています。
    (ドン子しいたけ 女性40代 大阪府 当事者の家族・親族)

  • No.23

    もうすぐ4歳になる娘が先月ASDと診断されました。診断を受けてから特徴として感覚過敏が存在すること、今までわがままや娘の気にしすぎではなく本当に辛くて訴えていたんだということを知り、娘に申し訳なく思いました。主人は娘の感覚過敏にあまり理解がなく、「本人が1番辛いんだから優しくしてあげて」と頼んでも、イライラして「無理だ」と言って娘を遠ざけます。
    (さにー 女性30代 福島 当事者の家族・親族)

  • No.22

    娘(軽度知的障害、自閉症スペクトラム)が幼少のころ、ある日突然、白米を食べると吐くようになりました。それからはふりかけや味つけご飯の日々に。「おかずを一口食べてすぐご飯を一口食べたら、お口の中で味付けご飯になるから大丈夫よ」と練習をしたのですが、初めは白米を口に持っていくだけでも吐きそうになっていました。現在は「一口食べ(おかず+白米)」で食べてくれるようになっていますが、お弁当には必ずふりかけを持参しています。
    (たれぱんだ 女性40代 滋賀 当事者の家族・親族)

  • No.21

    味覚、感覚過敏で、特に野菜の繊維を敏感に嫌がります。野菜はときどきポタージュスープにしています。鍋に直接入れられるブレンダーを使うと、鍋一つで作れて楽チンです。気が向いた時だけ作って、私も無理していません。食べるのがイヤにならないように、まずはカロリーをとっていればよしとしています。親も子も食事が苦痛にならないことが一番大切かと思います。
    (あっこ 女性40代 和歌山 当事者の家族・親族)

  • No.20

    生まれた時から口腔感覚過敏があり、6才になる今も食事が出来ません。哺乳瓶のみ口に入れる事が出来ます。今も離乳出来ず、食べ物は怖いと言います。お腹が空く感覚には鈍感で、他の楽しい事や生活の流れに気が向いてしまうため、勧めてもミルクさえ拒否することがしばしばあります。無理に食べさせるたり、食べることを促したりはせずに、集団生活に受け入れて欲しいです。
    (つばめ 女性40代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.19

    私の息子は秋になると必ず1〜2ヶ月ご飯を受けいれなくなります。2年前に耳鼻科へ行ったところ慢性鼻炎、蓄膿になりかけていることがわかりました。自閉症の息子は鼻の症状が上手く伝えられず、まずいご飯を食べていたかもしれません。不思議と今では多動も落ち着いている気がします。それから耳鼻科へは定期的に通い、診てもらっています。
    (すずらん 女性40代 静岡 当事者の家族・親族)

  • No.18

    息子が自閉症、ADHDです。触覚、味覚が過敏で食べられるものが極端に少なくて困っていました。妻は栄養相談などあちこちに相談しましたが、最終的には「お母さんの工夫が足りない」と言われて凹んで帰ってきていました。最終的にウチでは「お菓子でも何でもいいから食べたらOK!」ということにし、息子に無理強いをしないようにしました。今は小学5年生になり、学校の給食や友達の影響もあり、自分で挑戦しています。
    (お母さんを責めないで 男性50代 大阪府 当事者の家族・親族)

  • No.17

    せんべいは食べられるのに、ウィンナーの皮がかたくて食べられないと言って必ず剥いて食べる。初めて見る食べ物は震えて食べられない。でも初めてのものでも食べられる事がある。など、私には理解出来ない感覚があるみたいです。でも受け入れて無理に食べさせないなど対策をしています。
    (あおママ 女性20代 北海道 当事者の家族・親族)

  • No.16

    自閉症スペクトラムの3歳男児。過度の偏食で食べられるもののほうが少ないですが、その食べられる物も成長するに連れて食べられなくなることもあります。もともと食べられる物が少ないので親としては困って焦り、前食べられたんだから食べなさいと言いたくなりますが成長とともに感覚が今まで気づけなかった苦手に気づいているということらしいので無理強いせずただいつでもチャレンジはできるようお皿には載せています。
    (ゆり 女性30代 愛知 当事者の家族・親族)

  • No.15

    小1の娘。給食の牛乳が飲めません。チーズ、ヨーグルトはむしろ好きな方ですが、牛乳は吐いてしまいます。日本の学校はとにかくみんなと同じようにしよう、好き嫌いをなくそう、頑張ろう、の一方向性。泣いて頑張る我が子に、そこまでして頑張る必要があるのか自問自答の日々です。栄養的には大丈夫なのだから、飲まなくて良いよと言ってあげたい。でも、ダメな母親というレッテルが怖くて、娘に結局頑張れとしか言えない。
    (もも 女性40代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.14

    とにかく匂いに敏感なのでデパ地下等には行けません。対処法としては自分の安心するハンドタオルにラベンダーのアロマをたらして、ずっと口にあてています。
    (夢璃愛 女性50代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.13

    3歳の息子は初めての物は基本食べられない食わず嫌い。決まった食べ物を好み、嫌いな物は皿に乗っていることも、許せない。栄養が偏って痩せてしまっても、食べることが出来ない。スモールステップで、自分の皿にのせておく。一口舐めることから始め、好きな物に微量ずつ混ぜて、本人が気づかず食べている時に、すかさず食べられた事を褒めたりする。3ヶ月で初めてのものでも一口食べて見るまでに成長。
    (ゆーママ 女性30代 埼玉 当事者の家族・親族)

  • No.12

    偏食が障害と関係あると分かるまでは無理やり食べせようとしていました為、娘にとっては「食事=苦痛」だったと思います。幸いなことに、幼稚園から大学の現在までお弁当なので食べられない物は当たり前のように残したり、今では私も入れないようにしています。また、本人が偏食を恥ずかしいと思っていないので、友人との外食でも平気で気負うことが無い様です。
    (大福 女性40代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.11

    タバコの臭いがたまらなく嫌。日頃はほとんどにおいを感じ取ることができません。百合の花等とても好い匂いがしていると妻が言っても全く感じ取れませんし、おいしい料理の香りも感じ取れません。しかし、タバコだけは、自分を中心に半径10数mの距離感でも感じ取れます。車で窓を閉めて走行中でさえも、信号待ちで徐行中に隣の車線を走っている車で喫煙している臭いさえ感じ取ってしまいます。
    (ロングビーチ 男性70代 熊本 その他・周囲の方)

  • No.10

    幼稚園の時は、お弁当が3年間同じオカズとご飯でした。小学生の時は、給食が食べられず、おにぎりを持たせました。中学生現在、おにぎりを毎日持って行きますが、食べられる給食が増え、おにぎりを持ち帰るようになりました。食べられないのは、わがままと思われがちですが、偏食を持っている本人たちにとっては、給食時間が1番辛い時間だといつも言っています。学校側と話し合いをして、対応をしています。
    (ジラフ 女性40代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.9

    小一の息子がASDです。特定の食べ物(大きめのかぼちゃ、きゅうりなど)を口に入れると、嘔吐反射があり、もどしてしまいます。家では、食べやすい大きさに切ったり、他の食べられるようになった野菜で栄養を取るようにしています。学校の給食は、食べる前に自分で食べられない物を取り除いていいことになっています。
    (ASDの長男をもつ母 女性30代 宮崎 当事者の家族・親族)

  • No.8

    食感の感覚過敏で単体の食材しか食べられないので、学校給食がほとんど食べられなった。給食で食べた物は白米、焼き魚、食パン、牛乳程度。給食の完食を求める小中学校には偏食を理解してもらえなかったので、アレルギーで食べられないと説明した。給食のメニューをチェックし、食べられない物ばかりの場合は米飯を持参させた。
    (クワトロの母 女性40代 静岡 当事者の家族・親族)

  • No.7

    カレーやシチュー、煮物、味噌汁。息子は食べられないものがどんどん増えてきています。ドロドロしたものが食べられません。フォローとして、野菜などが足りない場合はサラダや野菜炒めを副菜で用意します。もしくは野菜ジュースなど。
    (yuzyu 女性40代 東京都 当事者の家族・親族)

  • No.6

    自閉症スペクラム、ADHDと診断された7才の子がいます。初めて食べるものは嫌がることが多い気がしますので、無理強いはせず、本人のタイミングを見計らって食べさせてみたりしてます。親と一緒に食べるのも大事みたいで、「やったね!出来たね!」という言葉かけでポジティブに持っていって成功体験を積ませてあげてみてください。お医者さんの「別にそれを無理に食べなくっても他で栄養は取れます。」でだいぶ吹っ切れました。
    (ちゅんちゅんママ 女性30代 福岡 当事者の家族・親族)

  • No.5

    3歳の自閉症スペクトラム障害の息子は、嗅覚が過敏で、緑色の野菜や、芝生の匂いがダメです。匂いが消えるように、調理を工夫したり、好きなものだけを食べるようにさせています。
    (ぴあん 女性40代 佐賀 当事者の家族・親族)

  • No.4

    小1の息子が偏食です。今まで何をしても食べられる物が増えなくて悩んできました。でも、「それが本人の幸せかどうか」を私も考えるようになってからは前向きに考えられるようになりました。息子が食べられるものを作って、時には工夫をし、楽しく笑って過ごせる食事の時間を作るように今は心がけています。「食」にとらわれすぎず、私が笑顔でご飯を食べていることが、息子の偏食を改善できる一つの手段と思っています。
    (なおこう 女性30代 千葉 当事者の家族・親族)

  • No.3

    5歳の息子は非障害の自閉スペクトラムと診断され、味覚過敏があるとわかりました。味覚過敏は、単に味に繊細であるというのとは違い本人にしかわからない味の感覚で、体調によっても変化すると言われています。それがワガママだと判断されてしまうこともあります。絶対に無理に食べさせてはいけないとドクターから言われました。外食も偏食とは違い味覚過敏だと告げると持ち込みできることが多くなりました。
    (サリー 女性40代 神奈川 当事者の家族・親族)

  • No.2

    発達障害LDの子の親です。現在小6の男の子です。臭気が敏感なようです。3歳頃、動物園に行ったとき、臭くてすぐ帰ってきたことがあります。小学1年生の遠足で動物園に行ったときもダメでした。靴屋さんもゴムの匂いがキツイらしく入れない靴屋さんがあります。車の消臭剤も苦手なようです。対処法は、長い時間無理していないように協力しています。マスクはいつもバックに入れています。
    (しい 女性40代 宮城 当事者の家族・親族)

  • No.1

    学校へも「臭い」と言って行かない。担任には色々過敏なことを伝え、学校自体がうるさくて臭くて辛い場所だと伝えた。
    (女性50代 当事者の家族・親族)

  • No.10

    私は幼い頃から漬物類が苦手でした。最近ASD特性を持っていることが分かり、漬物類が苦手なのは味覚過敏によるものと気が付きました。漬物類を食べられないのは、私の努力不足でも甘えでもなく、仕方のないことだと思えるようになり、すっと気が楽になりました。
    このことに対して、私は自分でできる対策・対応として、飲食店で漬物類を出される時はその提供を遠慮したり、誰かと同席している場合は相手に「食べて欲しい」とお願いするようにしています。
    周囲の方へのお願いとして、無理に苦手なものを食べさせないようにしていただきたいです。
    食に関しての問題のため、どうしても日常から切り離せないのですが、甘えや好き嫌いで食べないわけではなく、身体が受け付けないから食べられないという感覚です。どうかワガママを言っているのではないということを分かって欲しいです。
    (藍波(あいなみ) 20代 女性 兵庫 当事者)

  • No.9

    幼い頃から野菜を中心に食べられないものがあります。口に入れると吐き気に襲われてしまって飲み込めません。金属製のスプーンやフォークが歯にあたったり口の中に入ったりするのがとても嫌で、プラスティックのものでないとつかえません。お皿にスプーンなどがあたって出るカチャカチャという音もとても苦手で、レストランなどは地獄です。せめてファミレスなどに、プラスティック製のスプーンやフォークを用意してほしいです。
    (くるる 女性20代 宮崎 当事者)

  • No.8

    最近、コンビニや図書館でコーヒーの匂いが余りにもキツくて耐えられません。特にお腹が空いている時はお腹が痛くなり吐き気がします。カフェなら仕方ないので近寄りませんが図書館でコーヒーサービスとかほんとにやめて欲しいです。
    (みんと 女性40代 兵庫 当事者)

  • No.7

    私は子供の頃から嫌いな食べ物が多いです。一番嫌いだったのが牛乳でした。匂いを嗅ぐだけで気持ち悪くなります。本人が「食べたくない」と言っている時は本人の気持ちを尊重してほしいのです。叱ったり、食べるのをすすめたり、無理やり食べさせようとしないで下さい。いつか本人が食べる気になったら、その時には応援してあげてほしいのです。私は年を重ねて食べれるものが少しずつ増えました。
    (りんこ 女性20代 東京都 当事者)

  • No.6

    カフェなどで、カップに油性ペンで文字や絵を描いてくれるところがありますが、それが苦手な人がいることを知ってほしい。油性ペンが滲んで、飲み物に溶け出している気がしてしまうのです。
    (そるん 男性10代 福井 当事者)

  • No.5

    息子は、自閉スペクトラムです。偏食がとにかく大変で、1番困るのが、飲み薬です。シールタイプのお薬の種類をもっと増やして欲しい。
    (ひさちゃん 女性40代 兵庫 当事者の家族・親族)

  • No.4

    味が沢山混ざるのが嫌です。無意識に同じものばかり食べますから、栄養のバランスが悪くなるのは間違いないです。栄養療法がもっと、進んで欲しい。
    (Mrs.GAGA 女性30代 宮崎 当事者)

  • No.3

    臭いの強いものは食べられない。ニンニクやキムチや香辛料は、嗜好品なので好き嫌いがある。職場や旅館、登山の際の食事には持ってこないでほしい。
    (犬の鼻 女性50代 東京都 当事者)

  • No.2

    臭いの強いもので鼻が痛くなる。芳香剤や柔軟剤など、いた所に臭いが強いものがたくさんあって、辛いです。自宅には香りの少ない洗剤や、芳香剤を置かないことで生活できていますが、世の中が香りブームで、子供の給食袋など外部から持ち込まれるものから発する臭いで吐きそうになります。企業側でも対策を取ってほしいと思います。
    (にこぽんさん 女性30代 広島 当事者)

  • No.1

    特定の食べ物の食感(インゲンやカボチャの皮、ナスの皮などが歯とこすれてキュッという音がする)が嫌で食べられない。全身の毛が逆立ち、すっと血が引くような感覚に陥る。苦みを通常より強く感じていたり、痛みを感じることもある。そういったものは、単なる好き嫌いではなく、無理に食べようとするととてもストレスになるということを理解してほしい。
    (如月虹さん 女性30代 和歌山 当事者)